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第二回全脳アーキテクチャ・ハッカソン参加者募集

世界では、汎用人工知能の研究開発レースが始まっています。汎用人工知能を脳に学ぶ意義の1つに、高度な自律性があります。ここでいう自律的とは、周囲の環境や状況を認識し、効率的に意思決定し、行動を起こすという「認知=行動サイクル」に途切れがない、ということです。今回の第二回全脳アーキテクチャ・ハッカソンでは、センサー系・アクチュエーター系を介してゲームエンジン上に構築した環境と接続し、相互作用や学習ができる脳型の「認知アーキテクチャ」の簡単なプロトタイプを参加者に提供し、それを元に「何か」を作っていただきます。

第二回全脳アーキテクチャ・ハッカソンは10月8日から10日にかけて、慶應義塾大学日吉キャンパスで開催されます。

作り上げた作品は、全脳アーキテクチャ・イニシアティブが「すごい」「おもしろい」「脳っぽい」を観点に審査し、表彰します。さらに、特に優秀な作品は、人工知能学会30周年記念事業の一部として開催される人工知能学会合同研究会(11月11日に慶応義塾大学日吉キャンパスで開催)での二次審査にノミネートされ、受賞者には賞金が授与されます。

開催場所

慶應義塾大学日吉キャンパス(神奈川県横浜市)

宿泊案内

10月8日と9日は日吉キャンパス内の宿泊施設(協生館)を確保していますので、こちらに実費で宿泊いただけます(登録フォームで希望をお知らせ下さい)。

参加費

無料

  • 会場までの交通費、宿泊費、懇親会費は自己負担です。
  • 一定の規準を満たした学生の方には旅費、宿泊費の補助があります(下記)。

申し込み

申し込みフォームから9月20日までに申し込みください。

※参加者の数が一定数を超えた場合、あるいはプロジェクトの概要が本ハッカソンの趣旨と関連性が乏しかったり、公序良俗に反すると判断される場合は、申し込みをお断りすることがあります。

審査基準

全脳アーキテクチャ・イニシアティブによる一次審査、人工知能学会合同研究会における二次審査ともに、下記のような項目に関して審査員による採点と協議により行います。

  • オリジナリティー
  • 工学的応用性
  • 楽しさ
  • 技術的な発展性
  • 神経科学的な妥当性

一言で言うと、「すごい」「おもしろい」「脳っぽい」です。

スケジュール

    • 開催アナウンス: 9月1日(木)
    • サンプルコード公開:9月12日(月)
    • 開催説明とデモ: 9月12日(月)
    • 第三回人工知能学会汎用人工知能研究会の特別企画として行います。
    • 登録締め切り:  9月20日 (火)
    • ハッカソン実施: 10月8日(土)〜10日(月祝)
    • 一次審査: 10月10日午後 (通過したチームは11月11日の二次審査へ)
    • 最終発表会および表彰式(於人工知能学会合同研究会): 11月11日(金)
      • 予選通過作品の最終発表会:10:00〜12:00
      • 二次審査会:  12:00〜13:00
      • 人工知能学会30周年記念式典において表彰:16:00-16:40

学生参加者の旅費等の補助

本ハッカソンは誰でも一般に開かれたものですが、学生の参加者のうち、下記の条件を満たすものには、非営利法人全脳アーキテクチャ・イニシアティブから旅費・宿泊費の補助があります(上限10万円)。

  • 10月8日から二日間、慶應大学日吉キャンパスで開催されるハッカソンの全日程に参加すること。
  • 人工知能学会30周年記念事業における表彰候補にノミネートされた場合、11月11日(金)に東京で開催される審査会に参加可能なこと。
  • 作製した作品は、WBAI Contributor Agreementに署名の上、GitHubで公開すること。

その他

全脳アーキテクチャー開発の推進のため、ハッカソンで作成したプログラムコードは、WBAI Contributor Agreementに署名の上、GitHubで公開することを要請します(同意下さる方のみ。強制ではありません)。

質問等は,info@wba-initiative.org またはFacebookの「全脳アーキテクチャー」グループでお受けいたします。

以上

全脳アーキテクチャの実現に向けて、理念に賛同する支援者を募集しています。

『WBAIのミッションである長期的な人材育成と研究開発を行う組織を維持していくためには、早期に財務基盤を確立することが最優先課題です』

全脳アーキテクチャアプローチによる人間並みの汎用人工知能の実現に向けて、あなたのご支援を必要としています。