蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】菅野が連敗止めた2016年8月31日 紙面から
◇巨人5−2ヤクルト巨人が連敗を5で止めた。2−2の3回に村田の右前への2点打で勝ち越し。5回は坂本の適時打で加点した。菅野は4回以降1安打と調子を上げ、7イニング2失点で8勝目。マシソン、沢村とつないだ。ヤクルトは5連勝でストップ。 エースの気迫が大失速を食い止めた。巨人の菅野が120球の粘投。7イニングを2失点で踏ん張り、8回からは勝利の方程式で逃げ切った。今季のヤクルトとの主催試合は10戦全勝。福井でも『栄養剤』を飲み干し、連敗は5でストップした。 「7回で120球も投げているようでは話にならない。あまり良い内容ではなかった」。序盤は苦しみ、球数も増えた。それでも、「気合を入れ直した」と中盤にギアチェンジ。4回1死からは5者連続三振を奪って流れを引き寄せた。 エースがチームの危機を救った。「連敗中なのでアクションを起こさないといけないと思っていた」。5回。山田を外角149キロで空振り三振に仕留めて5連続Kを締めくくると、小さく右コブシを握った。 大黒柱の仕事。ただ、高橋監督の評価は「最低限」だ。「もっと良い投球をできるはず。これからはフル回転してもらわないといけない」。広島の優勝マジックは着実に減っている。立ち止まっている余裕はない。 菅野も自覚している。「監督が期待しているのはもっと上だと思う」。29日に『10連勝の夢』を力説した村田ヘッドコーチは「あと9連勝してみたいよな」とニヤリ。ペナントレースを終わらせてたまるか−。そんな夢を語る資格は、巨人にしかない。 (井上学) PR情報
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