連続テレビ小説 とと姉ちゃん(127)「常子、星野に夢を語る」 2016.08.29


(常子)これからも必要であればこうしてまた…。
(星野)いえ。
それは…。
お気持ちだけで十分です。
そうですよね。
すみません。
出過ぎた事を。
では失礼します。
(美子)星野さんともう会わないつもり?星野さんにはご家庭があるの。
大樹君も青葉ちゃんもお父さんの事大好きだし星野さんも2人の事大切に思ってる。
それにほら今はうちの子も大変だから。
うちの子?「あなたの暮し」よ。
フフフ。
パンない方?
昭和30年代粗悪な商品が多く出回り始めたため常子と花山は商品試験を始めました。
しかし本格化するにつれ社員だけで全ての試験を行う事が難しくなっていました
(康恵)私に任せな。
(扇田)康恵さん!私みたいな手伝いを連れてくるよ。
子育てに一段落した主婦の友達が結構いてねえ。
こうして一般の主婦をテスターとして雇う事にしました
・「普段から」・「メイクしない君が」・「薄化粧した朝」・「始まりと終わりの狭間で」・「忘れぬ約束した」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「真実にはならないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の」・「花束を君に」・「花束を君に贈ろう」・「愛しい人愛しい人」・「どんな言葉並べても」・「君を讃えるには足りないから」・「今日は贈ろう」・「涙色の」・「花束を君に」今どきの若い男性はアイロンもろくに使えないんだねえ。
本当ですね。
情けないねえ。
あっ私入れて10人ね。
お骨折り頂きありがとうございます。
いいんだよ。
それにあんたらもアイロン使える主婦の当てなんてろくにないだろ?結婚してないんだから。
そうですね…。
あっ悪気があって言った訳じゃないんだよ。
いえいえ。
私だってつい最近まで戦争未亡人だった訳だから。
ずっと気になってたんですけどどこで知り合った方なんですか?お相手の方って。
カフェーの時の客でね。
気に入られてさ。
へえ〜。
全然好みじゃなかったんだけど金は持ってたから。
フフフ。
それに向こうの連れ子が懐いちゃってさ。
それが何だかかわいくてねえ。
え〜今回皆さんにこちらにある10台のアイロンを使って試験して頂きたいのはアイロンの使いやすさです。
一日50枚のワイシャツにアイロンをかけて頂く事になるのですがその際こちらの取っ手の持ちやすさ重さ細かい部分のシワの伸びやすさなどどんな点が使いやすくどんな点が使いづらいのか…。
康恵が集めてきた主婦の仲間たちは早速働き始めました
どうですか?これすぐ熱くなるんだけど冷めるのも早くてね。
それだと頻繁にコードを抜き差ししないといけませんね。
ああ。
こりゃ面倒だね。
こっちは先っぽが全然熱くならなくて細かいところのシワが伸びないわ。
こっちのは持ち手がすぐ熱くなってやりづらいわ。
皆さん気を付けて下さいね。
(本木)いいですねいいですね。
あの…この角度もらいます。
普通にしていて下さいね。
彼女たちの声により具体的な試験項目が固まっていきました
よいしょと。
最高です。
ありがとう。
(花山)うん…どこも温度の上昇は早いみたいだな。
ああ…外国製よりも小さく設計されてるからですかね。
(緑)皆さん夜食用のお握り置いときま〜す。
ありがとうございます。
(扇田)こっちこっち下さい!
(寿美子)ちょっと待って下さい。
54321。
10分です。
せ〜の。
底板全体に均一に熱が行き渡るかを調べる試験や…
よし次は設定温度を最高にして30分。
電源を入れたまま置いておくとどれだけ柄が熱くなるかを測る試験
広海68度です。
はい。
ではここから30分置いていきます。
どんな小さな変化も見逃さないで下さい。
正確な結果を導き出すために試験は何度も繰り返し行われます
どうですか?水田さん。
(水田)温度試験50回分の平均値です。
20分たつと半分のアイロンは持っていられなくなります。
最悪火事にもつながりかねない温度ですね。
皆さん引き続きよろしくお願いします。
(一同)はい。
アイロンの商品試験は連日深夜まで及び2か月にわたって行われました
行ってきます。
行ってらっしゃい。
皆さん適宜休憩とって下さいね。
(一同)はい。
ぼちぼち終わりが近づいてきたねえ。
そうですね。
でもこんなに長い間お母さんを拘束してしまってお子さんたちがさみしがってないか心配で…。
そんな事ないよ。
うちに帰ったら飛んできて「今日は何したの?」って聞いてきてさ。
あら。
勝手に「あなたの暮し」を読んだりして。
母親が関わってる事が誇らしいみたい。
私も気分よくなって話しちゃうんだけどね。
そしたら目キラッキラさせて聞き入っちゃってさ。
かわいいですね。
まあね。
フフフフ。
あ〜常子さん。
はい。
印刷所に文句を言ったら金の話になった。
私じゃ分からないから話をつけてくれないか?またですか?はい至急!頼むよ。
はい。
その日常子は料理記事の確認のため森田屋に向かいました
こんにちは。
(宗吉)おう。
すみませんあの原稿の…。
(青葉)あっおばちゃま!
(青葉)おばちゃま!こんにちは青葉ちゃん。
大樹君も。
(大樹)こんにちは。
こんにちは。
(星野)たまにはみんなで外食しようかと。
そうですか。
はい。
ねえおばちゃま。
何でもうおうちに来てくれないの?それは…。
(青葉)次はいつ来られるの?クリスマスは?私の誕生日は?青葉。
常子さんはお忙しいんだから無理を言ってはいけないよ。
ごめんね。
(宗吉)何だよ。
つれねえ事言うなよ。
それとも何か?葉っぱのあんちゃんのところに行けねえ事情でもあんのか?いえ…。
(南)あっ大将。
ん?どうした?常子さんの持ってきた原稿確認しないでいいんですか?お〜そうだったそうだった。
お願いします。
オムライス食べようか。
青葉。
大樹は何食べる?カレーライスかな。
カレーライスにする?ありがとうございました。
(宗吉)おうまたな。
(扇田)皆さんのおかげで本当にはかどりました。
男たちがだらしなくて本当にすいません。
皆さん本当に今日はありがとうございました。
(扇田)ありがとうございました。
(主婦たち)さようなら。
お気を付けて。
さあ仕事!ねっ。
やりましょう。
あ〜一生分のアイロンがけをやってる気がするよ。
すみません。
アハハいいんだよ。
おかげで最近アイロンかけるのがうまくなったって旦那に言われてさ。
前の結婚の時はアイロンなんてあんまりかけなかったから。
前の死んだ亭主はそういうの無頓着な人だったからねえ。
再婚したからって前の人を忘れた訳じゃないんだよ。
今の結婚だって随分悩んだんだから。
…ってあんたに言い訳してもしかたないんだけどね。
いえ。
亡くなったからといって忘れられる訳ありませんから。
ただ子どもがいるからね。
私が生きている以上前向きにさ幸せになろうって思うようにしたのさ。
とと姉おばちゃん!あ〜たまき!たまき!
(鞠子)ごめんなさい。
近くを通りかかったものだから。
突然でお邪魔だった?ううん全然大丈夫。
康恵さんお久しぶりです。
久しぶりだねえ。
あんたがたまきちゃんかい?かわいいね。
おばさんは何してるの?常子さんに頼まれてどのアイロンが一番いいか調べてるんだよ。
とと姉おばちゃんに?そうだよ。
この人はとっても偉いんだから。
偉いだなんてそんな…。
本当よ。
とと姉おばちゃんはすっごく偉いのよ。
鞠ちゃんまでやめてよ。
いいえ。
たまきにはきちんと教えたいの。
いい?女の子がやりたい事をやって生きていくというのはとても大変な事なの。
もしもたまきが大きくなってたまきがやりたい事ができるような世の中になっていたらそれはきっととと姉おばちゃんみたいな人がいろいろと頑張ってくれたおかげだと思うの。
そっか。
大げさよ。
いいや。
私も鞠子さんに一票だね。
一人でどうこうなんてそんな…。
鞠ちゃんとみんながいてくれたおかげよ。
私もとと姉がいてくれたから好きな事ができたの。
大学にも行けたし文章を書く仕事もできた。
そういう時期があったからこそ今こうして結婚して子どもを育てて生活していく事のよさも分かるの。
(たまき)あっ赤トンボだ!あっこら!勝手に駄目よ!ただいま〜。
お父さんお帰りなさい。
お帰りなさい。
ただいま。
2人ともいい子にしてたか?
(2人)うん。
何してたんだ?本読んであげてたの。
大樹が読んであげたの?そう。
(なみ)お帰りなさい。
今日は早かったですね。
ええ。
仕事が早く終わったものですから。
なみさんももう上がって結構ですよ。
そうですか。
じゃあお言葉に甘えて。
(ブザー)私が。
こんな時間に誰だろう?誰かなあ。
…かなあ。
(なみ)旦那様お客様です。
はい。
お義父さん。
久しぶりだね武蔵君。
2016/08/29(月) 12:45〜13:00
NHK総合1・神戸
連続テレビ小説 とと姉ちゃん(127)「常子、星野に夢を語る」[解][字][デ][再]

康恵(佐藤仁美)の主婦仲間が集まり、アイロンの商品試験が本格的に始まる。忙しい日々を送る常子(高畑充希)だが、ある日、星野(坂口健太郎)と偶然出会ってしまい…。

詳細情報
番組内容
康恵(佐藤仁美)が集めて来た主婦仲間の協力を得て、ようやくアイロンの商品試験が本格的に始動する。常子(高畑充希)は多忙な日々を送る中で、星野(坂口健太郎)への思いを断ち切ろうとするが、星野一家と偶然再会してしまう。星野の娘・青葉(白鳥玉季)から「次はいつ来てくれるの?」と聞かれる常子。返す言葉が見つからず、その場を後にする。そんなある日、星野の元を義父・弓岡(志賀廣太郎)が突然訪ねてくる…。
出演者
【出演】高畑充希,相楽樹,杉咲花,ピエール瀧,坂口健太郎,佐藤仁美,白鳥玉季,伊藤淳史,唐沢寿明,【語り】檀ふみ
原作・脚本
【作】西田征史
音楽
【音楽】遠藤浩二

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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