楽天がスマートフォン(スマホ)の高齢者向けサービスを拡充させている。
7月下旬から有料サービスとして、メールの返信や写真の表示方法などを電話で聞けるという内容で、簡単に契約ができるように店舗網も広げるとしている。
画面表示で操作指南。楽天の格安スマホサービス。
楽天の新サービス「あんしんリモートサポート」は、困りごとを相談できるサポートサービスとなっており、電話相手がインターネット経由で手持ちのスマホ画面を一緒に見ながら遠隔で操作を指示するといった特徴がある。
たとえば、スマホ画面に丸印を表示して「丸で囲んだアプリを指で押してください」などアプリを指定するなど、具体的に指示してもらえるようになっている。
料金は月500円(税別)で、スマホの専用アプリからフリーダイヤルで発信することが可能だ。
また、スマホの操作方法以外にパソコンやスマート家電など他社で買ったIT(情報技術)機器の使い方も聞ける。
初期設定や写真データの移行や対話アプリ(SNS)の「LINE」の設定方法、メールアドレスの設定方法や繋がらないなどのトラブル対応など幅広い質問に対応する。
今、格安スマホが流行しており、シニア層でも簡単に契約手続きができるように楽天は販売網を拡大しているが、シニアの不安は買った後も続く。
楽天の調査によれば65歳以上の54%が格安スマホを使いたいと思っているようだが使い方に不安を持っている人が多いようだ。
楽天は8300円(税別)を支払うことで、担当者が自宅まで来て初期設定を支援するサービスを用意するなど高齢者の使いやすさを追及し、シニアの格安スマホ需要を取り込むとしている。
【「日系MJ」より一部抜粋。】
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