09月01日 12時26分
防災の日の1日、南海トラフの巨大地震が発生して三重県が大津波に襲われたことを想定して、県の災害対策本部の訓練が行われ、
国をはじめ県内の市や町と連絡を取り合う手順などを確認しました。
訓練は和歌山県南方沖の南海トラフを震源とするマグニチュード9.1の巨大地震が起き、三重県は最大で震度7の激しい揺れとなり、大津波警報が発表されたという想定で行われました。
訓練では三重県庁で鈴木知事や県の幹部が参加して災害対策本部の会議が開かれ、熊野灘沿岸の地域が5メートルを超える大津波に襲われ甚大な被害が出ていることや、連絡が取れなくなっている自治体に県が緊急チームを派遣したものの、道路が寸断されるなどして情報収集が難航していることなどが報告されました。
鈴木知事は迅速な被害情報の把握に努め、人命救助を最優先に対応にあたるよう指示していました。
また、総理大臣官邸と結んでテレビ会議を行い、安倍総理大臣に対して救助部隊やヘリコプターなどの派遣を要請しました。
鈴木知事は「地震発生直後の早い段階で政府に支援を求める訓練ができたことは有意義だった。防災対策に終わりはなく、道半ばではあるが、しっかりと進めていきたい」と話していました。
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