09月01日 19時22分
岐阜県は登山届を義務化している北アルプスや御嶽山などで、ことし12月から届け出の提出を怠るなどした登山者に対し、時期や地域を限定して罰則として5万円の支払いを科すことになりました。
岐阜県は北アルプスでの相次ぐ遭難や御嶽山の噴火をきっかけに北アルプスと御嶽山、それに焼岳の岐阜県側で、おととしから順次、登山届の提出を義務化しています。
このうち、岐阜県は時期や地域を限定して届け出の義務を怠ったり、内容を偽ったりした登山者に対し、ことし12月1日から罰則として5万円の支払いを科すことになりました。
罰則の対象は、北アルプスは冬山シーズンの12月1日から4月15日までの間で、遭難や事故の危険が高いとされる西穂高岳から奥穂高岳にかけての地域などです。
焼岳と御嶽山はいずれも火口から1キロ以内の範囲が対象です。
岐阜県によりますと、去年、登山届を提出したのは5万2000人近くと、義務化される前に比べ、1万4000人あまり増えたということです。
また、岐阜県はことし12月1日から白山の岐阜県側でも登山届の提出を義務化することにしています。
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