観測装置が行方不明に=沖縄本島沖、試験運用中―海保

時事通信 / 2016年8月31日 20時52分

 海上保安庁は31日、沖縄本島沖の太平洋上で試験運用を行っていた自律型海洋観測装置との通信が途絶え、行方が分からなくなったと発表した。9月から改良型装置8台を使って観測を始める予定だったが、ずれ込む見通しという。

 海保によると、装置は洋上に浮かぶフロート部分が強化プラスチック製で、縦2メートル、横0.6メートル。6月6日に小笠原諸島西方の太平洋で観測を始め、水温や塩分濃度、気象情報などを送信していたが、8月23日未明に沖縄本島の南約90キロで通信が途絶えた。

 1台約2600万円。移動速度は時速約2キロと遅く、衝突しても船が壊れる恐れはないという。 

[時事通信社]

jiji

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