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楽しい人生を送るための健康生活情報ブログ

健康を維持するために必要なこと、必要な情報をお届けいたします。

拡張期血圧が高い理由とは?

高血圧

年齢が高くなるにつれて、血圧が気になる人は少なくないでしょう。

ですが、最近では若い人の間でも高血圧になる人が増えています。

その高血圧とは、生活習慣が主な原因であるため、生活習慣を改善すれば予防できる高血圧です。

今回は、若い人にみられる高血圧とその予防法についてご紹介します。

 

―拡張期高血圧とは―

若い人にみられる高血圧として多いのは、拡張期高血圧と呼ばれます。

まず、血圧とは、一般に「上」の血圧、「下」の血圧と呼ばれていますが、これはそれぞれ収縮期血圧、拡張期血圧のことを指します。

そして、「収縮」と「拡張」とは、心臓の状態を表しています。

心臓が収縮している、つまり、心臓がポンプとして体に血液を送り出している時の血圧が収縮期血圧といいます。

また、心臓が収縮していない時、つまり拡張している時の血圧を拡張期血圧といいます。

一般的には、高血圧というと、血圧の老化、つまり動脈硬化によって収縮期血圧が高い状態ですが、拡張期血圧高血圧とは、もう一方の拡張期血圧が高い状態をいいます。

 

 ―拡張期高血圧の原因―

拡張期高血圧の原因は、末梢血管の抵抗が増しているためです。

末梢の血管とは、体全体に血液を行き渡らせる比較的細い血管です。

年齢によって動脈は硬くなる傾向にありますが、抹消の血管は、生活習慣に大きく影響されます。

たとえば、肥満、運動不足、喫煙、飲酒によって末梢血管は硬くなっていきます。

そのため、若い人であっても、肥満傾向にあり、日常的に喫煙習慣があり、飲酒する機会が多い人だと拡張期高血圧になるリスクが高くなります。

 

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―拡張期高血圧の予防―

このように、拡張期高血圧は生活習慣が大きなリスク要因です。

しかし、逆にいえば、生活習慣が改善されれば、予防することができるのです。

まず、肥満防止すること、つまり体重を適正な範囲に維持することが大切です。

肥満は、血管に負担がかかるため、肥満の方には高血圧の人は少なくありません。

そして、運動する機会をもつことです。

 

現代の生活では、意識的に運動する機会をつくらないと、運動不足になりがちです。

便利な生活に甘えないように、ちょっとしたことで体を動かすことができます。

たとえば、エレベーター、エスカレーターを使わず、階段を使ってみたり、通勤電車は一駅前で降りて、一駅分歩いてみたりすることで、日常生活に運動を取り入れることができます。

また、喫煙、飲酒が習慣化している方は、節煙、ほどほどの飲酒を目指してみるのもいいでしょう。

禁煙、禁酒として、完全にやめることはすぐには難しいかもしれません。

ですが、喫煙でしたら、1本減らしてみたり、お酒であれば休日は控えてみたりなど、量を少し減らしてみることから始めると、ストレスをあまり感じずに予防することができます。

 

高血圧は年齢に限らず、若い人でも起こりえます。自分の体を大切にするためにも、生活習慣を改めてみましょう。