どうも選挙はないみたいです。良かったですね。
とか余裕ぶっこいてたら解散だーとかなるのかもしんないけど、そろそろネット内でも議論すべきは定額減税でも埋蔵金でもなく政府紙幣です。これはアツい。
というか、あんまり言いたくないけど06年の与謝野さんが大臣やってるとき、微妙な失政がござんした。国内が実質デフレになってんのにマネーサプライを絞っちゃって、海外の好景気からは直接恩恵を蒙れない国内産業が完全に不況に陥っちゃった、というアレ。日銀はアホだったね、と言い捨てるには、あまりにも残念な駄目具合が露呈しちゃったというのが本音であります。
安倍政権が誕生したのもこの辺で、軌道修正を図るには政治過程的にも体制的にも厳しい状態のまんま、マネーサプライだけが削られて中国特需に沸く業界とは裏腹に、そうでない国内景気はしょんぼりというのが実情でありました。これじゃ投機の奴らばっかり肥え太って、その他大勢の国民の生活が改善するわけないよね。あんま人のことは言えないけど。
そういうわけなんで、そろそろ麻生印の太政官札でも刷らせるのは是か非かという議論が沸き上がるべきタイミングなんだろうと思うわけですね。中川秀直さんも大人しくなったわけですし。
もちろん、狙いは一定規模以上の減税の財源として政府紙幣を発行することでマイルドなインフレ誘導でも図っていこうかという話でありまして。ちなみに、発行余力については諸説ありますけれども、日銀が絞ったマネーサプライ+αぐらいの規模で考えるなら35兆円から40兆円のあいだ、実効的な財源として市中の消化余力も考えながら単年度で見るなら10兆円以下、8兆とか、そういう議論になるんじゃないかと思います。
ただ、この政府紙幣の発行に踏み切る背景ってのは、小泉政権末期に間違った舵取りをしちゃった与謝野さんにも一言二言詰めて貰わなければならない腹はあるわけで、死期を悟ったじいちゃんが政策特攻隊でも組成して増税超特急とかやり始めたら話が進まないのであります。
政府紙幣の政策的な発行対象がもし選べるのであれば、雇用分配率を上げた企業に対する法人減税や、自由化しすぎた雇用の揺り戻しで増える社員に対する社会保障費補助のような、雇用と所得が増えるような施策に充てるべきだと私は思うわけですが、きっと政治過程で換骨奪胎されて社会保障費に化けちゃうことでしょう。まあ、財布はひとつですからどうでもいいんですけどね。
これを機に、年金やNHK受信料なんかは全部、税に一本化しちゃえばいいんじゃないかと思います。公明党の言うことを聞くふりをして、総選挙をがっつり年明けまでズレ込ませて、小沢さん焚き付けて民主党割るのが一番生き残る率が高いと考えるんですけど先生。
というか、あんまり言いたくないけど06年の与謝野さんが大臣やってるとき、微妙な失政がござんした。国内が実質デフレになってんのにマネーサプライを絞っちゃって、海外の好景気からは直接恩恵を蒙れない国内産業が完全に不況に陥っちゃった、というアレ。日銀はアホだったね、と言い捨てるには、あまりにも残念な駄目具合が露呈しちゃったというのが本音であります。
安倍政権が誕生したのもこの辺で、軌道修正を図るには政治過程的にも体制的にも厳しい状態のまんま、マネーサプライだけが削られて中国特需に沸く業界とは裏腹に、そうでない国内景気はしょんぼりというのが実情でありました。これじゃ投機の奴らばっかり肥え太って、その他大勢の国民の生活が改善するわけないよね。あんま人のことは言えないけど。
そういうわけなんで、そろそろ麻生印の太政官札でも刷らせるのは是か非かという議論が沸き上がるべきタイミングなんだろうと思うわけですね。中川秀直さんも大人しくなったわけですし。
もちろん、狙いは一定規模以上の減税の財源として政府紙幣を発行することでマイルドなインフレ誘導でも図っていこうかという話でありまして。ちなみに、発行余力については諸説ありますけれども、日銀が絞ったマネーサプライ+αぐらいの規模で考えるなら35兆円から40兆円のあいだ、実効的な財源として市中の消化余力も考えながら単年度で見るなら10兆円以下、8兆とか、そういう議論になるんじゃないかと思います。
ただ、この政府紙幣の発行に踏み切る背景ってのは、小泉政権末期に間違った舵取りをしちゃった与謝野さんにも一言二言詰めて貰わなければならない腹はあるわけで、死期を悟ったじいちゃんが政策特攻隊でも組成して増税超特急とかやり始めたら話が進まないのであります。
政府紙幣の政策的な発行対象がもし選べるのであれば、雇用分配率を上げた企業に対する法人減税や、自由化しすぎた雇用の揺り戻しで増える社員に対する社会保障費補助のような、雇用と所得が増えるような施策に充てるべきだと私は思うわけですが、きっと政治過程で換骨奪胎されて社会保障費に化けちゃうことでしょう。まあ、財布はひとつですからどうでもいいんですけどね。
これを機に、年金やNHK受信料なんかは全部、税に一本化しちゃえばいいんじゃないかと思います。公明党の言うことを聞くふりをして、総選挙をがっつり年明けまでズレ込ませて、小沢さん焚き付けて民主党割るのが一番生き残る率が高いと考えるんですけど先生。
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※ 全ての国民に対し6月に10万円、12月に10万円、一人当たり年間20万円のボ―ナス支給を提案する。1億2800万人のボーナス合計 25兆6000億円
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センター試験で「政治経済」受ける受験生レベルにも達してません。まず高校生レベルの経済学を勉強しましょう。
ここが笑うところですか?
次いで、マネーサプライは日銀が削っちゃったから増やしましょうという話の中で次の国会に政府紙幣発行の是非があげられる可能性が高くなったと隊長が言っているだけ
kamakura氏の疑問視してることはエコノミストやfactaで高橋洋一氏などリフレ派経済学者が解説しているし、何よりスティグリッツやボーマンの論文ぐらいは読んで理解してからとぐろを巻いていて欲しい
去年の暮れに本も出てるけど、和訳が酷い部分もあるので原文を読んだ方がよさげ
<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478000840/ref=cm_rdp_product" rel="nofollow">http://www.amazon.co.jp/gp/product/4478000840/ref=cm_rdp_product</a>
次にマネーサプライの話。私にはなぜそんなに一生懸命マネーサプライを増やさなくてはならないのか理解できませんが、それを言い出すと切りがないのでとりあえずマネーサプライを増やさなければならない前提で話をします。
政府紙幣を一兆円発行すればベースマネーは一兆円増加しますが、もし国がその発行益をまったく使わなければ貨幣需要は増えないのでマネーサプライは一円も増えません。つまり余った銀行券がそのまま日銀に還流してしまうわけですね。もちろん実際には国が発行益を使って景気対策をするため、それによって貨幣需要が生まれ、それだけマネーサプライは増えます。
それなら国債を発行して財源とし、景気対策をやったってほぼ同じではないでしょうか。ベースマネーはもちろん増えませんが、マネーサプライは政府紙幣の場合と同じだけ増えるように思いますが。つまりマクロ経済学の教科書的に言うと貨幣乗数(信用乗数)が大きくなるわけですな。「全然違う、マネーサプライは政府紙幣のほうがはるかに大きい」という方はぜひ詳しくご指摘を。
書き込みが反映されない?
深尾氏が言っていることの理解はkamakura氏の内容でいいが、馬鹿ハンター氏が論じているのは政府紙幣発行で当面のマネーサプライを緊急避難的に確保しベースマネーが潤滑にある状況で経済対策をやりましょうという話。日銀のBSを問題視するのは分かるが、それは次元の違う話だからさ。
加えて、政府紙幣の発行収入についても、kamakura氏は完全に意味を取り違えていると思いますよ。深尾氏の日銀サイドの話だけ聞いても意味がないというのもあるし。
まぁ偽造リスクもあるだろうから、電子マネーで政府紙幣を発行しようという流れに持ち込みたいと読んでいるんじゃないのかな、山本氏は。
「その理屈だと、発行収入はどこに消えてしまうんだよ」とのコメントですが、私の頭ではどうして深尾氏のコメントからそんな疑問が出てくるのか自体がさっぱり理解できません。もう少し詳しく思考経路を教えてください。
ベースマネーはもちろん日銀と国の借金です。日銀券と日銀当座預金は日銀の、政府紙幣と硬貨は国の借金ですね。政府紙幣の発行収入は国の事業に充てられるわけですが、別に国がその収入をどう使おうが、あるいは使わずに日銀券の形で手元に置いておこうが、ベースマネーは一円も変化しません。サラ金から10万円借金して競馬で使おうが、手元に取っておこうが、サラ金会社の手元にある借用証書がなくならないのと同じことです。政府紙幣というのは政府の借用証書であるわけですから。
深尾氏が言ってるのは、金利を上げようと思ったらこの借用証書である政府紙幣を売りオペ(資金吸収オペ)で回収しなくてはならないでしょ、ということ。それは日銀の利付き資産を放出し、日銀のBSを悪化させることを意味します。単純明快でしょ。とにかく、私には馬鹿ハンターさんの言葉がさっぱりわかりません。私を馬鹿呼ばわりするのも結構ですが、どうかもう少し詳しくご教示ください。
早くやれば良いのに。
>まあそれ以前に、日銀がデフレ下で資金供給を絞ったのがいかんというなら政策金利を下げろといえばいいだけの話。
この発言ひとつで、貴殿が何も分かってないことは良く理解した。
>仮に政府が国債を発行しないで、単に財務省が政府紙幣を印刷した場合には何が起こるかといえば、それが存在する限り、日銀のベースマネーは増えたままですから、金利は上げられません。
その理屈だと、発行収入はどこに消えてしまうんだよ。発行時点で控除するんだが。まあ分からないようなのでもういいや。
>野ぐそ殿
政府紙幣と新円発行やデノミとは全然別物。
>>見つけたリポートにまあ適当なのがあったのでリンクを張っておきます。
それは学会でも酷評されてる思考研究の第一人者ですよw それ以外の書き手さんの論文を検索してみてください。
>>日銀がデフレ下で資金供給を絞ったのがいかんというなら政策金利を下げろといえばいいだけの話。
政策金利を下げて供給が増えれば苦労はしないですね。
>>ネット上でたまたま深尾光洋・慶大教授の発言を見つけました。ほぼ私が言いたいことそのままです。
その人、日銀の人です。自分から政府紙幣発行だインフレターゲットだとすすんで言うわけないでしょう。
もっとも、為替に関する深尾教授の議論は興味深いものはありますが。
>>仮に政府が国債を発行しないで、単に財務省が政府紙幣を印刷した場合には何が起こるかといえば、それが存在する限り、日銀のベースマネーは増えたままですから、金利は上げられません。
単に財務省が紙幣を印刷するだけならそうですが、そんな政策はありえると思って議論していますか?
全体的に、kamakura氏の発言は聞きかじりの財政政策で屁理屈を言っているようにしか感じませんね。
だから、政府紙幣発行政策ってのは、「デノミ、新円醗酵、消費税の実質「ぜいたく税化」の3本立てでガツンと逝ってみよう。」…と、どこがどう違うの?
<a href="http://www.rieti.go.jp/users/iio-jun/discussion/05.html" rel="nofollow">http://www.rieti.go.jp/users/iio-jun/discussion/05.html</a>
仮に政府が国債を発行しないで、単に財務省が政府紙幣を印刷した場合には何が起こるかといえば、それが存在する限り、日銀のベースマネーは増えたままですから、金利は上げられません。したがって、日銀自身が現金を回収するために、借用証書を発行する格好になりますが、日銀売り出し手形を発行して現金を全部回収する必要があります。それをしますと、金利がつくもので回収せざるを得なくなり、かつ、日銀は大幅な債務超過に陥ります。
いずれにせよ、日銀と政府を統合して考えれば、政府・日銀のバランスシートは130兆円分悪化します。利払い負担も、金利がプラスになった段階で発生します。ですから銀行券を発行すれば負担にならないというのは真っ赤なうそです。この点は強調しておきたい。
見つけたリポートにまあ適当なのがあったのでリンクを張っておきます。
<a href="http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/economic-review/200310/page11.html" rel="nofollow">http://jp.fujitsu.com/group/fri/report/economic-review/200310/page11.html</a>
まあそれ以前に、日銀がデフレ下で資金供給を絞ったのがいかんというなら政策金利を下げろといえばいいだけの話。金利が下がれば国債の償還負担も減るから国債の増発余地だって生まれるわけで、その費用を山本さんのおっしゃる政策の財源にすればいい。なんでわざわざ政府紙幣なんて発行する必要あるんですかね。
>「政府紙幣」発行の是非うんぬんと書いているが、これは要するに国債を増発してバラマキをやれというのと同じこと。
マネーサプライと国債をごっちゃにしてる馬鹿なの?
>紙幣は利子がつかないからいいと思うかもしれないが、結局は利上げ時には日銀が吸収しなくてはいけない。
紙幣に利子がつくわけないだろ。利上げ時に日銀が吸収するってのも意味不明。
>日銀が国債などの保有資産を民間銀行に売却し、利子のつかない政府紙幣を資産として抱え込んだら、日銀の利益が減ってしまう。
日銀がデフレ下でマネーサプライ削った分、余剰があるから政府紙幣を発行せよというのがスティグリッツの考え方。あべこべにも程がある。
>だから「政府紙幣」なんてまともに検討に値するテーマじゃない。
ノーベル賞経済学者がデフレ対策時のマネーサプライを潤滑に行うために提案した手法でこれから議論が開始されるべき政策課題なんだがね。
つか、政府紙幣発行が国債と同じと考える馬鹿は議論に入ってこない方がいいと思うお。
「政府紙幣」発行の是非うんぬんと書いているが、これは要するに国債を増発してバラマキをやれというのと同じこと。紙幣は利子がつかないからいいと思うかもしれないが、結局は利上げ時には日銀が吸収しなくてはいけない。日銀が国債などの保有資産を民間銀行に売却し、利子のつかない政府紙幣を資産として抱え込んだら、日銀の利益が減ってしまう。つまり政府・日銀には結局国債の発行費用と同じだけの費用がかかるのだ。だから「政府紙幣」なんてまともに検討に値するテーマじゃない。
食料品とか生活必需品は無税か低率にして、貴金属とか嗜好品にこそ大きく課税して欲しい。
ゲームとか大きなお兄さん向けのオモチャは税率高くても買う奴は居るだろ。もしくは対象年齢で税率変えるとか。
ビートたけしってポエムに逃げるから信用できないんだよな。
資源小国って動かせない前提条件があって、だからこそ前の戦争では「技術力が高くても兵の錬度が高くても国民の戦意が高くても、 資 源 無 い か ら 兵站補給が続かなくて占領地を維持できなくて」負けたわけで。
それと今現在と、どこがどう違うの? って感じ。
まぁ、いざ戦争となったら街の人が優先的に兵隊化でしょうから、みんな一杯頑張れて良かったね? って感じで良かったね。死ぬほど頑張れるぞ。はっはっは。
技術とか知識とか学問とか芸術とか、そーゆーのを立国の柱と位置づける連中は、なんでまた「食べるが基本」「補給が基本」を蔑視しますかね? それあってこそ、ゆとりとヒマと無駄と継続(←笑)あってこその技術知識学問芸術でさ。そこを蔑視したら成り立たないし続かないって基本を、何で隠蔽するかなぁ? って感じ。
学問知識で負けてる連中や「お約束」に無頓着な連中を直ぐに小馬鹿にする都会っ子って多いけど、そんなだから駄目なんじゃないの? って感じね。
だからキミらは欧米にも中華にも勝てないんだよ? って、ビートたけしとかその辺のお偉いさんが言えばいいんだよ。私が言っても通じんけど、ある程度偉いヤツの言うことなら聞くんだろ。どーせ。ん? ん?
そうそう、ビートたけしで思い出したけど、おととしだったか東京浅草に出たとき、観光用の人力車に乗ってあちこち回ったんよ。そしたらフランス座(だっけ?)前の街灯に演芸人の顔が飾ってあってさ。幾つも飾ってあったんだけどさ。ひとつだけ真っ白い街灯があって、人力車のあんちゃんが「アレはビートたけしさんのですよ? たけしさんは恥かしがり屋だから、生きてるうちに顔飾られるのは嫌だって、死んでから飾ってくれよって言ってるそうですよ」…なんて言うんですわ。
何 を 勿 体 付 け て ん だ こ の ク ソ 野 郎 !! って思ったんでね。咄嗟に
「だったらタケちゃん、とっとと死ねばいいのにな。俺折角見に来てんのに顔は出さねぇ講釈は垂れるで面白れぇコトいっこもねーんだけどよー。そんなこと言ってるからタケちゃん下り坂なんだよ。バイク諸共砕け散ってリゃ良かったのに無駄に生きやがってふざけんなよ!!」
って啖呵切ったら、人力車のあんちゃん大笑いしてましたよ。良かったね。たけちゃん人気者だね。あー良かった良かった。そういや最新作は『アキレスとダークナイトと亀頭筋太郎が崖の上からポチョ!!』でしたっけ? 全員死ぬんだよね? 良さそうですな。ヒマがあったら観に逝きますわ。頑張ってね。ほなさいなら。
昔から藩札なるものが幕府の金貨、銀貨とは別に存在したわけで、政府札も明治にはたしかありませんでしたっけ?
前に国債と日銀券の違いについてぼんやり考えてました。
<a href="http://d.hatena.ne.jp/hihi01/20080615/1213494265" rel="nofollow">http://d.hatena.ne.jp/hihi01/20080615/1213494265</a>
ちなみに、政府紙幣なるものを発行するならスタンプ貨幣などよろしかろうと思います。
<a href="http://d.hatena.ne.jp/Hicksian/20080921" rel="nofollow">http://d.hatena.ne.jp/Hicksian/20080921</a>
昔から藩札なるものが幕府の金貨、銀貨とは別に存在したわけで、政府札も明治にはたしかありませんでしたっけ?
前に国債と日銀券の違いについてぼんやり考えてました。
<a href="http://d.hatena.ne.jp/hihi01/20080615/1213494265" rel="nofollow">http://d.hatena.ne.jp/hihi01/20080615/1213494265</a>
ちなみに、政府紙幣なるものを発行するならスタンプ貨幣などよろしかろうと思います。
<a href="http://d.hatena.ne.jp/Hicksian/20080921" rel="nofollow">http://d.hatena.ne.jp/Hicksian/20080921</a>
だから、日銀への批判なんてのも世論としては存在しないに等しい。先進国でデフレってだけでも特異なのに、それが10年以上も続くって言う異常な状態なんだけどなぁ・・・。
前日銀総裁が辞めるときもぬるーい空気でお疲れ様的な。なんだろう、あれ。
デフレによる需要不足でこのまま貧困層が増えて、国が沈んでいくのってある種、国民が望んでいるのかもな。なんかそんな「空気」を感じる。
お前、それさー。どー見てもどー考えても「クイズ!! 580人に聞きました!!」の世界じゃんかよ。何だそりゃ!? それはバラエティ番組のレベルじゃないか。ニュース番組がそんなテキトーな情報収集でどーすんだよ。
大企業が新作商品開発して試作アンケート取るときなんか数万数十万単位でデータ取るだろ。俺だって昔テレビゲーム雑誌とかエロ本なんかの編集&執筆やってたこともあるけど、その頃だってアンケートハガキ1000通前後帰ってきて有効回答率70%くらいで、ハガキに付けてる懸賞次第で2000通帰りの80%有効票くらいはあった訳だけどさ。
大企業様(笑)には及びもせんけど、それでもニュース番組の世論調査より、よ~っぽどデータ回収率良かったんですけど。
あと、昔都内で路上警備員(誘導棒振るヤツ)やってたこともあるけどさ。赤坂とか新橋のあたりで棒振ってるときにアンケートやってるヤツが居て、通勤者とかにスゲー迷惑がられてる(だからアンケート後に粗品出してたけどそれすら迷惑がられてる)ところなんか何遍も見たけどさ。10年前だけど。
その程度の調査じゃ駄目だろうと。思うんですが。今さらながら。
今日びケータイ使ってアンケート取って有効?回答(本当に有効かどうかは知らんけど)10万掻き集める番組だって幾らでもあるんだから、せめて国政に触れるときくらいはそのくらい手間掛けようぜ。無理ならいいけど。
それがニュース観てると臆面あるんだか無いんだかそもそも臆面の意味が分かってんだかどーだか知らんけど、電話か何かで無作為に抽出した何たら法(ラマーズ法だっけ?)とか言うだけ言って、結局「クイズ500人に聞きました」レベルの回答しか無くてさ。正直そんなデータなんか誤差かゴミだろうとしか思わんけど、「これが世論で御座います」とでも言わんばっかりに吹聴しちゃってさ。
恥ずかしいったらありゃしないんだが。データ取られる皆さんだって、いい恥晒しだよ。無回答な42%側の人間の方がよっぽど賢いよ。
そんでもってその程度の「世論調査www」見て影響されるヤツって、どんだけ騙されやすいんだとしか言えないんですけど。500人そこらがガタガタ言ってるのなんかフツーに井戸端会議レベルだし学校の朝礼がやたらうるさいくらいだし、尋常にエロゲー業界以下じゃねーかっつーの。だったらエロ本買ってろと。エロ本熟読して一発抜いてる方が、よーっぽど世の中のためだっつーの。ヤクザだって一生懸命頑張って働いてんだから、多少は酬いてもいいじゃねぇーかっつーの。善良な、に限るけど。←ん~…。駄目か…。そうか…。
その程度のデータをしたり顔でひけらかして「これが民意で御座います」とかアホなこと言ってるから、世論なんか信用しない、みたいなことを言っちゃうタイプの政治家が逆に「民衆受け」するんじゃないの? って感じ。なんですが。
マスコミさんは、さー。データで人様唸らせようとか頭の弱ぁ~いこと考えるんだったら、せめて全国規模で回答数10万人・有効回答率50%以上で、「最低でも5万人から意見聞きました」くらい頑張ってから言って欲しいよね。
あと、遥か太古にやってた『トリビアの泉』で統計学の先生が「全国規模で調査するなら2000人程度のデータが必要でしょうね(勿論、全国各地でデータ取れ)」って言ってたけど、単純にその言葉通りにやるとしても、今の「世論調査」だと「1000人に声掛けて回答率58%で~」レベルで全然間尺に合わなくてさ。
せめて有効回答者が2000人を超えるまでちゃんと情報収集しろよ馬鹿、と思って止まんのですけど。どー思いますか? って感じ。何とも思いませんか。そうですか。
それはそれとして、どーでもいいけど最近野良猫ちゃん(←メス。黒い雉トラ。絶対飼わない)がやたら私に懐いてマイ膝の上を完全に占拠して、おもむろに抱き付いて来たかと思ったら両手を首の後ろに回して「あーん」とか鳴きながら甘えて耳たぶ噛んで超痛いんですが。
そんで痛いから「痛い!!」とかゆって頭叩いたら「ん~っ…」って顔して撫で撫で要求しやがるし。仕方ないから撫でるんだけど。どんだけエロですかと言いたい。人間か? お前の前世は人間か? エロい人か?
そんで腹立つから横んなって寝てる猫の両手両足を掴んでぶら下げて、ん~…とかゆってプラプラしたら猫嫌がるんだけど、手を離したらまた膝の上に乗って無限ループなんですが。どんだけM満開ですかと言いたい。エロか? お前の前世は杉本彩か? エロ過ぎる人か?
あと何気に連れて来てる白い猫(←推定メス。無駄にデカい。絶対飼わない)が完璧に私を餌配給マシーンと勘違いしやがってフツーに餌を要求してくるんですけど。
先週まで半径3メートル以内に近づいたら「フシャーッ!!」とか総毛立てて威嚇してたのが、ここ2,3日は半径2メートルまで大丈夫なのにそれ以上間合いを詰めたら「フシャーッ!!」って言うんだけど。
そのくせ餌だけはキッチリ要求するんだよな。餌やらないとコッチじーっと見てんだよぅ!! しょーがねぇーなもー!!!!
どんだけ食欲ですかと言いたい。お前の前世はしずちゃんか? もう旬は過ぎたか? 過ぎたか。そうか。うむ。
猫の話がしたかっただけ。
しかし、この後に控えている総選挙だが、これだけ野党一党が膨れ上がった政局も日本では珍しいと思う。しかし、逆に考えると、今度の総選挙で民主党が勝てないようなら、もう二度と自民党に勝って政権与党の座に就く野党は出てこないのではないかと思う。もし仮に私が政治家になるとしたら、政権与党になれそうにない野党に所属して出発しようという気には絶対になれない。また、民主党に見切りをつけて自民党に鞍替えする議員が出てもおかしくない。それから麻生内閣の顔ぶれを見ても分かるが、ほとんどが世襲議員ばかりだ。どの地域も地元後援会の地盤が出来上がっているのだろう。もはや政治家は世襲でなければ務まらなくなってきている。そう考えると、今度の総選挙で自民党が勝てば、江戸時代の幕藩体制さながらの世襲によって続いてゆく自民党一党独裁体制の道が開かれるのではないだろうか。(ただし、参議院では民主党優勢なので一挙には変わらないが、次の参院選ではねじれ国会解消に国民も動くだろう。)
一党独裁体制は支配者層にとっては効率的ではあるが、国民の利益を考えた政策には決してなりえないと思う。支配者層がより効率良く利益を集められるような体制に粛々と持ってゆくだけだと思う。それにしても、アジアは民主主義が根付かず、一党独裁を好む傾向があるのかもしれない。日本も中国や北朝鮮と似たようなものかもしれない…。そうならないためにも、今度の総選挙では与野党逆転して二大政党制に持っていって欲しいとは思う。しかし、年金の全額税方式のことを考えると忸怩たる想いはある…。また、仮に二大政党制になっても、年金政策のようにほとんど選択肢のないことになる可能性もある。しかし、だからと言って一党独裁を許容していいとは思えない。少なくとも、一党独裁ではなく、政党を選択することで民意を反映できる選挙というシステムをみすみす捨てるわけにはいかないと思う。しかし、日本の国民はうわべの出来事に心理的影響を受けて、振り子のように動くので予想はつかない…。
保守Aと保守Bが「アイツが好きか嫌いか」「アイツの子分になるのだけは嫌だ」みたいな感情論で勝手に寄り集まって、アイツがあー言うからこー言う、こー出るからあー逝く、って感じで挙げ足の取り合いをやってるだけなんだ。
下々がそんなんやるのは別に構わんけど、国家の大権に参画しようかって輩がそんなんじゃあ困るよ。そんでポピュリズムに迎合しないタイプの政治家が出てきたら、どっちもグルんなって潰すしさ。
そーやって死ぬまで小田原評定やってなさいっつーの。だから坂東人は馬鹿だって言うんだわ。
あと、Aさんの
>小沢民主党の全額税方式は政治家・官僚・財界だけが喜ぶ年金改革案だ。残念ながら、小沢一郎は政官財の利権を追い求める昔と全然変わっていない。もし、年金が税方式になるならば、日本の官僚機構はより強固なものになると思う。しかし、今までの構造改革の流れから推量すると、おそらくそうなるだろう。暗くなる話だ…。
…は、小沢さん&民主党の本質をよく言い表してると思います。だから民主党はなんだかんだで不人気直らんのじゃないかと。あんだけ自民党が駄目だの何だの言っといて、それでも直らん。どーゆーことかと。
元々、田中角栄以降の自民党がずーっとそういう体質でやって来て、それが嫌だから(是非はさておき)構造改革だの小さな政府だのやってきたわけで、小沢さんにしても亀井さんにしても、ある意味角栄風に固執するから、自民党から追い出されたわけでしょう。そーゆー連中の多数が民主党に糾合されているのに、それが何で今さら日本を変えるのは民主党?なんだか、さっぱり意味が分からんのですけど。
あと、ニュースその他で散々出てるから知見の方も多かろうと思うんで言うけど、福田総理が辞めたときに「自民党は総裁投げ出してもいいんだろうけど国民は生活を投げ出せない」とか言ってるけど、あれこそ頑迷保守の言い分でしょうに。そんなそもそも論から言い出した日にゃあ、戦後間もなくの国民なんか6,7割まで農民でしょうが。3代続けて土地に居ついた人でもない限り、殆ど多数の国民は「一旦自分らの故郷やアイデンティティを投げ出して」新たな生活と安定収入を求めて都市生活者になっておろうに。
そうじゃないって言い張るなら、今すぐ田舎へ帰れと言いたいよ。出来るか? 出来んやろ。自分らの生活が掛かってるんだから、それこそ出来んわい。
…って感じなんですけど。
言い方悪くなるけど、「流れ者」であり「流浪の民」ですよ。今日び殆どの国民は。
それに対して「投げ出しやがって」みたいな因縁つけるのは、フツーに圧倒多数の国民に喧嘩売ってるとしか思えないし、それ聞いて「そうだそうだ」とか言っちゃう国民って、誰よ? という気も。
多数問題があったとしても、失言暴言でイラッと来たとしても、自民党に任せるのが無難ですよ。その方が、少なくとも今や国民の6,7割を占める「流れ者」にとっては、最善の選択だと思うよ。
北海道からもし総理が出たら(町村さんではなく鳩山さんの可能性のほうが高そう)、「あさっての方向型」になるんでしょうかねえ。
九州圏→外征上等特需拡大型
中四国圏→商売繁盛腐敗横行型
東海北陸圏→我道邁進死屍累々型
新潟→キチガイ型
東北圏→地味にコツコツ内需拡大型
関東圏→イケイケ突撃型
東京→敗戦処理
って感じの総理総裁が出やすいのは県民性ですかね?
人に色々と問題があった様な気がします。
日本みたいな前近代的な社会主義国家は、成長には定期的に脱皮が必要なんですよ。爬虫類みたいに。
その前に官僚の数を減らさないと、それには、あれがいいな。ウンコトイレを素手で掃除して、便器の水を飲むというの。どうでもいいような役人は、新宿3丁目の公園、公衆便所とか。嫌ならやめろ。
年金改革として、民主党は全額税方式をマニフェストに掲げている。確かに年金の徴収率が悪いという理由で、年金の徴収だけを社保庁から国税庁に移すのは良いかもしれない。しかし、ここで注意しなければならない。というのも、徴収だけでなく、年金の方式そのものを保険料方式から税方式に変えることは極めて危険だからだ。その理由は説明が難しいのだが、アバウトに言うと…。
まず、現在の年金制度は積立方式ではなく賦課方式になっている。積立方式は自分で積立てたお金で年金を賄う方式だ。それに対して、賦課方式とは現役世代が引退世代の年金を賄う方式である。よって賦課方式は現役世代と引退世代の人口比率によって一人当たりの年金負担は変わってくる。税方式になった場合、当然、人口比率で税率を変更するシステムにする必要が出てくる。これは極論すると、議会を通さずに、また省庁が歳出削減努力せずとも、自動的に税率を引き上げる増税システムになるかもしれないからだ。
税方式の場合、税収はグロスで計算される。その気になれば、本来は年金に行くはずの税金を歳出に回すことで、あたかも年金のために税収が不足しているように見せかけることも十分に可能だと思う。省庁は歳出削減努力をすることなしに増税することが可能になるのだ。
ちなみに、保険料方式の場合はこのようなことは起こらない。なぜなら、保険料方式は保険料を支払った者が年金を受給するからだ。すなわち、1対1の関係である。しかし、税方式は税を支払った者と年金を受給する者の間に対応関係はない。税を払う者は年金のためにどれだけ払っているか全く見えないのだ。国から言われるままに払うことになる!
また、税方式になることで年金の企業負担が無くなるという自己都合だけで財界は税方式を推している。
したがって、税方式は、国家の税収が増えるということで官僚が喜び、企業負担が減るということで財界が喜んでいる。そして、政治家もバラマキとしての歳出を増やせる、つまり、自らの政治権力を増大させられるので喜んでいる。
小沢民主党の全額税方式は政治家・官僚・財界だけが喜ぶ年金改革案だ。残念ながら、小沢一郎は政官財の利権を追い求める昔と全然変わっていない。もし、年金が税方式になるならば、日本の官僚機構はより強固なものになると思う。しかし、今までの構造改革の流れから推量すると、おそらくそうなるだろう。暗くなる話だ…。