愛知県北名古屋市の長瀬保市長は、１日の市議会で、名古屋市との合併を検討する考えを表明しました。
北名古屋市議会は、１日、定例議会が開かれ、この中で長瀬市長は、「北名古屋市と名古屋市は通勤や通学による人の行き来が盛んで、医療や福祉など、高度化、多様化する住民サービスへの課題を一緒に解決していくことは自然な流れだ」とした上で、「合併を真剣に考える時期に入った」と述べ、名古屋市との合併を検討する考えを明らかにしました。
このあと、長瀬市長は報道陣の取材に応じ、合併する利点として、災害への対応や教育などの分野を充実させることができるとした上で、隣接する清須市や豊山町にも連携を呼びかけて、名古屋市との合併を進めたいとの考えを明らかにしました。
北名古屋市は、今後、住民へのアンケートを実施したいとして年内には合併に向けた課題などについても洗い出していくとしています。
名古屋市の河村市長は正式な打診は受けていないと述べた上で「合併したいということはそれだけ名古屋に魅力があるということでうれしく感じている。人口が増えれば都市の力は強くなるので、合併に向けた検討は大賛成だ」と述べました。