金子智彦
2016年8月31日03時00分
持ち運びができる速度違反自動取り締まり装置(オービス)の運用を県警が始めた。通学路や住宅街などの道幅の狭い生活道路や、大型オービスが設置できない場所での取り締まりが可能になった。従来よりさらに身近な場所で、速度超過に機械の厳しい「目」が注がれている。
飯能市内の国道299号で制限速度を65キロ超過したとして、東京都立川市の20代の男が7月下旬、道交法違反容疑で摘発された。暴走行為を行うローリング族が集まる路線。従来の取り締まりができない場所だったが、新たに導入した小型オービスが力を発揮した。
運用開始は4月から。警察庁のモデル事業で、岐阜県警と共に全国初の取り組みだ。装置は1人で持ち運べる可搬式(約8キロ)、車で運ぶ半可搬式(約500キロ)、固定式(約70キロ)の3種類。運転者や車のナンバーを自動で撮影する。飯能のケースでは半可搬式を使用した。
小型オービスは事故の発生状況…
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