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物欲に負けた日

怠惰な日々の徒然

思いを書くなら万年筆!実用性を考えるとPILOT「kakuno(カクノ)」もなかなか良いよ!

物の話 物の話-日用品

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このブログは趣味なので好きなように書いています。とはいえブログは読者様あってのもの。本当の意味で僕が僕だけのために書いているとも言いづらい。なんだかんだで多少は気を使って書いています。それがブログの良さでもあるのですけどね。

対して、僕が本当に僕だけのために書いているものがあります。日記ですね。1日1ページ書いているんですが、誰のことも気にせず、あったことや思ったことを素直に書き出すとあっという間に1ページが埋まってしまいます。

日記はずっと万年筆で書いています。といっても高くていい万年筆は使ったことないんですけどね。今使っているのはお手軽万年筆の代表格PILOT「kakuno(カクノ)」なんですけど、これが結構いいんですよ。

というわけで、今日は僕が思う万年筆で書くことの良さとPILOT「kakuno(カクノ)」のご紹介です。

思いを書くなら万年筆!

万年筆には思いが出る

僕は仕事ではボールペンを使っています。

やはり実用品としてはボールペンが上だと感じます。周りを見渡しても明らかにボールペンを使っている人が多いですからね。でも、ゆっくり落ち着いて文章を書くには万年筆はとても良い筆記具だと思うんですよね。

ボールペンはある程度どんな角度でも、筆圧が強くても弱くても、安定して書くことができます。万年筆は角度がずれると書けないし、筆圧でインクの濃淡が変わります。もちろん普通に使っていれば普通に書けるんですけど、力が入ってるなとかわかるんですよね。特に青とかブルーブラックのインクを使うと濃淡が良くわかります。

万年筆で書いた文章にはその時の気分や思いが残る気がします。

万年筆は落ち着いて文章を書ける

僕はもともと筆圧が強いタイプなんですけど、万年筆だと筆圧を抑えて書く必要がありますし、ある程度スピードを抑えて書く必要があるので自然と気持ちを落ち着けて丁寧に書くようになります。といっても決して書きにくワケじゃないんです。ただ、乱暴な書き方には向いてないということです。

ゆっくりと自分の中にある思いや考えをまとめながら文章を書いていくのには、万年筆の持つゆったりとした書き味がとてもあっていると感じるんです。

万年筆はスムーズに書ける

万年筆は書き方さえ間違えなければ、インクフローもよく、軽く流れるように書くことができます。その書き味には万年筆を使ったことがない方は驚くんじゃないでしょうか。

扱いにくいようで実はとても書きやすいのが万年筆なんです。

流れるように書けるから、書いていて思考を妨げられることがないんですよね。考えていること、思ったことをサラサラと書いていくことができるんです。

PILOT「kakuno(カクノ)」がなかなか良い

「kakuno(カクノ)」はPILOTが販売する子供向けの万年筆です。定価1,000円の安価な万年筆ですが、これがなかなか良いんですよね。低価格帯の万年筆としてはかなり売れていて、文具店でも比較的簡単に手に入りますしね。

PILOT「kakuno(カクノ)」

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カクノには細字と中字があるんですが、僕は中字を使っています。本体カラーはグレーです。

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中身はこんな感じです。ペン本体の他にブラックのインクカートリッジと説明書が入っています。インクはブラックは使わないのですが、もったいないので保管です。

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インクはカートリッジ式で本体に差しこむだけで簡単です。僕はブルーブラックのカートリッジを使っています。ブルーブラックはブラックに比べて色の濃淡が出るので味がある気がするんですね。

別売りのコンバーターを使えばインクを補給して使えるみたいですが僕は試したことは無いです。

価格と性能のバランスが良い

万年筆の良さを書いてきましたけど、高いものは買ったことないんですよね。実用品ってそんなに高いものは買わない主義、バランスが大切と思って、せいぜい3,000円くらいまでで渡り歩いてきました。

その価格と性能のバランスを考えるとカクノはかなり良いんですよね。

あくまで低価格帯の万年筆ですから一生ものとかの高級万年筆とはまったくの別物ではあるんですけどね。

デザインは子供向けでかわいい

万年筆っていうと大人向けの高級品のイメージがあるかもしれないんですけど、カクノは子供向けってことでかわいらしいデザインをしています。これが良いかどうかは人によりますね。

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カラーバリエーションも豊富です。僕は一番落ち着いて見えるグレーにしていますが、モロに子供向けってほどじゃないかなって思うのでデザインについてはまぁ良いかなってくらいですね。

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ちなみにペン先はスマイルマークになっています。 光って写真が撮りにくい。

三角形のグリップが持ちやすい

カクノのグリップは三角形になっています。ペンを持つ時ってグリップには人差し指、中指、親指が当たっていると思うんですけど、その3本の指が三角のそれぞれの面にフィットするんですよね。

万年筆は丸い軸のものが多いのですが、三角軸は圧倒的に持ちやすいですね。

しっかりしたペン先

カクノのペン先はステンレス製だそうです。高級万年筆では金が使われますけど、この価格帯ではスチールかステンレスくらいしか選択肢はないですから、当然ですね。

金に比べてステンレスは硬いので、書くときの滑らかさに欠けるというか、引っかかる感じがすると言われていますが、カクノはかなり健闘していて、紙に引っかかるカリカリした感じは無いです。僕は筆圧が強く、ボールペンではカリカリ感のあるペンでガシガシ書くのを好みますが、ゆったりとした気分で書きたい万年筆は引っ掛かりがないほうが良いんです。

さらに、書ける線も細めでカチッとした線が書けます。

プラスチック製で軽い

万年筆は本体が金属製のものも多いですけど、カクノはプラスチック製で軽いです。これは好みですが、僕としてはある程度重みがある方が書きやすいのでこれはちょっとデメリットですね。

まとめ

万年筆はボールペンと書き味が違って、書くのも楽しい筆記用具です。カクノは価格も安くてちょっと試してみる入門用にはすごく良いですし、日常の使用にもいい感じですね。

定価1,000円と気軽に試せるのでぜひ1本試してみませんか?