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 リオデジャネイロ五輪の跳馬で成功させた新技「伸身ユルチェンコ3回半ひねり」が「シライ2」と命名されたことを受け、体操男子団体金メダリストの白井健三(日体大)が31日、日本体操協会が東京都内で開いた祝勝会で「技に名前がつくことには興味がなくて、開き直って良い跳躍ができたご褒美なのかな」と語った。

 新技に白井の名がつくのは、ゆかと跳馬で計5個目。団体金メダルメンバーでは、加藤凌平、田中佑典、山室光史(いずれもコナミスポーツ)も自身の名がついた技を持っている。

 個人総合で五輪2連覇を果たしたエースの内村航平(同)は「僕だけない。すごく悲しい。でも、ここまで体操で結果を残してきて、名前がついた技がないのも、逆にありかなと最近、思うようになってきた」と話し、会場を笑わせた。