別に新海誠の美術を擁護はしないけど、ラッセンとアニメ背景師の描く風景はちゃんと切り分けられてる。
あくまで彩度高めにして余計な重さを取り除いてセル風に合わせたのがアニメ背景で、ラッセンは幻想性を持たせるためにエアブラシを多用している。
どこを強調したいのかが全く違うよ。
そしてアニメ背景のああいう雲だのなんだのという青春的モチーフは、Pixiv界隈では2009年時点からでも十分にあふれていたもの。
今になって新海誠はラッセンだなんてとても比喩として古いし、絵師世界の文脈を全く理解していないことを暴露したようなものだ。
そんな意味で宮崎健在の頃のジブリも、背景が男鹿和雄の時にかなり彩度を上げている。