ムンクの「叫び」
(http://www.nasjonalmuseet.no/)
エドヴァルド・ムンク(Edvard Munch)の作品で、同じテーマで複数のバージョンで作成されています。その中でもノルウェーナショナルギャラリー(オスロ美術館)に保管されている最も古い「叫び」の油絵が注目の的となっているのです。
ムンクはなぜ叫ぶ!?
「ムンクの叫び」として知られているこちらの作品ですが、実際には「叫び(The Scream)」と呼ばれています。ムンクさんの描いた「叫び」という作品なので、日本では「ムンクの叫び」と呼ばれているのです。
またこの絵はムンクさんが当時体験した状況が表現されていると言われています。二人の友人が自分のもとから去り、その際の不安の中で大きな悲鳴を感じたという体験から来ているそうです。そのため絵画の人物が叫ぶというよりも、叫びから耳をふさいでいるような表現となっているそうです。
「叫び」の100年の疑問
(https://www.uantwerpen.be/)
ムンクの叫びのオスロ美術館に保管されている油絵バージョンは、1893年に描かれて以後、解決していない疑問がありました。それは謎のあとです。それが上のものですが、これがなぜついているのか、それとも偶然そうなっているのかわからず、長年の疑問となっていたそうです。
鳥の糞となぜ思われてたのか?
(https://www.uantwerpen.be/)
しかしなぜ鳥の糞と思われていたのでしょうか?実はムンクさんは、野外で絵を描いていたそうです。アウトドア派のムンクさんは度々、野外に絵をおいて作業などをしていたようです。こちらの写真も雪の中でムンクさんが絵をおいている様子です。そのため鳥のフンの可能性が浮上したというわけです。確かにこんな状況で書いてたら何が起こっても不思議じゃないですね。垂れている感じが糞ぽいですし。
科学的調査で明らかに!
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ベルギーのアントワープ大学の研究チームにより蛍光エックス線装置を使い、付着した成分の分析が行われたのです。この結果によると、実は鳥の糞ではなかったそうです。
では、なにが付着していたのでしょうか!?
それはロウソクです!!
なんでロウソクなんて垂らしたんでしょうね。うっかりにもほどがあります。
しかしそんなロウソクが垂れてしまった作品でも現在に至るまで、人々を感動させ、そして疑問としての盛り上がりも与えてくれるムンクさんは凄いです!!
今回は絵画自体というよりもそこに隠された不思議のお話でした。もし美術展などに行かれる際は、そういった変な部分を探すのも面白いかもしれません。あなたしか気づけない不思議があるかもしれないのです。引き続き世界のふしぎも探求していきたいと思います!!でわまた~~
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