岩手県 孤立解消や連絡取れない人の所在確認急ぐ
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台風10号の影響で、岩手県内では道路が寸断されるなどして今も1000人以上の孤立が続いているとみられ、住民からは早急な解消を求める声が出ています。大きな被害を受けた岩泉町では連絡が取れない人も依然、17人いて、県は孤立の解消や所在の確認を急ぐことにしています。
岩手県のまとめによりますと、1日の時点で、道路の寸断などを理由に岩泉町や宮古市などでおよそ1100人が孤立しているとみられます。県などは、岩泉町からの要請を受けて1日、ヘリコプターで孤立が続く安家地区などに向かい、町内全域で36人を救助したということです。
しかし、停電や断水が続く中で長引く孤立や避難所での生活に住民は早急な孤立の解消やライフラインの復旧を求めています。岩泉町の孤立している地区で避難生活を続けている40代の男性は、NHKの電話でのインタビューに対し、一緒に避難しているお年寄りの薬が残り少なくなっていることや、出産を控えた女性がいることなどを話していました。
こうした状況を受けて、県などは2日もヘリコプターで上空から孤立した世帯の救助に向かうほか、避難所などに水やパン、それに哺乳瓶やミルクなどを運ぶことも検討しています。また、岩泉町では、依然、連絡が取れない人が17人いることから、所在の確認を急ぐことにしています。
しかし、停電や断水が続く中で長引く孤立や避難所での生活に住民は早急な孤立の解消やライフラインの復旧を求めています。岩泉町の孤立している地区で避難生活を続けている40代の男性は、NHKの電話でのインタビューに対し、一緒に避難しているお年寄りの薬が残り少なくなっていることや、出産を控えた女性がいることなどを話していました。
こうした状況を受けて、県などは2日もヘリコプターで上空から孤立した世帯の救助に向かうほか、避難所などに水やパン、それに哺乳瓶やミルクなどを運ぶことも検討しています。また、岩泉町では、依然、連絡が取れない人が17人いることから、所在の確認を急ぐことにしています。
「早く孤立状態を解消してほしい」
周辺の道路が被害を受け孤立状態になっている岩手県岩泉町月出地区の公民館に避難している40代の男性は電話でのインタビューに対し、「自宅に土砂が入るなどして住むことができないうえ、道路や橋が被害を受けて地区の外に出ることができず6人が避難しています。お年寄りが多く、薬などが足りなくなっているので心配です。中には臨月を迎えた妊婦もいます。電気と水道が止まっているため、ポンプで地下水をくみ上げていますが、発電機を動かすための燃料も減ってきており、早く孤立状態を解消してほしいです」と話していました。