東海 NEWS WEB

ニュース詳細
津波避難所 港近くの会社利用

09月01日 10時10分

津波避難所 港近くの会社利用

3005239221_20160901101922.mp4

南海トラフの巨大地震で最大10メートルを超える津波が想定される三重県尾鷲市は、港の近くに建設された水産加工会社の施設の屋上を避難場所として利用できるよう会社と協定を結びました。
8月31日は尾鷲市役所で協定の締結式が行われ、岩田昭人市長と水産加工会社、尾鷲物産の小野博行社長が署名しました。
このなかで、岩田市長は「地域住民の安全安心を確保できることにつながり、心強いかぎりだ」とあいさつしました。
協定では尾鷲港の海から約200メートルの場所に、ことし7月に完成した水産加工会社の冷凍冷蔵庫の屋上を津波避難ビルとして開放するとしています。
南海トラフの巨大地震で、尾鷲市の中心部は最短4分で津波の第1波が到達し、津波の高さは最大で11メートルと想定されています。
冷凍冷蔵庫の屋上は地上から14メートルの高さで、約600人が避難できるスペースがあり、外に階段が設けられています。
こうした津波避難ビルは尾鷲市で5か所目になります。
水産加工会社の玉本卓也常務は、「地域の人が一刻も早く高い場所に逃げられるよう利用してほしい」と話していました。

東海のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ