米フロリダ州のケープカナベラル空軍基地で、今週末に打ち上げを予定していたSpaceXのFalcon 9ロケットが爆発事故を起こしました。今回の積荷はイスラエルSpacecom社のAMOS-6通信衛星ですが、こちらもFalcon-9とともに破壊されたと見られ、打ち上げは絶望的となっています。

現地近くのオフィスビルでは突然の爆音とともに建物全体が揺れるような振動があったとの報告も上がっている模様です。ただ幸いな事に、基地の近くにあるケネディ宇宙センターの空軍博物館などは打ち上げが終わるまで休館しており、近くに一般人はいなかった模様。また民間人には怪我人もいないとのことです。
 
 
Falcon 9は爆発発生時、ロケットの燃焼試験をしていたとされます。またSpacceXはCNBCに対してコメントを発表し「打ち上げ場で何らかの異常が発生し、ロケットと積荷の衛星が失われた」としています。また記事執筆時点では怪我人はないとされています。

TwitterやYouTubeなどには事故発生直後の動画が投稿されており、黒煙と炎が確認できます。
 


なお、積荷のAMOS-6通信衛星はフランスのEutelsat社とFacebookの協業により、アフリカの14の国へインターネット環境を提供する予定でした。

SpaceXは年内にも初の再利用ロケットを打ち上げることが決まったばかりでしたが、今回の事故でその計画ももしかすると来年以降にずれ込むかもしれません。




[Image : @krisn99 (Twitter)]
(追記中)
今週末打ち上げ予定だったFalcon 9ロケットが爆発炎上。積荷のAMOS-6通信衛星も失われる
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