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【ロッテ裏金疑惑】創業者一族への捜査本格化 長男、横領容疑の一部認める 

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【ロッテ裏金疑惑】
創業者一族への捜査本格化 長男、横領容疑の一部認める 

ソウル中央地検に出頭した重光武雄氏の長男、宏之氏=1日(共同) ソウル中央地検に出頭した重光武雄氏の長男、宏之氏=1日(共同)

 検察側は昭夫氏の取り調べに向けて、グループの経営全般についても事情を聴いているもようだ。

 韓国メディアによると、昭夫氏をめぐっては、巨額の裏金疑惑のほか、M&A(企業の合併・買収)の過程で生じた損失を系列会社に押しつけた背任などの疑惑も取り沙汰されている。日本のロッテグループの系列会社に理事として名を連ね、業務の実体がないのに、100億ウォン(約9億2千万円)以上の給与を受け取っていた横領の疑いも浮上しているという。

 武雄氏をめぐっては、日本のロッテホールディングス(HD)の株式を、長女の辛英子被告(73)=業者から不正資金を受け取った背任収財などの罪で起訴=らに譲渡した際、6千億ウォン(約554億円)ともいわれる贈与税を支払っていない疑惑がある。

 高齢の武雄氏に対しては、検察官が自宅などを訪問して事情聴取するか、書面で聴取する形式で行われるとみられている。

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