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 ミャンマーの首都ネピドーで31日、内戦状態が続く政府と少数民族武装勢力の和平をめざす「連邦和平会議」が始まった。アウンサンスーチー国家顧問が実質的に率いる新政権下では初めて。スーチー氏には会議での議論を、軍政下で定められた憲法の改正につなげたい思惑もある。

 国内和平はテインセイン前政権下で進められ、約20の武装組織のうち8組織との間で昨年10月、全国規模の停戦協定が実現した。スーチー氏は3月末の新政権発足以来、和平の実現を最優先に掲げ、すべての当事者を集めた会議を早期に開く意向を示していた。

 今回はこれに応じる形でカチン独立機構(KIO)やワ州連合軍(UWSA)など、全国停戦に未署名の武装組織を含む過去最多の17組織が軍や政党の代表らとともに参加。国連の潘基文(パンギムン)事務総長も開会式に初めて出席した。

 スーチー氏は開会演説で「平和…

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