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夜伽の国の月光姫 作者:青野海鳥

【第一部】夜伽の国の月光姫

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第7話:ある晴れた昼下がり

 ぎらぎらと下品に輝く黄金の玉座の上、ミラノは(いや)らしい笑みを浮かべ、足を組んで座っていた。彼の手には、周りに飾られた金だけは掛かっていそうな悪趣味な調度品とは程遠い、無骨な鎖が握られている。その犬のリードのような鎖をたどっていくと、鉄製の首輪がついており、華奢なセレネの首を締め付けるように巻き付いていた。

「何をしている。早くこちらに来て(ひざまず)かぬか、愚図(ぐず)め」
「……はい」

 セレネは上目遣いにミラノを睨む。今のセレネはやたら肌の部分が露出された、メイド服というより娼婦のような衣装を無理やりに着せられ、奴隷のような扱いを受けていたが。だが、反抗することは許されない。

「随分と反抗的な目つきだな。檻の中に囚われていた貴様を救い出してやったのは誰だ? 答えろ」
「……ミラノ……さま、です。ありがとう、ございます」

 屈辱的な感謝の言葉を無理やり吐かせられ、セレネは身震いする。彼女とて好きでこのような身分になったわけではない。嫌がるセレネの反応をむしろ楽しんでいるらしく、ミラノは玉座の横のテーブルに手を伸ばし、紅茶のカップを取った。そして、おもむろにそのカップを傾け、自分の足元、国民の血税によって購入された、染み一つ無い絨毯に何のためらいも無くぶちまけた。

「おっと、床が汚れてしまったな。掃除をせねば」

 ミラノは実に愉快そうに口元を歪め、手元の鎖を軽く引っ張る。それだけで小柄なセレネは体勢を崩し、染みのついた絨毯に顔を埋めてしまう。

「さあ、その絨毯を舐めとってもらおうか。嫌なら別にやらなくても構わんぞ? その場合はお前の姉にやらせるだけだがな。ハーハッハッハッハ!!」


  ◆◇◆◇◆


「くたばれ」

 妄想世界の下種(げす)王子に対し、セレネは小声で悪態を吐いた。そういう妄想をしている自分自身が一番下種だという事に、彼女は気が付いていないらしい。ヘリファルテ王国へ向け出発して早三日。馬車の中でセレネは毎日、一人で歪んだ想像の翼を羽ばたかせていた。

 金持ちは悪党であり、裏で変態行為を行っているという誤った偏見に満ちているセレネにとって、これからの生活を想像すると嫌悪感に身震いし、逃走も考えた。だが、逃げようにも自分一人ではどうにもならないし、自分が逃げて姉が犠牲になるのだけは嫌だった。セレネの心境は、まさに市場へ売られていく子牛なのだ。もしも自分に翼があれば、楽しい牢獄に帰れるのに。

 セレネが邪悪な妄想に囚われ、自分で自分を貶めている間、馬車を引いている従者はもちろん、ミラノとクマハチも、物憂げな表情の幼き姫を心配そうに見守っていた。

 本来なら、セレネが乗っている馬車は、王子であるミラノが優先して乗るべき物だ。しかし、アルエと離されてから、屠殺場(とさつじょう)に送られる子羊のような目をしたセレネを気遣い、彼女が一人で落ち着けるようにと、ミラノはクマハチと並び、馬に乗って道を進んでいた。

「強奪した献上品に気を遣う王子というのも、珍奇なものでござるな」
「あの子は人に慣れていないのだ。そっとしておいてやれ」

 自分が乗る馬車を占拠されたにも拘らず、ミラノは文句一つ言わず、クマハチと連れ立って馬車を先導していた。たった一人の味方である姉と離れ、大人たちに異国へ連れて行かれるのだ。事前に説明はしておいたが、心細くないわけが無い。ミラノはこの哀れな幼子を、出来る限り幸せにしてやりたいと思うのだ。

 とはいえ、セレネくらいの年頃の少女なら、きらびやかな大都会であるヘリファルテ王国に移り住めると聞けば、不安と同時に喜びもあるはずだ。だが、セレネはただ死んだ魚のような目で、馬車の中でずっと寝転がっている。彼女には、世界とは自分を傷つけるだけの恐ろしいものに映っているに違いない。そう考えると、ミラノは、彼女をこれほどまでに追い詰めたあの女王を、可能であれば断罪したい気分だった。

「しかし、アークイラの女王も意外と簡単に受け渡したでござるな。こちらとしてはありがたいが、母娘として考えると、どうにも複雑な気分でござる」
「向こうとしては在庫処分が出来て、ほくそ笑んでいることだろう」

 ミラノは交渉の席を思い出す。嫌らしい笑みを浮かべる女王たちの顔が思い浮かぶと、何とも不快な気持ちになる。アルエだけが複雑な表情をしていたのが唯一の清涼剤だったが、セレネにとっては大した救いにはならないだろう。

 ミラノがセレネを受け取りたいと頼んだ際、アークイラの女王は条件を二つ付けてきた。

 一つは、セレネが第二王女であるという事実を、ヘリファルテの上層部までしか告知しない事。多少問題があるとはいえ、幼い第二王女を国の長が隠ぺいしていたという事実を明るみにしたくないのだろう。もう一つは、アルエのヘリファルテ王国への留学、及びその学費を全てヘリファルテ王国側が負担する事である。

 ヘリファルテ王国の大学は、大陸中の識者の憧れの場所だ。ただそこに在籍していたと言うだけで箔が付く。各国の身分ある者たちは当然、自分の子供を留学をさせたがる。当然アークイラもその中の一つだが、かの国は小国も小国だ。まともにやっていては逆立ちしても入れない。

 そこにミラノ王子から、直々にセレネが欲しいと言う申し出があったのだ。アークイラの女王は、普段は厄介者扱いしているセレネを、ここぞとばかりに第二王女として主張し、交渉のカードとして扱った。そしてセレネを差し出す代わりに、第一王女アルエの推薦を希望した。本命である第一王女の付加価値を高めたいのだろう。第二王女として扱えと言っておきながら、セレネをアークイラの王女として公表するなというのだから、矛盾も(はなは)だしい。

「『さほど高貴ではなき身なれど、類稀な才能の片鱗を感じさせる存在である。親愛なるヘリファルテ王国に献上し、才能を開花させ、この娘が貴国に役立つ事を所望するところなり』か……」

 クマハチは懐から契約内容の書かれた羊皮紙を広げて読み直し、眉を(しか)めながら丸めて戻す。

「まるで詐欺師の文章でござるな。具体的にどこの出自で、どのような才能があるのか、まるで書いておらん」
「まあ、身分はどうあれセレネを渡すという契約は交わした以上、向こうもおいそれと手を出すことは出来ないだろう。それに、アルエ姫に関しては、元々セレネのために呼び寄せるつもりだった。そう考えれば、留学の希望は渡りに船とも言えるな」
「確かに、アルエ殿一人なら王子の力でいくらでもねじ込めるであろうが、あまり好き勝手な事をしては、父上に怒られるのでは?」
「当然怒られるだろうが、このくらい特権がなければ王子などやっていられるか」

 ミラノは冗談まじりにそう答えた。アルエならともかく、セレネを助けたことは、ヘリファルテ王国としてはデメリットしかない。ほとんど商品価値の無い掃き溜めの姫なのだ。はっきり言ってしまえば、ぼったくられたと考えていいだろう。

 それでも、ミラノは自分のしたことに後悔はしていなかった。この事は父王に報告せねばならないし、他国での自分の振る舞いは叱責されて然るべきものだろうが、恐らく父が自分の立場なら、きっと同じ事をしただろう。

「なにはともあれ、囚われの姫を牢獄から救い出すことに成功したのでござる。大人たちがしかめ面ばかりしていては、セレネ殿が怯えてしまうでござるよ。あとの処理は、王子が責任持って父上の鉄拳を受ければ万事解決でござる。良き(かな)、良き哉」
「他人事だと思って気楽だな」

 ミラノは苦笑しながらため息を吐く。他国で無茶な振る舞いを行い、こちらから頼み込んだのだから自業自得だとミラノは考えていた。とはいえクマハチの言うとおりセレネの奪取は成功したし、女王に見捨てられた事は、考えようによってはプラスの面もある。アルエ姫の学費の件は自腹を切ればいい。アークイラの女王の「この取引で、もう吊り上げられない銭の搾取」は、ヘリファルテの王子にとって「はした金以下」だ。金銭面の問題より、父の怒りのほうが恐ろしい。

「さて、真面目な話、セレネ殿はどうするのでござる? アルエ殿から聡明な子だと聞いておるが、いかんせんまだ子供にござる。下手な者に預ければ、そこからアークイラの姫であると彼女が漏らしてしまう可能性があるのでは」
「とりあえず、アルエ姫が来国するまでの間は僕の手元に置いておく。その方が色々と都合が良いからな」
「拙者もおるし、それが良いでござろう」

 クマハチが頷くと、ミラノはさらに続けていく。

「いずれ教育を受けさせてやるつもりではあるが、しばらくはゆっくりと生活させてやるつもりだ。今のあの子に必要なのは、世界に対する恐怖心を取り除いてやる事だろうからな」
然様(さよう)。知識の詰め込みなど後で幾らでも出来るが、感性豊かな時期に世界を恐れてしまえば、一生を呪いながら生きていく事になるでござろう」

 そう言って、クマハチはミラノの考えに同意した。

「当面の間、セレネには、マリーの遊び相手になってもらおうと考えている」

 その言葉を聞いた瞬間、それまでミラノの言葉を肯定していたクマハチの顔が途端に引きつる。

「い、妹君でござるか? 失礼を承知で申し上げるが、ろくに人と触れ合った事の無いセレネ殿に、あの娘の相手は少々厳しいのでは……」
「セレネには、大人の庇護だけではなく子供の友達が必要だろう。下手に他の貴族達の娘に会わせ、セレネの出自を漏らすわけにもいかない。年頃だけで言えば、マリーはセレネにぴったりだ。それに……」

 一呼吸置いて、ミラノが付け加える。

「正直なところ、僕は妹の事がよく分からない。昔は『兄さま、兄さま』と慕ってきたものだが、最近、妙にわがままになってしまっただろう? なかなか構ってやれないし、寂しがっているのかもしれない。だからセレネをあてがえば、少しは緩和されるのではと思ってな」
「それがセレネ姫を受け入れた理由でござったか」
「まあ、副次的なものだがな」
「いやいや、もう一つ大事な目的があるでござろう」

 クマハチはにやにや笑いながら、ミラノの耳元に小声で囁く。

「聖王子ミラノが小児趣味であるとは、拙者、夢にも思わなかったでござる。麗しの淑女たちが誘惑しても突っぱねるわけでござるな。しかし、夜伽に使うには、いささか幼すぎるのでは」
「馬鹿な事を言うな」

 ミラノが本気で怒っていたのがおかしくて、クマハチはげらげらと笑う。

「しかし王子、セレネ殿は今の時点で、この大陸に二人と居ない傾国の美姫でござるぞ? あと五年も経てば蕾は花開き、さらに五年も経てば、どれほどの花を咲かせるのか。月下美人とは、まさにあの少女のための言葉にござる。その時、王子は無視する事が出来るでござるか?」
「……否定はしない」

 そんな会話をしている間に、クマハチとミラノの先導する馬車は、清らかな小川の流れる平原に着いた。旅人が使う街道の中で、よく休憩や野営に使われる地点だ。ミラノ達も他の例に漏れず、この場で休憩を取る事にした。

「では、そろそろ休憩に入るとするか。皆の者、食事の準備を頼む」

 クマハチが他の従者に号令を掛けると、従者達はてきぱきと貨物用の馬車から調理器具を取り出し、手馴れた手つきで準備をしていく。(たきぎ)を集めるもの、(かまど)を作るもの。実に統制が取れていた。ミラノが選んだ精鋭たちは、品行方正、武に長けているだけではなく、炊事などの雑用も難なくこなす事が出来る。

 王子であるミラノはさすがに作業には入らないが、クマハチは少し離れた場所で一通りの作業を見届け、問題が無い事を確認し終わると、ぶらぶらと小川の淵まで歩いていって腰を下ろした。そのまましばらく休憩していたが、不意にクマハチは、馬車の中から真っ白な少女が這い出してくる姿を捉えた――ずっと篭っていたはずのセレネである。

 セレネは、真っ白な体に映える、長い袖にフリルの付いた乳白色のゴシックドレスと、大きなつばの付いた、輝くような純白の帽子を被っていた。御伽噺(おとぎばなし)の姫のような愛らしい姿であるが、ただ美しいだけの物ではない。長時間強い日差しを浴びると皮膚が赤く腫れてしまうセレネを護るため、魔力を編みこみ補強されている。交渉中、ミラノがアークイラの職人に特注で作らせた逸品だ。

 ミラノ曰く、「移動のため、突貫で作らせた間に合わせ」らしいが、帽子一つだけ取っても、アークイラの平屋が数軒買える額である。

「クマ、だいじょうぶ?」
「ん、ああ? セレネ殿でござるか。一体どうしたのでござるか?」
「クマ、つかれてる、へいき?」

 ちょこちょこと歩いてきたセレネが、不意に話しかけてきた内容を聞いて、クマハチは感心した。ただ己の不幸を嘆いているだけだと思っていたが、この少女は、自分の疲労を一瞬で見抜いたのだ。

「(年端も行かぬ少女だというのに、何という洞察力か)」

 セレネの言うとおり、部下の手前、表には出さないがクマハチはそれなりに疲労している。ひとたび街を離れてしまえば、そこはもう決して安全とは言えない地域となる。街道として開拓されている道を通ってはいるが、すぐ横は開けていない森林地帯であり、いつ腹をすかせた野獣が飛び出してくるか分からない。それ以上に、旅人を狙う野盗が出ることも多いのだ。

 馬車の側面にはヘリファルテの紋章である黄金の鷲をあしらっているため、野盗といえどもリスクが高くなかなか襲っては来ないが、それも確実とはいえない。

 クマハチはミラノ王子の良き友ではあるが、同時に主従関係でもある。主人の身に危険があれば、自分が率先して戦わねばならない。軽口を叩き飄々(ひょうひょう)としているように見えるが、街道を進んでいる間、クマハチは研ぎ澄まされた刃のように神経を集中させているのだ。

「となり、いい?」
「あ、ああ、別に構わんでござるが。セレネ殿は拙者を、その……何とも思わんのでござるか?」
「なにが?」

 きょとんとした表情で、セレネはクマハチを見上げている。これもクマハチには驚きだった。内面こそ穏やかな男であるが、クマハチは見ての通り、お世辞にも身なりが良いとは言えない。その髭だらけの厳つい顔と異国の風体から、小さな子供は彼を見ると、大体泣くか逃げるかしてしまう。それと比較すると、触れれば溶けてしまう淡雪のような少女は、見かけに寄らず相当な胆力を備えているらしい。

「拙者、見ての通りの風体にござる。セレネ殿は怖いと思わないのでござるか?」
「だいじょうぶ、クマ、いい人」

 さも当然とばかりに答えるセレネに、クマハチはただただ驚くばかりであった。別に自分の内面が優れているという(おご)りは無かったが、外面ではなく、内面を見ようとする事は大人ですら難しい。

「セレネ殿は、豪胆かつ柔軟な思考を持っておられる。将来、必ずや大人物となりましょう。このクマハチが保証するでござる」
「ありがと」

 セレネは可愛らしい唇をふっと緩め。短くそう答えた。

「(なるほど……異端と呼ばれるのも無理の無い話でござる。この歳でこれだけの資質を持っていれば、頭の固い連中は封殺しようとするであろう)」

 短い会話ではあったが、クマハチはミラノの考えを改めて肯定した。この少女は、あのような薄汚い牢獄に閉じ込め、朽ち果てさせてよい者ではない。然るべき育成をすれば、どれだけの才女となるのか。出来うる限りの援助をしてやろうと、実直なクマハチは心の中で決意するのだった。

 しかし、別にセレネはクマハチの内面を見抜いたわけではなかった。セレネが馬車から覗いていたところ、皆でワイワイ楽しくキャンプの準備をしているのに、クマハチだけ一人離れた場所でぽつんと座っていて、暫くすると背を向けて小川のほうに去っていった。つまり、ハブられていると思ったのである。

 外見からしてもクマハチが浮いているところから、セレネは前世の知識より「不遇な扱いを受け、低賃金でこき使われている外国人労働者」という判断をした。ミラノという鬼畜王子の引き立て役として連れまわされ、仲間からは爪弾きにされている。

 学生時代、二人組を作るといつも余っていたセレネは、ひとりぼっちでぽつんと佇むクマハチを放っておけなかった。かといって「何だ、お前一人なのか、じゃあ先生と組もうな」と話しかけられるつらさも知っていたので、敢えて「ひとりぼっちだから」ではなく、「疲れていそうだから」とオブラートに包んだのだ。

 何より、孤立した汚いおっさんであったセレネは、爽やか体育会系の他の従者たちより、同じく孤立した、汚いおっさんであるクマハチの傍に居たほうが親近感と安らぎを覚えるのだ。もっとも、クマハチは孤立していないし、おっさんでもないのだが。

「きょう、いい天気。わたし、外、あまり出ない、クマ、じょうぶでうらやましい」
「……そうでござるか」

 コミュ障であるセレネは特に盛り上がる話のネタなど持っていない。横に座り、クマハチに話しかけてやろうと思ったが、結局天気の話と、健康そうでいいですね、という事しか言えなかった。

 だが、それを聞いたクマハチはそう捉えなかった。この姫はずっと監禁され、闇の世界しか知らないのだ。自分にとっては何ともないこの空が、どれだけ美しく見えているのだろう。そして、それっぽっちの事で感動する姫に、世界がどれだけ広く、色鮮やかな場所であるかという事をどうしても教えたくなった。

「ふむ、ではセレネ殿に、このクマハチが世界について教えましょうぞ」
「え?」
「なぁに、こう見えて拙者、ミラノ王子の付き添いをしているお陰で、この大陸には割と精通しているのでござる。そこらの理屈ばかりの地理学者より、ずっと面白く、的確に解説をする事ができるでござる」

 クマハチはおどけてそう言うと、懐から古ぼけた地図を取り出し、草むらの上に広げた。 
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