今回はの乗客数は38人であったが、勝田営業所からは団体客の乗車で多くなった。これを少なく見積もって0〜10人程度とすれば、繁忙期となる8月には15〜30人利用していると考えられる。常磐線の運行再開見通しが立たない中、茨城県水戸市と宮城県仙台市を直行する唯一の交通機関ということもあり、特に水戸市より北側の日立市からの需要が大きい。
仙台線は昼行高速バスとしては長時間運行のため、サービスエリアで10分間の休憩が2回行われる。また、携帯電話・スマートフォンの充電に対応した電源コンセントを搭載した車両も充当されることがある。仙台方面への乗車時に帰りの水戸方面への乗車場所の案内(仙台線水戸方面の乗車場所は宮交仙台高速バスセンター40番乗り場)もされるため、利便性向上も地味ながら図られている。
また仙台線は、夜行高速バスの名古屋線と同様に座席指定の予約制となっていて空席があれば乗車時の乗車券購入での利用も可能であるが、満席時には当然ながら乗車できないため予約しての乗車が望ましいとされている。
今後は将来的に常磐線が全線で運行再開した時には現行の運行ルートで圧倒的に不利となるため、どのような運行形態を取るかを検討する必要がある。また2015年3月に常磐自動車道が全線開通したことから全線で常磐道を走行するルートも今後運行されるのかも注目される。こう考えてしまうのは私だけであろうか?
|
この記事に