(セ・リーグ、広島6×-5DeNA=延長十回、23回戦、広島13勝10敗、1日、マツダ)広島は5-5の延長十回、丸佳浩外野手(27)がサヨナラ打を放ち、6-5で劇的勝利。今季40度目の逆転勝ちで、球団新記録の76勝目をマーク。優勝へのマジックもついに1ケタの9とした。
広島は5-5の十回、一死から安部が打撃妨害で出塁すると、田中が二塁打。菊池が敬遠気味の四球で満塁。ここで打席に立った丸が田中から中堅にきれいにはじき返し、サヨナラ勝利を飾った。
ヒーローの丸は「(水を浴びて)めっちゃ寒いです。なんとか食らいついていこうと思った。4点差? どんなに点差が離れていようが、1点1点返していこうという気持ちだった。本当につなぐ意識が浸透している。マジック9? 初めてであまりよくわからないです」と満面の笑みをみせた。
広島は、1-5の五回は、一死から菊池がソロ本塁打を放つと、新井、鈴木の連打で2点目。さらに、エルドレッドが左翼スタンド最上段に同点の19号2ランを見舞い、接戦に持ち込み、サヨナラ勝利につなげた。
九里(五回途中4失点)「中継ぎに迷惑をかけてしまい、申し訳ないし、悔しい」