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【大相撲】

白鵬が綱とり稀勢にエール? 今年いっぱい準優勝なら上げれば

2016年8月31日 紙面から

新しい綱を締め、鏡の前で土俵入りの所作をする白鵬=東京都墨田区の宮城野部屋で(岸本隆撮影)

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 あと3勝まで迫った史上3人目の1000勝と38回目の優勝を目指す横綱白鵬(31)=宮城野=が30日、秋場所(9月11日初日・両国国技館)で綱とりに挑む稀勢の里にエール? を送った。

 この日東京都墨田区の宮城野部屋で綱打ちに参加した白鵬は「(稀勢の里の綱とり場所は)3場所連続ですか。今年いっぱい準優勝なら上げてもいいんじゃないの」と背中を押した。稀勢の里は3月の春場所から3場所連続で優勝次点の成績を残した。秋、九州の2場所も優勝次点なら5場所連続。「人間ですから私でも(名古屋は)10勝5敗で終わるわけですからね。5場所なら10カ月維持できたこと。十分に優勝争いしている」とその理由を説明した。

 稀勢の里の実力を十分に認めた上での発言なのだが、よく聞くと、稀勢の里は優勝しないことが前提となっている。エールというのか余裕の裏返しというのか…。

 それが証拠に「なったらなったで違う。本人もきついだろう。そうなると優勝というのがベストかもしれないね。取りこぼしもあるし、負ける相撲はスタミナが切れてついていけないというかねえ」とピリ辛評論も付け加えた。

 自身は東京場所前恒例の綱打ちで新しい綱を締めて鏡の前に。これが記念すべき1000勝の綱に? と向けられた横綱は「そうなるね。大変な綱になっちゃうなあ」とご機嫌だった。 (岸本隆)

 

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