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2016年09月02日07:00
「じゃ、誰出す?」の案ナシ!
いやー、見事に負けました。ロシアワールドカップを目指すサッカー日本代表の最終予選・初戦UAE戦。日本側には「これPKじゃないの?」という微妙な判定や、「完全にゴールに入ってますな」という疑惑の判定もあって、不満の残る1-2の敗戦。フランス大会以降の記録では、初戦負けからアジア予選突破を果たした例はないということで、大変気分の悪い負けとなりました。
もちろん、これで何かが決まったワケではありません。およそ1年間をかけて全部で10試合を戦い、グループ6ヶ国中で2位以上なら本大会出場が決まり、3位でも十分にチャンスがあるという枠組みです。たかだか「10分の1」。一年間の中では調子のいい時期も悪い時期もあるわけで、今日の負けがすべてを占うはずもありません。日本の底力を持ってすれば十分に巻き返しは可能でしょう。
ただ、過去の同様の苦境と比べて、単刀直入に言って日本の状況は厳しいなと思います。アジア各国の中での相対的な力量差が縮まっているということは喜ぶべき仕方ない事態ではありますが、日本側の未来への期待感が過去に比べて大きく下がっているのは好ましくない状況。「未来がよくなりそうな気がしない」という点で、これまでの苦境よりもずっと苦しい。本来なら今このタイミングで言うべき、「リオ五輪世代と交代しろ!」という言葉すら、この試合で潰されてしまった。なにせ、そもそもの期待感が低い上に、ひとり大抜擢で初出場初先発させてみたら決勝のPKを献上してしまったわけですから。
スポーツというのは、商品が急速に老化する見世物。新しいモノにどんどん入れ替えていかなければ、早晩手詰まりになります。そのとき、新しいモノよりも今のモノをやりくりしたほうがマシに思える状況というのは、軽めの「詰み」です。今の商品が壊れるまでこのままいって、何もなくなったところで再立ち上げするしかなくなる。大人気商品「本田△」「岡崎」「長友」らも、もう下り坂にさしかかる年齢。そのときに、天秤にかけるべき新商品が皆目見えてこない現状というのは、目の前の勝ち負け以上に心配です。
「●●を出せ!」が言える間は、少々負けても何の問題もありません。どうせスポーツなんて勝ったり負けたりするものであり、次への期待感さえあれば負けて困ることなどないのです。しかし、今は「●●」がまったく見えない。この1試合の勝ち負けで落ち込むようなことはありませんが、この試合のあとに「審判を替えろ」「監督を替えろ」という声ばかりが大きく聞こえてきたのは、何とも言えない寂しさを覚えるものでした。今、こんな手痛い負けのあとに、夢を乗せたくなる「●●」がいないこと。目の前の負けよりも深刻な闇はそこにある。そんなことを思う負けでした。
もっと「個」を。夢をまとった「個」を。
この予選で「●●」が埋まらなければ、結局本番でも信頼するには至りません。
修羅場をくぐっていない選手は、修羅場でどうなるかわからないのです。
残り9試合、出場権を獲るには十分な時間がありますが、「●●」を探すにはとても短い残り時間ですね…。
ということで、「どうせ負けるなら藤春さんにトドメ刺す試合にすればよかったんや!」という蒸し返し提案をしつつ、1日のテレビ朝日中継による「ロシアワールドカップ最終予選 日本VS UAE戦」をチェックしていきましょう。
◆昔は、香取応援団長とかが出てきて、お祭りみたいだったんだよ!
ワールドカップ最終予選、その甘美な響き。しかし、過去の激烈な思い出に比べると、どことなく淡々とした今予選の始まり。僕がリオ五輪ボケしているのか、世間一般で何となくそうなのか。ピリピリしたものをイマイチ感じられないまま、ふわーっと最終予選が始まりました。少し前までは、この試合そのものが世間のお祭りだったこと、香取応援団長不敗神話なんて与太話があったこと、懐かしく思い出します。
日本の先発はGKに西川。DFラインには酒井高・森重・吉田・酒井宏の4バック。ボランチには初出場初先発の大島僚太と佐藤ありさの旦那を並べ、攻撃的な位置には清武・香川・本田△。1トップにはレスター岡崎が入りました。負傷などで離脱者が相次いだものの、大体おなじみの顔ぶれによる4-2-3-1の布陣。よくも悪くも安定感があります。相手のUAEにはアジアカップで負けているとはいえ、30本以上のシュートを撃って一方的に押しまくった末のPK負け。普通にやれば問題ありません。
そして始まった試合。UAEがやや圧力を掛けてくるも、総じて日本がボールを持つ流れ。まずはコチラのホームだけあって、相手もリスクは取らない構え。キャプテン長谷部の「日本中の人とひとつになってW杯出場を勝ち取る」という意気込みに、「お前がひとつになってる相手はありさだろ!」と食って掛かるなど、我が家の茶の間にも余裕があります。
迎えた前半11分、早速試合が動きます。日本の右サイドで酒井宏が倒された得たFK。清武が逆サイドにフワリと送り込むと、ここで待っていた本田△がヘッドでズドン。ワールドカップ予選で7試合連続ゴールという、ミラン関係者が見たらムッとしそうなゴールハンターぶりを発揮。持ってる男、まだまだ健在です。
↓何やかんやで点を取る!そうやって、今の地位まで上がってきた男、それが本田△!
不自然な動きから叩き込む、ナイスなボール!
入れりゃ、何でも、いいんだよ!
しかし、先制しても主導権を一気に持っていけません。酒井宏が小競り合いで無駄なカードをもらい、それを「俺のチャンス到来」という顔でニヤニヤ見つめる太田宏介がカメラで抜かれるなど、「最終予選で先制した」という感じがあまりない。チームとしての一体感や、愚かなミスを自ら厳しく戒めるようなところがあまりない。まるでキリンカップで1点取ったあとみたいな感じ。
さらに、前半18分にはマブフートの単独突破に対して、森重がスピードで振り切られ、吉田麻也は相手を手でひきずり倒すという、「らしい」プレーの連発。吉田はオマケのイエローカードまでもらう始末。先制したことで逆に向こうの頑張りを引き出してしまったか、リードしているのに雲行きがどんどんアヤしくなってきます。
↓そして、吉田が与えたFKを直接叩き込まれて、すぐさま同点に!
予想外のコースだったのか、最初の一歩は逆に反応!
でも、両手で触れるくらいのボールだったのに、枠に吸い込まれた!
「俺は基本的に止めない、シュートを撃たれる前に止めろ!」という力強いメッセージを感じる!

首を傾げる本田△。絶好機を外してうなだれる香川。苦虫をかみつぶし、吠え立てるハイッテシマワレタ監督。不安と戸惑いを隠せないまま、目の前の相手にパスを出し、戻ってきたボールをもう一度送り返す動く壁・大島。上手くいかないのは相手もあるのでしょうがないとして、そのときの反応というのが、甘美なる最終予選とは程遠い。思い通りにいかないことなど当たり前と飲み込んで、ギラギラと闘志を見せてきた過去の最終予選とはどこかが違う。まるで、「直前の壮行試合」のような空気感です。
↓必死さが顔で伝わってくる感じでいこう!
昔はこの1試合で生き死に考えたり、人生変わったりしたんだよ!
もっと燃えていこうじゃないか!
みんな、スマスマの香取クンみたいな生気のない顔になってるぞ!
1-1で折り返した後半。双方のゴール前を行き来する展開の中、日本は大島のGKに真っ直ぐズドンとぶつけるミドルや、森重のアクロバティックボレーなどで、惜しいチャンスを作ります。チャンス的には日本のほうがイイものがたくさんあった。普通に点を取って、普通に勝つんじゃないか、そんなことをまだ考えていた。
しかし、チャンスと得点は別の物。後半7分、日本は自陣エリア内で「3人で取り囲んだ相手」の突破を、何故か足で引っ掛けて止めてしまう青臭いプレー。大した削りではないものの、足にガッツリといってしまったためPKを与えてしまいます。そのPKを、舐めた感じのシュートで真ん中にふわりと蹴り込まれ、1-2の劣勢に。何と言うか、「すごい面白いキリンカップ」みたいな展開で、痛恨の逆転を許します。
↓このPK、やるほうもやるほうだけど、引っ掛かるほうも引っ掛かるほうだな!
「見てから動く」がすべてのスポーツの基本だぞ!
テニスも、バレーも、野球も、ぜーんぶ「見てから動く」んだよ!
「見てから動いて間に合う」のが一流なんだよ!
コレに引っ掛かるのは守るほうのクオリティの問題!

残されたカードを攻撃に使い切る日本。後半17分には清武に代えて宇佐美、後半21分には岡崎に代えて浅野、そして後半30分には大島に代えて原口を投入。日本は総力を挙げて「帳尻PK」を狙いに行きます。エリア内で次々に倒れ、ファウルをアピールする日本の選手たち。しかし、それを半笑いのアブドゥルラフマン主審はスルーしていく。
ダメか。ダメっぽい。この主審と同じ名前のアブドゥルラフマン選手が向こうにはふたりもいるぞ。酒井選手と酒井選手と酒井主審みたいなトライアングルになってるぞ。日本に厳しい判定の連続は、じょじょに主審への不信感も募らせていきます。こういうときは、有無を言わせぬゴールしかない。ネットに突き刺さる、誰がどうやってもゴマかしようのないゴールしかない。過去、何度となくあったアヤしい笛を、日本はそうやって乗り越えてきた。今回もそうしたかったのですが…!
↓後半32分、浅野のシュートはラインを越えたように見えるも、主審はノーゴールの判定!
「主審の質が低い」という視点から考えれば、コレはゴールかどうかわからなかっただろうな!
ネットまで当たればハッキリわかるのに!
ネットに当てず、相手の手に当てられるから、こういう目に遭う!

結局、日本の猛攻は実らず1-2での黒星発進となりました。「主審に奪われた!」という考え方をすれば、気楽に受け入れられる負けた気のしない敗戦。しかし、主審のヒドさ以上に、UAEのGKが素晴らしかった。僕の中では、この試合は立派な「負け」です。日本は数多くのチャンスを作り、かなり惜しいシュートを浴びせましたが、最後の最後でUAEのGKハリドエイサが絡んできました。そのしつこさと、結局は「手でかき出してネットに当てさせなかった」執念が、UAEに勝ちをもたらしたのだと思います。
誤審と思しき場面以外にも日本にはチャンスがいくつもありましたが、香川の外れシュートにもキッチリとポストまで詰め、大島のミドルは片手でかき出し、飛び出してスカされたあとも反転して本田△がシュートする前にブロックし、裏へのボールは日本が触る前に飛び込んで防いだ。そして、流れが悪いと見るや、ワザと倒れて時間を稼ぐずる賢さ。こうしたプレーで、日本は最低1点、合わせ技で2点くらい防がれた。それがスコアの差になったのだと思います。
1点か2点で勝負が決するサッカーというスポーツ。主審のサジ加減ひとつで勝敗が左右されるのも事実ですが、GKの「ここ一本」でも勝敗は同じように左右される。1点防ぐだけで、負けは分けになり、分けは勝ちになる。もしこの試合の勝利を奪った主体を挙げるなら、僕は主審ではなく、UAEのGKのほうを挙げます。「もうダメだ!」を止めるGKがいれば、日本はもっと勝てる。そろそろ、決定力不足よりも「阻止力不足」のほうに目を向けるべきかもしれませんね。阻止力の高い「●●」、急募です。
ハーフナー・マイクにGKをやらせておけばよかった、と今になって気づく!
いやー、見事に負けました。ロシアワールドカップを目指すサッカー日本代表の最終予選・初戦UAE戦。日本側には「これPKじゃないの?」という微妙な判定や、「完全にゴールに入ってますな」という疑惑の判定もあって、不満の残る1-2の敗戦。フランス大会以降の記録では、初戦負けからアジア予選突破を果たした例はないということで、大変気分の悪い負けとなりました。
もちろん、これで何かが決まったワケではありません。およそ1年間をかけて全部で10試合を戦い、グループ6ヶ国中で2位以上なら本大会出場が決まり、3位でも十分にチャンスがあるという枠組みです。たかだか「10分の1」。一年間の中では調子のいい時期も悪い時期もあるわけで、今日の負けがすべてを占うはずもありません。日本の底力を持ってすれば十分に巻き返しは可能でしょう。
ただ、過去の同様の苦境と比べて、単刀直入に言って日本の状況は厳しいなと思います。アジア各国の中での相対的な力量差が縮まっているということは喜ぶべき仕方ない事態ではありますが、日本側の未来への期待感が過去に比べて大きく下がっているのは好ましくない状況。「未来がよくなりそうな気がしない」という点で、これまでの苦境よりもずっと苦しい。本来なら今このタイミングで言うべき、「リオ五輪世代と交代しろ!」という言葉すら、この試合で潰されてしまった。なにせ、そもそもの期待感が低い上に、ひとり大抜擢で初出場初先発させてみたら決勝のPKを献上してしまったわけですから。
スポーツというのは、商品が急速に老化する見世物。新しいモノにどんどん入れ替えていかなければ、早晩手詰まりになります。そのとき、新しいモノよりも今のモノをやりくりしたほうがマシに思える状況というのは、軽めの「詰み」です。今の商品が壊れるまでこのままいって、何もなくなったところで再立ち上げするしかなくなる。大人気商品「本田△」「岡崎」「長友」らも、もう下り坂にさしかかる年齢。そのときに、天秤にかけるべき新商品が皆目見えてこない現状というのは、目の前の勝ち負け以上に心配です。
「●●を出せ!」が言える間は、少々負けても何の問題もありません。どうせスポーツなんて勝ったり負けたりするものであり、次への期待感さえあれば負けて困ることなどないのです。しかし、今は「●●」がまったく見えない。この1試合の勝ち負けで落ち込むようなことはありませんが、この試合のあとに「審判を替えろ」「監督を替えろ」という声ばかりが大きく聞こえてきたのは、何とも言えない寂しさを覚えるものでした。今、こんな手痛い負けのあとに、夢を乗せたくなる「●●」がいないこと。目の前の負けよりも深刻な闇はそこにある。そんなことを思う負けでした。
もっと「個」を。夢をまとった「個」を。
この予選で「●●」が埋まらなければ、結局本番でも信頼するには至りません。
修羅場をくぐっていない選手は、修羅場でどうなるかわからないのです。
残り9試合、出場権を獲るには十分な時間がありますが、「●●」を探すにはとても短い残り時間ですね…。
ということで、「どうせ負けるなら藤春さんにトドメ刺す試合にすればよかったんや!」という蒸し返し提案をしつつ、1日のテレビ朝日中継による「ロシアワールドカップ最終予選 日本VS UAE戦」をチェックしていきましょう。
◆昔は、香取応援団長とかが出てきて、お祭りみたいだったんだよ!
ワールドカップ最終予選、その甘美な響き。しかし、過去の激烈な思い出に比べると、どことなく淡々とした今予選の始まり。僕がリオ五輪ボケしているのか、世間一般で何となくそうなのか。ピリピリしたものをイマイチ感じられないまま、ふわーっと最終予選が始まりました。少し前までは、この試合そのものが世間のお祭りだったこと、香取応援団長不敗神話なんて与太話があったこと、懐かしく思い出します。
日本の先発はGKに西川。DFラインには酒井高・森重・吉田・酒井宏の4バック。ボランチには初出場初先発の大島僚太と佐藤ありさの旦那を並べ、攻撃的な位置には清武・香川・本田△。1トップにはレスター岡崎が入りました。負傷などで離脱者が相次いだものの、大体おなじみの顔ぶれによる4-2-3-1の布陣。よくも悪くも安定感があります。相手のUAEにはアジアカップで負けているとはいえ、30本以上のシュートを撃って一方的に押しまくった末のPK負け。普通にやれば問題ありません。
そして始まった試合。UAEがやや圧力を掛けてくるも、総じて日本がボールを持つ流れ。まずはコチラのホームだけあって、相手もリスクは取らない構え。キャプテン長谷部の「日本中の人とひとつになってW杯出場を勝ち取る」という意気込みに、「お前がひとつになってる相手はありさだろ!」と食って掛かるなど、我が家の茶の間にも余裕があります。
迎えた前半11分、早速試合が動きます。日本の右サイドで酒井宏が倒された得たFK。清武が逆サイドにフワリと送り込むと、ここで待っていた本田△がヘッドでズドン。ワールドカップ予選で7試合連続ゴールという、ミラン関係者が見たらムッとしそうなゴールハンターぶりを発揮。持ってる男、まだまだ健在です。
↓何やかんやで点を取る!そうやって、今の地位まで上がってきた男、それが本田△!
不自然な動きから叩き込む、ナイスなボール!
入れりゃ、何でも、いいんだよ!
しかし、先制しても主導権を一気に持っていけません。酒井宏が小競り合いで無駄なカードをもらい、それを「俺のチャンス到来」という顔でニヤニヤ見つめる太田宏介がカメラで抜かれるなど、「最終予選で先制した」という感じがあまりない。チームとしての一体感や、愚かなミスを自ら厳しく戒めるようなところがあまりない。まるでキリンカップで1点取ったあとみたいな感じ。
さらに、前半18分にはマブフートの単独突破に対して、森重がスピードで振り切られ、吉田麻也は相手を手でひきずり倒すという、「らしい」プレーの連発。吉田はオマケのイエローカードまでもらう始末。先制したことで逆に向こうの頑張りを引き出してしまったか、リードしているのに雲行きがどんどんアヤしくなってきます。
↓そして、吉田が与えたFKを直接叩き込まれて、すぐさま同点に!
予想外のコースだったのか、最初の一歩は逆に反応!
でも、両手で触れるくらいのボールだったのに、枠に吸い込まれた!
「俺は基本的に止めない、シュートを撃たれる前に止めろ!」という力強いメッセージを感じる!
価格:2,376円 |
首を傾げる本田△。絶好機を外してうなだれる香川。苦虫をかみつぶし、吠え立てるハイッテシマワレタ監督。不安と戸惑いを隠せないまま、目の前の相手にパスを出し、戻ってきたボールをもう一度送り返す動く壁・大島。上手くいかないのは相手もあるのでしょうがないとして、そのときの反応というのが、甘美なる最終予選とは程遠い。思い通りにいかないことなど当たり前と飲み込んで、ギラギラと闘志を見せてきた過去の最終予選とはどこかが違う。まるで、「直前の壮行試合」のような空気感です。
↓必死さが顔で伝わってくる感じでいこう!
アジア最終予選-ROAD TO RUSSIA、9月開幕。初戦から一緒に全力で応援しよう!
— キリンビール / KIRIN BEER (@Kirin_Brewery) 2016年8月29日
9/1よりKIRIN FANZONEで「全力応援顔コンテスト」を実施。あの”全力さん”も参加!https://t.co/TMN4R4munB
昔はこの1試合で生き死に考えたり、人生変わったりしたんだよ!
もっと燃えていこうじゃないか!
みんな、スマスマの香取クンみたいな生気のない顔になってるぞ!
1-1で折り返した後半。双方のゴール前を行き来する展開の中、日本は大島のGKに真っ直ぐズドンとぶつけるミドルや、森重のアクロバティックボレーなどで、惜しいチャンスを作ります。チャンス的には日本のほうがイイものがたくさんあった。普通に点を取って、普通に勝つんじゃないか、そんなことをまだ考えていた。
しかし、チャンスと得点は別の物。後半7分、日本は自陣エリア内で「3人で取り囲んだ相手」の突破を、何故か足で引っ掛けて止めてしまう青臭いプレー。大した削りではないものの、足にガッツリといってしまったためPKを与えてしまいます。そのPKを、舐めた感じのシュートで真ん中にふわりと蹴り込まれ、1-2の劣勢に。何と言うか、「すごい面白いキリンカップ」みたいな展開で、痛恨の逆転を許します。
↓このPK、やるほうもやるほうだけど、引っ掛かるほうも引っ掛かるほうだな!
「見てから動く」がすべてのスポーツの基本だぞ!
テニスも、バレーも、野球も、ぜーんぶ「見てから動く」んだよ!
「見てから動いて間に合う」のが一流なんだよ!
コレに引っ掛かるのは守るほうのクオリティの問題!
価格:2,376円 |
残されたカードを攻撃に使い切る日本。後半17分には清武に代えて宇佐美、後半21分には岡崎に代えて浅野、そして後半30分には大島に代えて原口を投入。日本は総力を挙げて「帳尻PK」を狙いに行きます。エリア内で次々に倒れ、ファウルをアピールする日本の選手たち。しかし、それを半笑いのアブドゥルラフマン主審はスルーしていく。
ダメか。ダメっぽい。この主審と同じ名前のアブドゥルラフマン選手が向こうにはふたりもいるぞ。酒井選手と酒井選手と酒井主審みたいなトライアングルになってるぞ。日本に厳しい判定の連続は、じょじょに主審への不信感も募らせていきます。こういうときは、有無を言わせぬゴールしかない。ネットに突き刺さる、誰がどうやってもゴマかしようのないゴールしかない。過去、何度となくあったアヤしい笛を、日本はそうやって乗り越えてきた。今回もそうしたかったのですが…!
↓後半32分、浅野のシュートはラインを越えたように見えるも、主審はノーゴールの判定!
「主審の質が低い」という視点から考えれば、コレはゴールかどうかわからなかっただろうな!
ネットまで当たればハッキリわかるのに!
ネットに当てず、相手の手に当てられるから、こういう目に遭う!
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結局、日本の猛攻は実らず1-2での黒星発進となりました。「主審に奪われた!」という考え方をすれば、気楽に受け入れられる負けた気のしない敗戦。しかし、主審のヒドさ以上に、UAEのGKが素晴らしかった。僕の中では、この試合は立派な「負け」です。日本は数多くのチャンスを作り、かなり惜しいシュートを浴びせましたが、最後の最後でUAEのGKハリドエイサが絡んできました。そのしつこさと、結局は「手でかき出してネットに当てさせなかった」執念が、UAEに勝ちをもたらしたのだと思います。
誤審と思しき場面以外にも日本にはチャンスがいくつもありましたが、香川の外れシュートにもキッチリとポストまで詰め、大島のミドルは片手でかき出し、飛び出してスカされたあとも反転して本田△がシュートする前にブロックし、裏へのボールは日本が触る前に飛び込んで防いだ。そして、流れが悪いと見るや、ワザと倒れて時間を稼ぐずる賢さ。こうしたプレーで、日本は最低1点、合わせ技で2点くらい防がれた。それがスコアの差になったのだと思います。
1点か2点で勝負が決するサッカーというスポーツ。主審のサジ加減ひとつで勝敗が左右されるのも事実ですが、GKの「ここ一本」でも勝敗は同じように左右される。1点防ぐだけで、負けは分けになり、分けは勝ちになる。もしこの試合の勝利を奪った主体を挙げるなら、僕は主審ではなく、UAEのGKのほうを挙げます。「もうダメだ!」を止めるGKがいれば、日本はもっと勝てる。そろそろ、決定力不足よりも「阻止力不足」のほうに目を向けるべきかもしれませんね。阻止力の高い「●●」、急募です。
ハーフナー・マイクにGKをやらせておけばよかった、と今になって気づく!