宅八郎式追及 世界変動展望の私生活、一挙大公開!

 Daily Update! !  2016年9月1日更新 

※当面、この記事をトップページに固定する※
※2013年1月1日以降の記録終了(2015年、2014年、2013年分はブログのみ)※
※関連記事や方法などは本記事の下を参照のこと※

 世界変動展望の情報発信は見ていてあまりに不快である。最近の特定の研究者に対して執拗な蒸し返しをし、近況や経歴、現職などを執拗に追っかけまわす。はたから見ていても、これでは書かれた方もたまったものではない。発信内容もゴシップ記事だ。何とかならないものか。コメントやメールは閉鎖され、Twitterのフォローもブロックされる。批判しようものなら、理不尽な嫌がらせや後ろ向き生き方と返される。法的手続を用いれば法的脅迫、科学に司法を持ち込むなと言われだろう。話の通じる相手ではなさそうだ。だが日本ではこの手の問題に「正当な」方法で抗議するのは骨が折れる。

 そこで再度ご登場いただくのが本多勝一氏と宅八郎氏である(リンク1)(リンク2)(リンク3)(リンク4)。本サイトのスタンスに研究不正追及者の手法を学ひ、これをパロディーにして批判するというものがあった(リンク)。すなわち、世界変動展望のブログとTwitterの中から、その行動をピックアップし、首相の一日よろしく、彼の日々の言動録を作るのだ。〇年〇月〇日に相撲を見たとか(リンク)、焼き肉を食べたとか、若いカップルに鼻の下を伸ばしたとか(リンク)、そんなことをメモして言動録を作るのだ。相手の手口をパロディにして相手を批判するのが「宅八郎式」「本多勝一式」取材の真骨頂である。これは佐野眞一氏に倣って、研究不正追及者たちの「列伝」「怪獣怪人図鑑」を作るという本サイトの方針ともあっている(リンク)。研究以外の日常的な話を観察することで世界変動展望の素顔に迫れるかもしれない。野鳥や魚の生態観察と同じである。一挙にやらずに少しずつメモして、記事をバージョンアップしていくことにしよう(リンクは適宜更新)。

<2016年>
 9/1 ブログの左上にメッセージ投稿欄を設置(ブログ)
 8/29 白楽ロックの文獻に自分のブログが掲載されていると思うって喜ぶ(Twitter)/美女と野獣を鑑賞(ブログ)/9月3日に藤井聡太が最年少プロ棋士になったというニュースが出ると予想(Twiter)/渡辺明棋士を考察(Twitter)/2015年Nコン全国大会中学校の部上位3校の課題曲演奏を鑑賞、郡山第二中学校の演奏が最もお気に入り(Twitter)/中日がクライマックスシリーズに進出しないと予想(Twitter
 8/28 今日も頑張るとのこと(Twitter
 8/27 中日が負けてしまったこと、中日が今年は弱すぎたことを嘆く(撤回)/1週間ぶりのTwitter更新(Twitter
 8/26 Twitterの更新が8/20以降約1週間停止、ブログは8/23以降停止
 8/23 藤井聡太棋士を語る(ブログ
 8/22 佐藤天彦棋士を語る(ブログ
 8/21 ペットショップで生後間もない犬猫を見ることを表明(ブログ
 8/20 某大物研究者にツイッターフォローされたことに大喜びする(Twitter)
 8/19 今日も頑張るとのこと(ブログ
 8/18  今日も頑張るとのこと(ブログ
 8/17 小規模国立大を優遇した方が良いとの見解を述べる(ブログ)/ディズニー音楽を鑑賞(Twitter
 8/16 スターウォーズフォースの覚醒を鑑賞。エピソード4~6ほどではないがなかなか面白いとのこと(Twitter
 8/15 暑さを感じる(ブログ)/オリンピックを応援する(Twitter
 8/14 SMAPの解散を語る(ブログ
 8/13 高級な焼肉に舌鼓を打つ(Twitter)(リンク)/8/14にイニョプの道(第19回)を見る、ウンギの真意が明らかになると述べる。(Twitter)(リンク
 8/12 すいかに舌鼓を打つ?(ブログ)(リンク
 8/11 第57期王位戦第3局を観戦?
 8/6 某旧帝大と小規模国立大を訪問する(リンク
 8/3 ディズニー音楽を鑑賞する(美女と野獣、アラジン、アナと雪の女王)(リンク
 8/2 ドラえもんのフエール銀行の預金計算を行う(リンク
 8/1 棋聖戦の最終局を観戦?
 7/31 千代の富士の早すぎる他界を悲しむ/今年はソフトバンクと広島が優勝するとの予想を発表/ナウシカの架空飛行機「メーヴェ」の実現化の記事に驚く/中日が負けたことを悔しがる/風呂上りにガリガリ君を食べて舌鼓を打った後、「イニョプの道」(終盤)を鑑賞 
 7/29 『コンビニ人間』を書店で探すも売り切れてしまっている
 7/28 井山裕太棋士の名誉棋聖獲得を知る(リンク
 7/27 稀勢の里の綱取り条件に不満を述べる(リンク
 7/25 稀勢の里の優勝なしの横綱昇進に怒る(リンク1)(リンク2
 7/23 藤井聡太棋士の試合を観戦?(リンク
 7/20 阪神VSソフトバンクの試合を観戦(リンク
 7/19 パリーグ観戦(リンク
 7/18 シドニーオリンピックのソフトボールを観戦(リンク
 7/16 高校野球 1997年 第69回 函館大有斗VS郡山を観戦(リンク
 7/5 アルパカを「アルカパ」と間違える(3回目)(リンク
 6/30 井山裕太の対局を観戦(リンク
 6/27 アルパカを「アルカパ」と間違える(2回目)
 6/26 アルパカを「アルカパ」と間違える(1回目)(リンク
 6/22 アメリカでの盲腸手術費用が保険適応で111万円であり一般家庭では病院に行けないことに驚愕する
 6/21 野球のエラーを観戦(リンク
 6/19 名古屋人はマイナス思考ではなく良い人であること、名古屋の素晴らしさ、ういろうの美味しさを紹介/名古屋人は根に持つという記事に落胆 /OPPY.NETの名古屋の紹介を肯定的に評価する/トヨタ自動車などを語る/研究不正以外の記事でも人気のでる記事を書けることを自慢する/研究不正・囲碁・将棋・音楽など読者層のニーズに合わせてブログを書いていることを告白/「イニョプの道」を鑑賞?/女流棋士たちに鼻の下をのばす/棋士世界2007年10月号の女流棋士浴衣アルバムを見たことを告白(表紙の里美香奈は当時15歳とのこと)/ 名古屋友禅の美しさを述べる(名古屋弁?でツイートする)/中日の勝率を語る パリーグ交流戦を観戦、中日が今一つであることを悔しがる
 6/15 吉田洋(羊?)の交際を訝しがる
 6/10 この週の業務が終わりつかれたことを述べる(徹夜明けで余計に疲れたらしい)
 6/6 山崎朋子の「虹を渡って」を視聴(リンク
 5/26 ドラクエのザオラルの動画鑑賞(リンク
 5/25 山崎朋子の「虹を渡って」を視聴(リンク
 5/24 山崎朋子の「心の中に」を視聴(リンク) 相撲を観戦?(リンク
 5/21 文系教授が主人公のミステリーを鑑賞
 5/19 井山裕太の本因坊戦を観戦(リンク
 5/5 ファイナルファンタジーVIIの「花火に消された言葉」を視聴(リンク
 5/4 釣りにいって人と話す
 4/29 牛角のやみつき塩キャベツのたれが好きであることを公表、口がにんにく臭くなるので人と会う前は食べないことも公表(リンク
 4/28 ペットショップで生後間もない犬と猫を見る(リンク
 4/27 イガグリくんをネットで閲覧(リンク
 4/26 ファーストフード店で若いカップルを見てニヤつく(リンク
 4/25 羽生善治名人対佐藤天彦八段を観戦(リンク
 4/24 NHKBSプレミアムで「イニョプの道」を鑑賞(リンク
 4/23 ファイナルファンタジーIXの「Melodies of Life」を視聴(リンク)/飲食店で弘兼憲史『黄昏流星群』を読む/飲食店で子供が会計時に、美味しかったことを店員に話したことを見て、嬉しがる
 4/22 12歳の時?に井山裕太(当時、初段を)をNHK杯戦で初めて見たことを告白(リンク
 4/18 熊本の地震の義捐金の話を見て、名古屋のかつての対応?を思い出す
 4/14 囲碁の十段戦を観戦?
 4/12 韓国料理の店が焼肉屋とあまり変わらないと述べる(リンク
 4/7 身近な監視者第1話「身近な監視者」?
 4/3 「イニョプの道」の第1回を鑑賞
 4/2 2015年Nコン全国大会中学校の部上位3校の課題曲演奏を視聴(リンク
 4/1 エイプリールフールにもかかわらず嘘をつかなかったことを述べる
 3/30 Nコン2016年中学校の部課題曲結「ゆい」を視聴(リンク
 3/29 研究不正の分野であまり有名になりたくないことを告白(リンク
 3/27 「イニョプの道」が来週から放映開始することを楽しみにする
 3/26 ガリレオの映画の放送を鑑賞?
 3/22 「奇面組」の視聴と紹介(リンク
 3/4 自転車の二人乗りに迷惑する?
 2/28 第74期A級順位戦最終局を観戦
 2/18 2014年星陵VS小松大谷、石川県大会を観戦
 2/14 里美咲紀のが女流3級になったことを報告
 2/2 たばこの自販機を撤去した店主と話す?
 1/27 パッヘルベル作曲「カノン」を視聴
 1/25 井山裕太と室田伊緒の離婚を紹介/「大切なもの」(山崎朋子作詞・作曲、混成3部合唱)「想いでがいっぱい」「遠い日の歌」「この地球のどこかで」「翼をください」「変わらないもの」を視聴(少人数バージョンがお好きか?)
 1/24 2016年1月場所(琴奨菊)を観戦
 1/21 十段戦の挑戦者決定戦を観戦/ベッキーの不倫を語る
 1/11 宮崎あおいの元夫を語る
 1/8 AKB48とキャバレーおよびホストクラブのことを語る?(ブログは削除)
 1/4 おニャン子クラブの歌を対談形式で紹介(60代男性(A)と子供の対談)
 1/2 南野陽子とAKB48の違いを対談形式え紹介(60代男性(A)と子供の対談)
 1/1 新年の挨拶/芸能人格付けチェックを視聴、GACTOのすごさに感心する
<2015年>
 12/26 スターウォーズ ライトセイバーの対決を鑑賞
 12/12 水戸黄門が嫌いらしいことを告白
 12/3 渡辺明が竜王に復位したことを喜ぶ
 11/26 相場操縦?に怒る
 11/22 2015年11月場所を観戦?日馬富士の優勝を喜ぶ
 11/11 忙しいことをぼやく(前から忙しいらしい)
 10/29 日本シリーズ観戦 ソフトバンク優勝に喜ぶ
 10/26 第63期王決定戦を観戦/「朝がきた」をちらっと眺める程度に見ていることを公表
 10/9 村上春樹がノーベル文学賞を受賞すると思っていることを公表
 9/30 宮崎あおいと岡田准一の交際報道を紹介
 9/27 慶応大学SFC出身で民間研究所で業績をたくさん出している知人がいることを公表
 9/21 法科大学院協会の見解に対するエッセイの中で「前に言いましたが」等の表現を5回使用
 9/6 自分のネット活動の言い訳をする(週刊誌報道の方がネットより酷いからだそうだ)
 8/27 羽生義春の試合を観戦?
 8/26 カロリーナ・ステチェンスカ氏の女流棋士3級決定の発表に喜ぶ
 8/23 最近は忙しくてブログ執筆できないことを表明/最近は夏祭り・花火・子供神輿の光景を見たと述べる
 8/22 最近はあまり書くことがないと述べる
 8/12 星を眺めたいらしい
 8/16 書店へ行き、多くの本を持っていた時に店員からカゴを渡してくれたことを述べる/先日電話で問い合わせた店員とも偶然会ったらしい(その店員は接客態度がよいそうだ)/書籍を2冊購入
 8/13 夜に知人と歩いていた際に、知人の知りあいおよびその親族の女の子が花火をしていることを目撃、全員と一緒に花火をする/世界変動展望は線香花火などをする/花火は久しぶりであることを告白
 8/7 自分の書く記事の人気ぶりを自慢
 8/2 「奇皇后」の最終回を鑑賞
 7/28 ファミコンソフト「さんまの名探偵」を語る
 7/27 2015年7月場所千秋楽を観戦
 7/24 第56期王位決定戦第2局を観戦
 7/21 機動戦士ガンダム 一年戦争 エピソード2を鑑賞
 7/20 機動戦士ガンダム 一年戦争 エピソード1を鑑賞
 7/19 機動戦士ガンダムに登場するドズル・ザビとキシリア・ザビのどちらが姉かを推察する
 7/16 フェンシング世界選手権を観戦
 7/12 ファミコンソフト「さんまの名探偵」を語る(6回)
 7/10 『捏造の科学者』の第7章203頁に、著者以外の記者に送った自分のメールが公開されていることを発見/「主よ、人の望みの喜びよ」を視聴/宗教音楽があまり好きでないことを表明
 7/9 第56期王位決定戦第1局を観戦
 7/7 七夕の短冊に願い事を書く?
 7/6 2015年女子ワールドカップ決勝を観戦、なでしこ準優勝に落胆
 7/4 少し前にすいかを食べたことを公表
 7/3 世界の時刻を調べられるサイトをブックマークに登録?
 6/26 ファミコンソフト「さんまの名探偵」を語る(3回)
 6/25 サザエさんを鑑賞、浮江さんを語る(1980年代の隣人が浜さんであることを知っているらしい)/NHK「クローズアップ現代」を視聴
 6/8 巨人を「金持ち球団」と揶揄
 6/6 愛知県の公立中高を語る/AKB総選挙を視聴?
 6/4 運転免許の学科の問題を見返してみる、細かい数値は忘れ、乗らない自動車の知識は特に忘れていることを表明。
 6/1 運転免許の学科試験に挑戦(4回)、なんとか満点をとる/これであの人を隣に乗せることができるとのこと。
 5/31 運転免許の学科試験に挑戦(3回)
 5/30 運転免許の学科試験に挑戦(5回)/第56期王位決定戦第5局を観戦  
 5/25 2015年大相撲5月場所、照ノ富士の初優勝を観戦
 5/23 NHKBSプレミアムで「ベルサイユのばら」を鑑賞/東京六大学野球春季リーグ第7週を観戦?
 5/21 「知ってるつもり?!」(1992年1月5日、前田山のシールズ事件)を視聴
 5/20 中京都市構想の実現可能性を語る
 5/18 キャッツアイのEDを視聴/サザエさんが髪をおろしたシーンを視聴
 5/13 「奇皇后」を視聴/最近、小龍包を食べ、肉汁が美味しかったことを公表/中国で小龍包を食べたことがあるらしい?
 5/10 第73期名人戦第3局を観戦?
 5/6 久々にマクドナルドに行き、100円のソフトクリームを食べる
 5/4 ラーメン好きを公表/東京池袋等に出店する「光麺」というラーメン屋が好きなことも公表
 4/30 かつて畑を耕すのを手伝ったこと、その際、鋤で約1時間かけてある程度の農地を耕せたことを公表
 4/21 googleでサハラ砂漠あたりを縦断する道路を閲覧
 3/23 山崎朋子の合唱曲を視聴
 3/21 電王戦FINAL第2局がを観戦/NHK全国音楽コンクール2015課題曲数曲を視聴
 3/20 山崎朋子「春風の中で」を視聴
 3/14 東大医学部生が準ミス日本になったこと鼻の下をのばす
 3/10 第64回NHK杯テレビ将棋トーナメント準決勝を観戦
 2/27 愛知県長久手市の血の池公園を紹介
1/1 新年の挨拶
<2014年>
 11/29 犬はある程度人間の言葉を理解できると思っていることを表明
 11/14. 金曜ロードショーでホームズとモリアーティ教授の戦いを描いた映画を鑑賞
 11/9 能力には男女差があるという意見を表明(文理、音楽、趣味など)
 9/13 名古屋で多くの人が中日新聞を読んでいることを語る
 9/7 ニコ生第1回将棋ウォーズ王将戦最終日の放送を使用
 9/5 9月に世界変動展望の我が家の愛犬が表彰されることを報告/9/5の阪神戦に中日ドラゴンズの山本昌投手が最年長出場したことを報告
 9/4 ブログやツイッターで研究不正の内容を扱うのを当面停止しよかどうか思案中であることを告白
 8/23 現在はドラえもんを見ていないことを報告、ドラえもんの恋人がミイちゃんであることを知っていることもこくち
 8/22 朝の散歩時にラジオ体操中の小学生およびその母親達を見かける
 8/21 第55期王位戦第4局2日目を観戦?
 8/17 奇皇后を視聴
 8/7 名古屋市千種区星丘元町にの商業施設「星がテラス」を紹介
 8/6 G線上のアリアを視聴
 8/5 某事案の関係者が自殺したことに対して「謝罪」する(リンク
 7/27 先週暑中見舞いを出したと語る
 7/20 一部のブログ記事を非公開にしたと語る(リンク
 7/15 2014年サッカーワールドカップを観戦?
 7/10 中間的な濃さのコーヒーを好むと話す
 7/7 自分のブログが啓発効果をもったことを自慢
 6/29 馬医の最終回を鑑賞?
 6/27 2014年ワールドカップ日本一次リーグを観戦?
 6/7 名古屋の女性は美人であることを力説
 2/13 2014年NHK全国学校音楽コンクール課題局を視聴
 2/9 第40期女流名人戦第3局を鑑賞?
 1/27 宮崎あおいの不倫報道を語る
 1/18 ドラゴンクエスト1~8の城の音楽を視聴
 1/10 来たれわが街へ、他街の音楽を視聴
 1/8 ゲーム音楽を視聴
 1/1 新年のあいさつ
<2013年>
 12/31 年末のあいさつ
 12/22 自身のツイッターの影響力を自慢
 12/9 ドミソ和音の世界を視聴
 12/8 ルパン三世のテーマを視聴
 11/25 平成20年5場所千秋楽を視聴
 11/21 将棋関連の記事が人気であることを自慢
 11/14 平成25年11場所4日目を視聴
 11/12 名古屋の金鯱と名古屋人について語る
 11/11 「友~旅立ちの時~」を視聴
 10/20 家族とプレミアムの話をする
 10/12 名古屋の「アサヒドーカメラ」のCMを視聴、名古屋人の非凡さを語る
 9/16 名古屋が伊勢湾台風の義捐金送付地域だけに阪神大震災の義捐金を送ろうとしたことを述べる/名古屋人の恩返し精神を褒める
 9/5 gooブログ移転の意向を述べる/自身のブログの社会的影響力を自慢する
 8/14 合唱曲「時を越えて」を視聴/愛知県安城市立安祥中学の2011年3月の第30回卒業式で3年の合唱曲に採択れたことを紹介
 7/27 gooのアクセスランキングでトップ10に入ったことを自慢
 7/6 多忙によりしばらくブログは簡単な内容になると表明、コメントは受理するも返信せず、ツイッターとフェイスブックは完全休止するとのこと
 5/17 Facebookを開始 
 5/15 Twitterを開始
 4/24 先日友人との会話で「同級生と会った」という話が出、同級生という言葉の意味を調べる
 4/23 「めぞん一刻」を取り上げ現代女性の結婚観を語る/長年の料理経験の述べ、簡単な料理ならばやればできることを述べる
 4/3 とある出来事により最近自分がとても愛されていることを再確認、自分に家庭があると表明、自分が愛され必要とされていることを嬉しく感じている/最近人に感謝されることが多い、熟練になり人に助言するしていると助かったと感謝される、自分の技能がいかせてよかった、熟練になると仕事に見通しがついて、良いやり方が思いつく、うまくいくかどうかの見通しもつくなどを述べる、そして自分が成長したことを喜ぶ/100万アクセス達成を自慢する
 4/2 最近仕事が大成功し、表彰され、昇進も決定、今期はボーナスも多いことをを報告
 3/3 先日友人と飲みに行った店で店員が自信を東海三県娘であることを聞く/30代の東海地方出身者(一部自称)?/自身は男雛を左、女雛を右に置き、「うれしいなひなまつり」を歌うことにしていると表明/最近借家店でREUGEという高級オルゴールが売られていることを目にしたと表明
 2/22 愛知県東浦町が人口数を水増ししたことを紹介
 2/14 名古屋名物の「えびふりゃあ」を語る
 1/31 味噌煮込みうどんが好物であることを表明、名古屋の味噌煮込みうどんを語る
 1/28 名古屋の美宝堂のCMを語る
 1/27 名古屋人が喫茶店好きであると説明/コメダ珈琲店、丸の内カフェなどを紹介/みなさんも名古屋に来た際には名古屋のモーニングを堪能してみてほしいと述べる
 1/26 最近名古屋出身の友人と話、名古屋人はなぜかなり前の出来事を根に持つのか話したことを表明
 1/23 最近家電製品店でBlueLED式のマウスを約1200円で買ったことを報告
 1/1 新年のあいさつ
<2012年>
 12/31 年末のあいさつ
<2011年>
 11/25 センター試験と総合型試験を批判する(ブログ
<2010年>
<2009年>
<2008年>
 <4月以降未完>
 3/28 第33期棋王戦?
 3/24 大相撲千秋楽を観戦?
 2/25 YAWARAを語る
 2/23 耳をすませばを鑑賞?
 2/20 企業側の氷河期、2003年頃までは学生の就職が氷河期で、今は恵まれていて良いと語る(ブログ
 2/17 羽生善治二冠が棋王戦の挑戦者として戦っているのを観戦?
 1/19 ランキンの楽園を見て、カールやパチンコの玉を作る工場が紹介されていたことを報告
 1/1 新年のあいさつ
<2007年>
 12/31 年末のあいさつ/現URLでは7月からの開催、旧ブログとあわせて1周年であることを述べる(リンク)(旧サイトはこれか?、当時の自己紹介ではSun Johnという名前が記載)
 11/25 最近日本画をよく見ることを表明
<2006年>
 11/29 ブログ開設(リンク

****************
<補足1:分析対象と方法>
 (1)世界変動展望の日常生活の言動は、ブログでもTwitterでも一般公開されているのでそれらをソースとする。
 (2)投稿日と実際の行動日がずれている可能性はあるが、投稿日を行動日とみなす。
 (3)音楽やゲームの動画の紹介記事については、記事公開日にそれらを鑑賞したとみなす。
 (4)世界変動展望が、複数の人物から構成されるのではなく、単一の人物であるものとみなす。
 (5)世界変動展望の言動を「事実」とみなして記載する(架空のことを書いている可能性もある)。
 (6)リンクを貼るが、個別研究者に関する情報が記載されている記事についてはリンクを貼らない。
 (7)景色や動植物の紹介は特記すべき発言がない場合を除き記載しない。コラムも同様。

<補足2:関連記事がある(2016.8.22>

(1)(2)世界変動展望はいったい何者か?【名古屋出身、男性、公的機関勤務、20代半~30代前半?】(2016.8.26更新)  ⇒本記事をもとに世界変動展望の正体を憶測したもの

(2)宅八郎式写真集1 白楽ロックビル(林正男)の素顔(試作版)  
  ⇒宅八郎氏を参考に作成した白楽ロックビル(林正男)の写真集(魚拓サイトを使用)


(3)宅八郎式写真集2 黒木登志夫の余生(試作版)
 ⇒(2)同様、宅八郎氏を参考に作成した黒木登志夫の写真集(魚拓サイトを使用)


<上記「(2)世界変動展望はいったい何者か?」の中の職業について、以下の検討を追記。以下転載>
***************************** 

 もう1つヒントとなるのは、世界変動展望がよく使う「写し」という言葉だ。何なの書類を写したものを「コピー」という人が多いだろう。ネットであれば「リンク」が標準的だろうか。ネット用語辞典などを見ても「写し」は見かけない。「写し」という言葉をよく使うのは役所などの公的機関である。「住民票の写し」がその代表例だ。これはコピーとは違う。「写し」は原本をコピーしたものに公印を押したものである。「写し」をコピーしたものを「コピー」という。公的機関以外では「住民票のコピー」と言い、「写し」という言い方はあまりしないような印象がある。

 となれば世界変動展望は、何らかの形で公的機関で勤務した経験があるのかもしれない。1つの可能性は技術系公務員である(土木、農林水産業、電機など)。技術系公務員の場合、文書を扱う行政職でなくとも「写し」という言葉に慣れているかもしれない。ただ、世界変動展望の発言には、いわゆる職場組織をあまり知らないと思しき発言も見られた(懲戒関係など)。その点からすると常勤ではなく、契約や委託なのかもしれない(たとえば保健所の管理等々)。平日から書き込む時間があることから考えると、都市部の役所等ではなく町村部の比較的時間のある役所等なのかもしれない。

 もう1つの可能性は大学職員である。これが一番自然な見方なのかもしれない。大学院修士課程や博士課程などを修了した後に、大学職員になったケースである。大学職員といっても広く、大学図書館やネットワーク関係の部署で勤務した経験があるのかもしれない。最近、旧帝大と小規模大学を訪問して大学の予算格差を感じたり、旧帝大以外だけではなく小規模大学も大事にした方がいいという発言をしていた(リンク1)(リンク2)。旧帝大からの視点にも感じられ、「訪問」という言葉からは、学生、教員というよりは職員ではないかとも推察される。
 
 と、こんなところだろうか?世界変動展望が自らの「真実」を語っていない可能性もあるし、世界変動展望が複数の人物(親子、友人、兄弟)などから構成される可能性もある。

 しかしながら、私は以下のような人物のである可能性もあると勝手に憶測している。もっともいずれの場合にしても平日の昼間から様々な書き込みをしているなら、特に公的機関なら、職務上まずいと思われるのだが。。。

(1)20代後半~30代半ばの人、男性、名古屋に関連のある人物、任期付助教やポスドク研究員等の経験者が関連している人物
(2)名古屋出身で、大学大学院は首都圏、修了後、地元(愛知県?)に戻って、大学職員や技術系公務員としての勤務経験に関連する人物(年齢、性別は(1)に同じ)。

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テーマメモ(2016.8.25)

 これまで「研究不正」に関する私なりの関心事をメモしたことがある。研究不正追及者の分析だったり、その手法をパロディにした反論だったり、調査委員会などの分析だったりである(リンク1)(リンク2)。その後、いろいろ作業をしてみて、いくつかまた思いついたことがある。以下、思いつくままに並べてみる。

(1)問合せ結果の真偽:世界変動展望は、研究機関に連絡することがあるらしい。研究機関から調査するとの回答があったといった書き込みをすることがあるが、本当にそういう回答があったのか。曲解ではないのか。そこて、同じ研究機関に世界変動展望と同じ質問内容を、匿名の電話などで問い合わせ、その回答内容を確認する、という実験をするアイディアである(実際に行うかは別として)。案外、調査する、ではなく、貴重なご意見として承る、というくらいの回答なのかもしれない。

(2)不正追及者の差異とその要因:彼ら・彼女らの価値観や発信方法が結構似ている印象がある。重要な差があるとすれば、その差が生じた原因やプロセスは何か。それぞれ個別に活動していても、あまりオリジナリティはないのか。それぞれの追及者が追及を始めた経緯、これまでの人生経路なども含めて検討する。いろいろな人が検証してみてはいかがか。

(3)不正追及者たちの内ゲバ:(2)に関連するが、私見の限り、総じて不正追及者たちは「仲が良い」印象だ。不正追及者たちのように「自己主張の強い人々」は内部闘争をしやすいのではないか、と推察していた(政治、宗教、掲示板の炎上など)。下記(4)のようなことを引き金として内ゲバになっていくことはないのか。不正追及者たちの集団心理を観察するわけである。

(4)不正追及者の不正追及:時折、不正追及者自身が「不正」ととられかねない言動をしていることがある。盗用サイト疑惑や、自己剽窃である。不正追及者同士、発言内容が「妙に」似ている場合もある。これらの不正追及者側の不正を検証してみる。架空の人物疑惑、経歴詐称疑惑のある追及者については、当該機関に問い合わせてその疑惑を検証するのもよい。この程度のことなら世界変動展望だってできるはずだ((1)の応用)。不正追及者たちのネット倫理についても検証する。

(5)古典的研究の「不正」検討:柳田國男が、昨今であれば「盗用」とされてしまうのだろうかと先日推察した(私は不正とは考えない)(リンク)。不正追及者たちは過去の事案を蒸し返してくることがあるが、柳田のような古典的研究、戦前から研究を行い、社会科の教科書の太字になり、全集・著作集などが出版されるクラスの研究者については検討しないのか。生命科学領域であれば、北里柴三郎、志賀潔などの研究を検証する。仮に彼らに「不正疑惑」がかけられた場合、人々は、昨今の事案のように、論文撤回、出版差し止めと声を張り上げるのだろうか。不正追及者たちの基準からすればどの時代の研究であっても、古典的研究であってもそうしなけらばならないだろう。だが、私見では研究者含め、世論は割れると推察する。近年の事案はダメで古典的研究は問題ないと判断されるなら、それはなぜか。

(6)他の「研究不正」の歴史的検討:過去には近年と異なる形での「研究不正」がある。戦前であれば、矢内原忠雄が政府批判により大学を追われた矢内原事件(1937年)、前近代までさかのぼれば、シーボルトが持ち出し禁止の日本地図を帰国の際に持ち出して国外追放処分を受けたシーボルト事件(1828年)などが代表的だろうか。現代から見れば政府による「学問の弾圧」の事案なのだろうが、当時はそう思われていなかった可能性がある。政府・世論はこれを「研究不正」とみなし、当時なりの「研究不正追及者」もいただろう。これらの事件やそれを巡る人々を「研究不正」という視点からあらためて捉えなおしてみてはどうか。不正追及者たちが「普遍的真理」と捉えている「研究倫理」「研究不正」が案外、近年のものであるということが浮かび上がるかもしれない。近年の「研究倫理」では過去の事案をうまく説明できないこと、すなわちその概念の普遍的妥当性が疑われてくるかもしれない。

 こんなところだろうか。「研究倫理」「研究不正」の「内容そのもの」ではなく、これらをめぐる「人々」への関心である。(1)~(3)は「研究不正」の発信源を調べてその「不可解さ」を再考するものである。(5)と(6)は時代や対象をかえて、「研究倫理」「研究不正」の「普遍性」を歴史的に再考するものである。このような調査を行うと、昨今の「研究倫理」「研究不正」が違った姿で見えてくるかもしれない。

柳田國男も「不正」にされてしまうのだろうか・・・

 佐野眞一氏の『旅する巨人─宮本常一と渋沢敬三』(文春文庫、2009年)の中に興味深い記述が出てくる。(160頁)

 柳田は「郷土研究」などを通じて、多くの郷土史家に働きかけて民俗学に興味をもたせていったが、その多くは柳田の忠実な民俗資料レポーターとして終わった。この点について岡正雄は、柳田学の基礎資料は多くの無名の報告者の報告から成り立っている、とした上で、
 「ずっと後になって、先生に対する僕の悪口の一つが、柳田学は「一将巧なって万骨枯るの学問」だということです。お前たちは報告だけしろ、まとめるのはおれがやる。僕はいつも何か割り切れない気持ちでみていました」
 と述べている。


 近年の「研究倫理」「研究不正」の基準からすれば、柳田は「盗用」「不適切なオーサーシップ」と判断されてしまうのだろうか。そうなのかもしれないが、それで「不正」としてしまうのはどうも気持ちのよいものではない。確かに「無名の報告者」がいることはあまり気持ちの良いものではないかもしれない。だが岡と一緒に「悪口」を言うだけにしてはダメなのだろうか。探せば柳田に似た例は少なくないだろう。

 もし柳田が存命の頃に「研究倫理」が敷かれていたら、逆に言えば、柳田が現代に生きる研究者であったならば、柳田の研究は「不正」になっていたのかもしれない。文科省や研究不正追及者達もこれ見よがしとばかりに柳田を槍玉に挙げることだろう。それできっと「研究公正」は保たれる。しかしそれと引き換えに、柳田國男という屈指の研究者、柳田学という重要な学問を失ってしまったかもしれない。

 柳田が反論しようものならば、研究不正追及者達は柳田のことを「正当化」「反省していない」「言い訳」「犯罪」とでもまくし立てるのだろう。しかし「不正」かどうかという点で突くのではなく、もう少し幅をもたせて判断してはどうなのか。「不正」とされた研究者を単に「不正」という一点から見るのではなく、その研究者の研究をもっとトータルに評価した方が良いと私は考える。だが、こんな発言をしている私はきっと「柳田教の信者」「科学から遠い人間」と返す刀で批判されるのだろう。窮屈な時代である。

宅八郎式写真集2 黒木登志夫の余生(試作版)

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以下は黒木登志夫に関する関連記事である。

(1)(0)TK著『KKFS』(C社、2016年)を買う【個人情報漏洩】
(2)(1)黒木登志夫『研究不正』を観察する Wikipediaの不適切な引用
(3)(3)黒木登志夫『研究不正』を観察する【差別と暴力】

【記事紹介】ヤフー検索結果に初の削除命令 東京地裁が仮処分決定 (日経2015/12/8 2:00)

 こんな記事が掲載されている。さてどうする、世界変動展望さん?

 〇ヤフー検索結果に初の削除命令 東京地裁が仮処分決定 (日経2015/12/8 2:00

 大手検索サイト「ヤフー」で自分の名前を検索すると、犯罪に関わっているかのような結果が表示され人格権を侵害されているとして、運営会社に削除を求めた日本人男性の仮処分申し立てで、東京地裁は7日までに、男性の主張をほぼ認め一部削除を命じる決定をした。決定は1日付。

 ヤフーによると、国内で同社に削除を命じた決定は初めて。

 関述之裁判官は決定理由で、男性は現在、犯罪と無関係な一市民として生活しているとし、「過去についての記載は現在の地位を著しくゆがめている。公共性が高いともいえない」と指摘。削除を求めた47件のうち11件の削除を命じた。

 関裁判官は昨年10月、東京地裁で同じ男性による米グーグルへの削除申し立ても認めた。

 ヤフーの担当者は「結果の削除は、表現の自由や知る権利を守る観点から慎重さが必要だ。正式な裁判で争うことも視野に対応を検討する」と話した。〔共同〕

(3)黒木登志夫『研究不正』を観察する【差別と暴力】(2016.8.26更新)

 黒木登志夫『研究不正』の発言内容を観察してみよう。以前の世界変動展望の発言の件もあるので、読む前から嫌な予感がしていたが、その予感は見事に的中してしまった。簡単に言ってしまうと「失礼な発言」「人を馬鹿にした発言」が散見されるのだ。黒木はおぞましき差別主義者であり暴力性を備えた人物であると言わなければならない。

 本記事では黒木という人物の、嘔吐をもよおす暴力的発言を整理し、そのパーソナリティの一端を問題視してみよう。仮に今後、黒木や中央公論新社が、何の訂正もなくいつのまにか本書の文言をすり替えたとしても本記事は変えない(当該研究者等から修正・削除の依頼があった場合はアレンジする)。本書で大きな頁を割いて書かれた研究者や他の研究不正該当者は、黒木の攻撃的発言に対して、それこそ世界変動展望が最も嫌う「法的措置」を辞さないことも視野に入れなければならない。

 本書は全体約300頁の新書である。は少なからぬ量のためまとめるのが少々手こずる。そこで川喜田二郎氏の「KJ法」(リンク)を使用し、その発言内容をまとめてみようかと思って発言を抜書きしてみた。だが、いざ抜書きをしてみるとそこまでする必要も感じなかった。そこで「世界変動展望、そのおぞましき侮辱発言たち」(リンク)で整理した内容を参考に、大まかな分類を作ってそこに黒木の該当箇所を放り込んでいくことにする。

 本記事のような発言について「そのような表現はあっても内容そのものは妥当である」「そのくらいのことは誰だって言う」という感想をもたれる場合もあるだろう。とりわけ研究不正追及者の発言を首肯する人々はそうなのかもしれない。しかし本記事は「内容がよいから」「誰だって言うから」差別的発言が許されるとは考えない。

 なぜならば黒木は研究不正について「よく聞く言い訳は、結論に影響していないので、このくらいは問題ないという弁解である。<中略>結論に影響するかどうかは関係なく、論文は信用を失い、撤回しなければならなくなる」(p.246)という見解を管理人は踏襲するからだ。仮に黒木の著書の内容が「主張」が「正当」なものであったとしても、このくらいの「失礼な発言」は問題ないとは言えない。「主張」に影響するかどうかは関係なく、下記のごとき記述があることで、本書の価値は大きく損なわれてしまうのである。黒木が、結果に影響しないので問題ないという見解を「言い訳」だと表現するならば。

 本書で実名もしくはイニシャルで出ている研究者名はすべて「〇〇」「××」といったように書き改めた。当該研究者が特定されうる情報についても極力このような標記に改めている。それ以外はアレンジしていない。また以下のような表現を考えたのは黒木自身ではなく編集者や中央公論新社である可能性もある。だが本記事ではそれらは最終的に黒木自身が最終承認したものとみなし、黒木自身による発言として扱う。

それでは前書きはこのくらいにして、いよいよ黒木の差別的・暴力的発言を、私の雑感も交えながら観察してみることにしよう。


(1)当該研究者の人格攻撃・差別発言
 ずさんな性格:世界変動展望は研究不正の発生要因について、当該研究者の「倫理の欠如」ということを頻繁に書いていた。黒木は「倫理観」という言葉を用いて当該研究者の人格攻撃をしてはいない。そのかわりに研究不正の発生要因を当該研究者の「ずさんな性格」に帰することで、当該研究者の人格攻撃をしていると見受けられた。

 第4章に出てくる「8ずさんな人」という項目だ(p.183)。曰く「不適切な行為の背景には、「ずさん」な行動、性格があるのではなかろうか。考え方、物事への対処の仕方が、いい加減で、ぞんざいである。実験をさせれば、間違いが多く、その上、間違っても気にしない。責任感がなく、注意力、集中力に欠けるため、仕事の完成度が低い。論文を書けば、論理展開に矛盾があっても気にせず、論文の引用もいい加減である。時とすると、勝手にデータに手を加えてしまう。」(p.183)とのことである。ここではっきりと当該研究者のずさんな性格、いい加減、ぞんざいとはっきり述べている。
 
 犯罪者呼ばわり:人格攻撃の変調として当該研究者を犯罪者呼ばわりするのも世界変動展望の発言の1つであった。世界変動展望ほど露骨ではないが黒木の発言にもそのような調子が見受けられる。たとえば「misconduct(不正)と同じような意味で、fraudということもあるが、「詐欺」のニュアンスが強い」(p.128)という発言である。fraudのニュアンスの説明ではあるもののそこにははっきりと「詐欺」と書かれている。また研究不正は「法律に違反しているわけではない」(p.13)と述べていながらも、事例1の中の見出しの1つが「いたずらの犯人は誰か」(p.17)となっている。
 
 精神疾患のメタファー:当該研究者を精神疾患等に譬えたり、精神疾患のメタファーを用いて揶揄するのも世界変動展望の発言の特徴であった。黒木は「20年間休まずに、英文で論文をでっち上げ、それを熱心に専門誌に乗せる<中略>どこか完全に狂っていたとしか思えない。」(p.110)、「若くて優秀 しかしどこか狂っている」(p.198)、「〇〇は感情的にも精神的にも病んでいたと××は言う。」(p.199)、「どんなに優秀であっても、彼は病んでおり、その病を治すことはできない、と言った。」(p.200)といった発言をしている。ここで「狂っていた」「精神的にも病んでいた」「病んでいるが、その病を治せない」とはっきり述べている。随分と露骨な発言だ。黒木は医学部出身とのことだが、仮に医師免許をもっていたとしたら、こういう発言を安易にしていいものなのか、疑問に感じる。
 
 アジア地域への冷笑:これらの人格攻撃とは少し内容がことなるが、アジア地域に対して冷笑的な発言も見られた。「アジア、中東の国が(管理人:論文撤回の)ワースト上位を占めているのは恥ずかしい限りである。まだ科学の精神が根づいていないと思われても仕方がない。」(p.218)。世界変動展望も中国人の盗用に対して揶揄的な発言をしており、それと似ていないともいえない。
 なおこの発言のもととなった国別撤回数には撤回理由が書かれていないため黒木がどの研究不正のことを指しているのかはわからない(表5-2)。先日の記事で、言語のハードル故に英語ノンネイティブは英語ネイティブよりも「盗用」になりやすいのではないかと推察した。実際に黒木自身も「自分自身を振り返っても、英語論文のよい文章を模倣することで、これまで英語の書き方を学んできた。テキストの文章が似ているからという理由で、盗用扱いするのは、英語を母語とする人たちの驕りだと思う」(pp.140-141)「盗用」について言えば、黒木の言う「科学の精神」とは必ずしも直結していないと考える。

(2)反論を一方的に攻撃する発言
 当該研究者による反論を罵倒する:これらの発言も世界変動展望と共通する部分がある。曰く「〇は反省するどころか、指摘に対して反論をしている。」(p.98)、「『〇〇』』という本を出版した。自らを正当化し、××教授にすべてを押し付けようとする作為的な内容である。彼女は、△△の混入を「仕掛けられた罠」として否定している」(p.124)「よく聞く言い訳は、結論に影響していないので、このくらいは問題ないという弁解である。」(p.246)とのことであった。これらの発言が私にはよくわかないのである。反論してもよいし、どのような内容であれ本を出版して自らの見解を述べることがそんなに悪いことだとは思えない。「結果に影響しない」というのがどういう意味なのかはわからないが、いきなり「言い訳」とさえ決めつけてくるのも不可解だ。
 
 科学の素人への攻撃:さらに攻撃の矛先は、研究者以外の人々に対しても向けられる。すなわち当該研究者を支持する人々への嘲笑や揶揄も黒木の発言に見られる。「科学から遠い人ほど、〇〇を支持し、組織の問題にした<中略>一方、科学に近い人は、早くから相当に危ない研究であることを察知し~」(p.113)という発言は、穿った見方をすれば「科学に縁のない人なのだから「〇〇のような研究者」を支持するのだ、という考えの表明ともとられなかねない。

 また「世間の〇〇信者を納得させるのには~」(p.118)という発言も見られた。世界変動展望も同じ表現を使っていた。自分と反対意見の人々を「〇〇の信者」と言って宗教に譬えるのは日本で良く使われる揶揄表現である。個人的な見解だが、学振の役職があり、かつ英語で論文を書く「国際派」の黒木が宗教に対してこの程度の認識で良いのだろうか?アメリカであれヨーロッパ諸国であれ様々な宗教の人々が居住し、かつ宗教の違いが政治的議題にまでのぼる国々で同じような発言をしてみよ!

 科学から遠い人を馬鹿にしたような発言は気持ちの良いものではない。黒木自身も「自分も納得し、親戚のおばさんがなるほどと思うような答えを用意しておかなければならない」(p.6)と述べている。その親戚のおばさんが〇〇を支持していると言ってきたら黒木はどう説明するのか。「あなたは科学から遠い人だから支持するのだ。あなたは世間の××の信者だ」とでも言って問答無用の切り捨てをするのか?それでそのおばさんは納得するのか?科学の素人であるおばさんに科学者としてわかりやすい説明をしたことになるのか。支持しないのであればなぜ支持しないのかを科学から遠い人にわかりやすく説明する必要がある。さらには科学から遠い人の考え方にも真摯に耳を傾け、必要とあらばその意見を取り入れていく必要があると考えている。

(3)当該研究者のライフコース等に関する揶揄
 これは私にとって極めて書くに堪えない部分であった。研究不正該当者のその後を説明する箇所において、「(管理人:レストランで著者が食事をしているときに)額に髪の毛をたらしたやせた老紳士が入ってきた。彼は仕立てのよいスーツを着ていた。レストランの客は、スープに目を落としたり、メニューをみたりするなど、その人に気が付かれない振りをした。レストランは満員であったが、誰一人、〇〇との同席を望んでいないのは明らかであった。」(pp.25-26)。レストランの客が〇〇と付き合うのを避けている描写だ。しかも黒木自身がその場にいてその状況を目撃したというのだ(私自身は〇〇と付き合おうとしない人々に大きな問題があると思う。黒木は私から見ると問題人物に入る)。

 また研究不正該当者の指導教員に対しては「一生をかけた業績よりも、研究不正事件の指導者として長く記憶されることになる。本人にとってこれほど残酷な仕打ちはないであろう。」(p.202)と述べる。しかも、この発言は、某事案において自ら命を絶った某研究者を実名で挙げた後に述べられている。

 当該研究者の処遇に関する揶揄も見受けられる。「懲戒免職ではなく諭旨免職(第7章)という大甘な処分を〇〇に行った。」(p.98)、「あれだけの大騒ぎを起こしたのに、本人の退職後に処分手続きを取り、論文投稿費60万円の弁償だけで済ませた。〇〇は、何を恐れていたのだろうか」(p.265)などだ。若干話はずれるが黒木は懲戒について賞罰欄への記入が不要なものと必要なものに分けて列挙している。私の理解では懲戒は賞罰欄に記入する必要はない。この点は黒木自身、よく調べて欲しい。

(4)排除的発言主義
 これは世界変動展望よりもより頻繁に見られるかもしれない。そして(3)と並んで、引用が最も苦痛な個所であった。「研究不正者は、<中略>名前を公開されたことにより社会的制裁、特に研究コミュニティからの制裁を受けている。」(p.14)、「研究不正が明らかになった段階で、不正を行った者の名前は社会に知られる。うわさ好きの研究者のことだ。不正は、コミュニティにあっという間に広がるだろう。ネットには、情報がいつまでも残っている。その段階で、すでに社会的に処分を受けたようなものである」(p.243)とのことだ。「研究者の世界は寛容である」(p.6)はずではなかったのだろうか?黒木が第二章で述べた「実名の挙げられた個人とその家族が世代を超えて不名誉にさらされるのは著書の本位ではない。」(p.14)という決意表明はどうしたのだろうか?

 実名や社会的制裁を取り上げて、研究不正に「何もよいことはない」(p.243)と述べるなら、研究不正のこうした報じ方等をあらためた方がよいと、黒木は考えないものだろうか?文科省や学振等は近年、こうした実名報道的なやり方をする傾向にあるが、黒木は学振の相談役を勤めている。ここまで揶揄するのであれば、自ら文科省や学振にそうしたやり方を再考するよう提言してはどうか?あるいは文科省等の尻馬に乗って大暴れする世界変動展望や白楽ロックビル(本名・林正男)に大して批判をしてみてはどうか?

 私が感じたのは以上のような点だろうか。いささか感情的になって書いたようにも思うが、それだけ怒りとかなしさを感じずにはいられない内容であった。まだまだ探せばいろいろ出てくるのだろうが、ひとまずこのくらいにしておこう。これが「研究倫理」「研究不正」の重鎮である黒木登志夫の価値観・パーソナリティの一端であると感じている。世界変動展望のまとめの時と同様、不快感しか残らない作業であった。

 なお私は本書を読んで、記述の矛盾(一般の人にわかりやすく説明する必要があると述べる一方、科学から遠い人には科学の世界は分かるはずもない、当該研究者の名誉を守ると述べる一方、「制裁」や「排除」を楽しそうに論じるなど)を度々感じた。懲戒について、私の理解の範囲での「誤解」も見受けられた。先日の記事では、wikipediaからの不適切な引用(リンク)、イニシャルで書くと言いつつ参考文献で実名が出ていることなどを指摘した(リンク)。

 今回、この記事を書くに当たってあらためて本書を読み直し、本書になぜこのような瑕疵が見られるのか理由がよくわかった。黒木自身がその理由をはっきりと述べているからである。すなわち、

不適切な行為の背景には、「ずさん」な行動、性格があるのではなかろうか。考え方、物事への対処の仕方が、いい加減で、ぞんざいである。実験をさせれば、間違いが多く、その上、間違っても気にしない。責任感がなく、注意力、集中力に欠けるため、仕事の完成度が低い。論文を書けば、論理展開に矛盾があっても気にせず、論文の引用もいい加減である。時とすると、勝手にデータに手を加えてしまう。(p.183)


 本書の瑕疵は、黒木自身の言うの「ずさん」な行動や性格によるものなのだろう。黒木は様々なことへの対処法がいい加減でぞんざい、間違いが多く間違いを気にしない。責任感も、注意力も集中力も欠け、それが故に本書の論理展開も矛盾が多く、wikipediaの引用もいい加減だ。

 黒木登志夫にしても、白楽ロックビル(本名・林正男)にしても、世界変動展望にしても、「研究倫理」や「科学者としての責任」といった「高邁な思想」を語るわりには、そのどれにも当てはまらないような愚行をおかしているように見えるのである。それも彼ら彼女らのずさんな行動や性格のなせる業であることを理解できたことが、本書から得た最大の収穫である。その意味で、私は黒木を大いに評価し、本書に高い評価を与えたい。

(補足:2016.8.26)
 「ガチ議論」というサイトの「捏造問題にもっと怒りを」というコーナーで研究不正追及者の1人、「匿名A」が、黒木『研究不正』について下記のような批判をしているとのコメントをいただいたので引用してみる。あだ名等は管理人が伏せた。詳細はこのサイトのコメント欄を直接参照されたし(リンク)。

黒木氏の研究不正の新書はまだ読んでないが、高く評価され、バイブルと呼ばれ始めている。こちらは命懸けでボランティアをしているのに、金を払わないと読めないようなただの評論がバイブルになるのには違和感を覚える。また、そもそも本当にバイブルだろうか? STAP事件が本を書くきっかけなら、モチベーションがそもそもおかしい。また、研究不正はなくなるか、という問題意識もおかしい。研究不正は少しはあって構わない。ずっと少しであるのなら。大切なのは、有意義な研究をすることと、酷い実害を防ぐことである。


<管理人:とある事案の詳細が書かれていないことについて>黒木氏の研究不正の本にはそのことは一切書かれていない。あれは〇の事件としてしか書かれていません。そんな本がバイブルと呼ばれる今の日本の研究界には未来はないでしょう。悪魔の書と言うのは言い過ぎでしょうが、バイブルと言うよりはマシかもしれません。

「研究倫理・不正」の不平等と格差 白楽ロックビル

 世界変動展望がこんなことを呟いていた(2016.8.15)(リンク

白楽ロックビル氏があげた研究不正分野の研究テーマ。誰か論文で発表してほしいという。こういうテーマはどの学術誌で発表するのだろうか。


 白楽ロックビル(本名・林正男)の元記事はこれである(リンク)。以下、私が感じたことをメモしてみる。

(1)自分で調べよ:そもそも白楽ロックビル(本名・林正男)は自ら「政治学」という看板を出している。サイトの中には「科学社会学」といった文言も見られた。このような問いならすでにやっている人がいるのではないか?(日本は不明)。政治学やその周辺の社会科学領域(経済学、社会心理学、社会学、人類学など)の論文をまずは探してみてはどうか?研究倫理に沸騰するアメリカなら関連文献の1個や2個は見つかると思われる。まずはその関連文献を自身のサイトで紹介してみよ。先行研究・関連文献を探すことはレポート・論文作成の第1歩である。

(2)サンプルのとり方が非常に難しい:個々の研究者を取り上げるのか撤回論文を取り上げるのかによってサンプルのとり方は異なるだろうが、撤回論文と撤回されていない論文の両方を、しかも適切な方法に基づいたサンプリングをするために、彼はどのような方法を考えているのだろうか?ある特定の雑誌における撤回論文数ということであれば、その雑誌に掲載されたすべての論文に目を通せばよいかもしれない。しかし数誌だけ取り上げても頑強な統計的解析ができるだけの撤回論文数を確保できるかはわからない。あちこちの雑誌に散らばった撤回論文をどのように抽出するか。難しい問題である。繰り返しになるが、撤回論文の特徴を見るには、撤回論文だけを見ていてはダメで、撤回されていない論文との比較が必要である。この条件をクリアするのが難所だろう。

(3)調査倫理の問題:4つ目に研究職を離れた人のその後の職業云々と書かれている。これは調査倫理に抵触しかねない調査研究である。研究職を離れた後、研究を続ける人もいれば研究を辞めた人もいる(私としては、当人に研究を続ける意思があるなら、ぜひ研究を続けていってほしい。それを拒むような研究者がいたら私はその研究者を大いに嫌う)。特に問題となるのは研究はせず「一般の人」になった後者である。職業は調査対象者の中で最もプライベートな項目の1つである。それを追及するのは、最もプライベートな項目を追及することになる。白楽ロックビル(本名・林正男)や世界変動展望のように、研究不正該当者のプライバシーを書き立てたり、現職を職場名まであげてさらし者にするような調査態度では、仮に論文が書けたとしても調査倫理に抵触する可能性は極めて高い(私が審査員・査読者なら、まずこの時点で論文をリジェクトする)。ましてや「研究ネカト者が許容される職業は?」と言ったことを何の臆面もなく書いているようでは、調査倫理以前の問題である。

(4)社会的属性と研究不正:研究不正の発生要因を特にその研究者の属性に注目して分析するのは、それはそれで意味のあるだとは思う。たとえばヘイトスピーチ支持者である。ヘイトスピーチ、ヘイトスピーチと一枚岩的に報じられることもあるが、誰が支持しているのか、というのはヘイトスピーチと社会との関わりを考える上で重要である。若年層の置かれた社会経済的状況などは割合イメージしやすいが、意外と高齢層が支持しているかもしれない。前者であれば、ヘイトスピーチは近年の若年層における雇用の流動化などを背景要因として論じることができる。後者であれば、たとえば家族関係の問題(子供や孫と関係が自分たちが子供の頃に比べて希薄になっているなど)、バブル崩壊や中国経済の台頭などによる日本の経済に対する閉塞感・危機感などが背景にあるかもしれない。背景にある社会的要因を知るうえでヘイトスピーチ支持者の社会的属性を理解することは重要だ。

 同じことは研究不正についても言えるだろう(私は「研究ネカト」といったふざけた言葉は敢えて使わない)。年齢や性別、エスニシティなどの特徴を知るのは意味のあることだと思われる(「身分」という言い方が望ましくないことは日本国憲法を読めば中学生でもわかる。「職位」とでも書くべきである)。

 あくまで私の予想だが、「盗用」は「執筆言語を母語としない研究者」や「若手研究者」に多いと予想する。たとえば英語を母語としない留学生が英語論文を書く場合、英語論文表現を参考にしながら書くことが、英語を母語とする研究者よりも多いと思われる。その場合、参考にした英語論文と表現が似通っているということで「盗用」と見なされる可能性が高くなる。また母語ではないため、自分の書いた文章なの他の論文から抜き出してきた文章なのかの区別がつきにくくなる可能性もある。これらを考えると「執筆言語を母語としない研究者は、母語とする研究者よりも「盗用」と認定される傾向にある」と推察することも可能である。

 「若手研究者」については、たとえば「文章修行中」であることが考えられる。留学生同様、手本となる論文を真似ながら書くことが多い可能性があるため、知らないうちに「盗用」になってしまう可能性も高い。「若手研究者は中堅研究者やベテラン研究者に比べて「盗用」と認定される傾向にある」と推察することもできる。

(5)研究不正の不平等と格差:他にもいろいろな場合が考えられるが、私自身は、当該領域コミュニティにおいて「弱い立場」の研究者が研究不正になりやすいのではないかと想像している。研究業界のみが宗教、性別、地域、年齢などの社会的制約から自由であるとは考えない(こういう発言を研究不正追及者は「言い訳」と批判してくるかもしれないが)。研究不正認定されるかどうか、その後の処遇がどうなるかには、たとえば当該領域における政治力の違い(大物ほど許容されるなど)が絡んでいる可能性も考えられる。人間の行動が「限定合理性」のもとに行われている、自らの置かれた社会的状況のもとに行われていることなど、社会科学の基礎中の基礎である。このような基礎をすっとばして、「バイオ政治学」を標榜している白楽ロックビル(本名・林正男)など学部学生のレポートでさえ可ギリギリである。

(6)結果をどう使うか:話がずれてしまった。では仮に「研究領域において弱い立場の人々、たとえば留学生や女性、エスニックマイノリティ、貧困家庭出身者が研究不正になる傾向がある」という結果が得られたとしよう。

 研究不正追及者は、この結果をどのように解釈し、その結果をどのように使うのだろうか?その結果をもとに女性研究者に鼻の下を伸ばしたり、中国人を差別したりするのだろうか。あるいはこれらの社会的属性の人々の「倫理観」の欠如を責めるのだろうか(リンク1)(リンク2)。私は分析結果のそのような使い方をのぞましくないと考えている。

 この結果は、逆に言えば「研究領域において強い立場の人々、たとえばアメリカで育った英語ネイティブの研究者や男性、エスニックマジョリティ(白人など)、富裕家庭出身者が研究不正になりにくい傾向」を示している。ここに私は「研究倫理の不平等・格差」を感じるからである。一口に「研究倫理」「研究不正」といっても、それがどの人々に出やすいかは、強い立場か弱い立場によって異なる。強い立場の人々は「倫理観」が高く「研究不正」になりにくい一方、弱い立場の人々は「倫理観」が低く「研究不正」になりやすいというのであれば、そこには「研究倫理」「研究不正」の歴然とした不平等・格差が発生しているのである。「研究倫理」など所詮は「強い立場の研究者向け」の「倫理」でしかないのではないか。そう推察することもあながち間違いではなかろう。

 あくまで私の憶測に基づいた結果でしかないが、研究不正追及者はこうした結果をどう解釈し、それをどういかすのだろうか。私自身は、「研究倫理の不平等・格差」を読み取り、そこから「研究倫理の欺瞞」を暴くという方向でいきたいところである。しかしこれまでの研究不正追及者の発言を見る限り、単に鼻の下を伸ばす材料に使われかねない可能性もある。

(7)結果を生かすも殺すも研究者次第:結局のところ、分析結果・科学的知見をどう使うかは、研究者自身の問題と言えるのかもしれない。このことは昨今の「研究倫理」ブーム以前からしばしば論じられてきたことだ。飛行機を旅客や救急用の交通機関として使うのかそれとも兵器として使うのか、モルヒネを鎮痛剤として使うのか薬物として使うのか。核を兵器として使うのかそれとも別の形で有効活用するのか。分析結果・科学的知見は同じでも、それをどう使うかは人間である。そこに研究者の価値観・人間観・社会観が問われるというわけだ。研究不正追及者に代表されるように、「研究倫理」を断罪用の「兵器」として使う昨今の風潮は獅子身中の虫という評価を甘受せざるを得ないと思うのである。

(1)世界変動展望はいったい何者か?

※2016.4.29の記事を修正の上、転記※

 ※本日、コメント欄から寄稿いただいた文章※

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 インターネット上の検索で、「世界変動展望」と入れると、サジェストワードとして「正体」と出てくる。おそらく、ネット上の多くの人たちが知りたっていることなのだろう。

 世界変動展望は、さまざまな研究不正を自身のブログやTwitterで話題にしているが、そこから受ける印象をざっくり書いてみる。

 1)世界変動展望の研究不正や研究トラブルに関する事案の取り上げ方は、たんに、新聞記事や大学などが公表した文書のコピーを魚拓サイトに入れ、それへのリンクを貼りつける程度に終始している。実際の案件を自分で調べて、多角的に詳細を掘り下げるような工夫がないサイトなのなら、たんなる公害サイトに過ぎない。それどころか、FacebookやTwitterなど研究者個人のSNSも晒すのは、研究公正どころか、それを大きく逸脱して悪質そのものである

 2)書いてある内容に奥深さがないし、研究不正関連の話題こそ、その背後に潜む要因などを根底から掘り下げて検証していくことが必要なのに、報道に出てきたセンセーショナルなワードだけで上っ面だけしか見ることができていない。つまり、リテラシー能力に欠ける人物である印象を受ける。

 3)一言で「不正」といっても、理系はねつ造・改ざんが多いのに対し、文系は盗用が多い。「不正」といっても、いろいろな次元があることを世界変動展望はわかっていない。ゆえに、理系と文系とでは不正の現れ方も結構違う。とくに、文系に多い盗用事案はグレーな領域に入る判断が難しいものが多いが、ブログからは文系事案に対する洞察力に欠ける印象がある。

 よって、こうした世界変動展望のネット上から浮かび上がってくる姿は、理系崩れ・冴えない高齢ポスドクといった感じであり、かなり偏屈な粘着質の強い人物像が浮かび上がってくるのである。

 ネット上で執拗な研究者ストーカーまがいの行為を繰り広げている世界変動展望の正体は、いずれ暴かれる日が来るだろう。それは案外、刑事事件でなのかもしれない

(1)黒木登志夫『研究不正』を観察する【Wikipediaの不適切な引用】

 先日、黒木登志夫の『研究不正』(中央公論新社、2016年)を購入した経緯と今後の処分方法を書いてみた(「TK著『KKFS』(C社、2016年)を買う(0)」)。せっかくなのでいろいろ雑感をメモしてみようと考えている。研究不正や「研究倫理」そのものの内容を論じるよりも、本書からにじみ出てくる黒木のパーソナリティや価値観に興味をもっている。それらをメモするのもよいが、まずは本書の書式、執筆方法について気になった点を挙げてみよう。

(1)イニシャルと実名の扱い方について:本書では日本人研究者をイニシャルで表記すると宣言している(黒木、前掲書、pp.13-14)。しかし当該研究者の注から参考文献をたどると、論文執筆者名にその研究者の実名が書かれている。イニシャルにするといいつつ、参考文献で実名がでてしまっているのだ(黒木、前掲書、pp.296-302)。この点については「TK著『KKFS』(C社、2016年)を買う(0)」でも指摘した。著者の過失なのか不備なのか、あるいは編集者の過失なのか不備なのか。詳細は分からないが、こういう重要なところで齟齬が生じているのは望ましくない。実名の報道には慎重にならなければならない。中央公論新社は何らかの形で謝罪文なり訂正文を入れなければならないだろう。

(2)共著者の実名記載について:(1)とも関連するが、第3章で約20頁にわたって取り上げられている事例について、確かに筆頭著者はイニシャルで表記されているが、共著者は最初から実名で書かれている(黒木、前掲書、pp.101-125)。これは果たして当該研究者の名誉を守るという本書のスタンスからみて適切なものなのだろうか?共著者の処遇等も書かれているのだから(黒木、前掲書、p.120)、共著者の名誉も毀損されている可能性が高い。黒木はなぜ共著者を実名で挙げたのか?この点も私としては納得のいかないところである。

(3)ウィキペディアの大量参照について:「おわりに」に「ウィキペディアも重要な参考資料であった。特に英語版のウィキペディアは、日本語版よりも情報が多く、参考になった」(黒木、前掲書、p.290)と記載されている。これは好みの問題かもしれないが、レポート執筆や論文執筆の際に、ウィキペディアの情報を当てにするのは望ましくないことがしばしば説明される。誰でも編集できるが故に、不確かな情報や悪意のある情報が書き込まれるためである。

 当該事案に関する情報があまり手に入らないため、仕方がなかったのかもしれない。しかしながら学生のレポート・論文執筆に関する書籍をいくらか読んだ経験の私からすれば、こうした学術関連書籍の情報の多くがウィキペディアに基づいていることに違和感を感じないわけではない。本書は少なからぬ大学生が読む可能性がある。大学の授業の参考図書に指定される可能性もある。そのような本書を読んだ学生が、ウィキペディアを参照しながらレポートや論文を書いてもよいのだ、と思ってしまうのはやはり望ましくはないと感じる。

(4)ウィキペディアの引用方法について:(3)にかかわるが、ウィキペディアの参照に際して、「(ただ、参考にしたウィキペディアの項目については、あまりに多岐にわたるため引用していない)。」(黒木、前掲書、p.290)と書かれている。これは果たして妥当な記載方法なのか。参考にしたのであれば、せめてどの箇所が何という項目に基づいたものであるかだけは記載していただきたい。その記載がないと「盗用」を疑われてしまう可能性もないわけではない。こうした書き方を学生等が真似したらどうするか?(似たような話だが、参考文献に挙げられているURLには閲覧年月日が記載されていない。閲覧年月日の記載はネット情報を参考にする際の重要なスタイルだと思っていたのだが、黒木にとっては必要のない情報なのだろうか)

 目に留まったのはおおよそこんなところだろうか。もちろん新書の書き方や出版社の方針もあるのだろう。だが、一般向け書籍とはいえ学術関連のテーマなのだから、学生や研究者、さらには学術に関心をもつ一般市民に対してもう少し「示しがつく」スタイルで書いていただきたいものであった。

(補)世界変動展望の紹介について:世界変動展望は、以前、自身のサイトが本書で紹介されたことに大喜びであった(リンク)。大喜びというからにはどれだけたくさん参照されているのだろうと楽しみにしていた。だが私見の限り、世界変動展望という名前が出てくるのは、本書約300頁中、1行のみである(黒木、前掲書、p.226、10行目)。研究不正追及者の紹介というだけで、単に他の追及者と並んで世界変動展望という名前が一言列挙されているだけであった。期待外れである。世界変動展望の大喜びは「ぬか喜び」に過ぎなかったのだろうか?

 今後も黒木登志夫『研究不正』を引き続き観察してみることにしよう。

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拙い記事ではありますが、応援いただき、ありがとうございます。

今後も引き続き研究不正追求者の問題を考えていきたいと思います。

たとえ1人であったとしても、拙サイトに関心をもってくださる方がいれば、続けていきたいと思います。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。

プロフィール

Author:有楽町博士
研究不正追及者たちを批判的に検証するサイトである。その代表者であり現在もネット上で活発に活動している世界変動展望を特に取り上げています。

Twitterもあります(https://twitter.com/?lang=ja)

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