国連事務総長選 3回目投票もグテーレス氏
国連の次の事務総長を選ぶ3回目の投票が安全保障理事会で行われ、過去2回の投票に続いてグテーレス前国連難民高等弁務官が最も多い支持を獲得し、今後、拒否権を持つ常任理事国がどのような対応を見せるのか、注目されます。
国連ではことしいっぱいで任期が切れるパン・ギムン(潘基文)事務総長の後任の次期事務総長を選ぶ手続きが進められていて、29日、安保理で3回目の投票が行われました。
投票は非公開で行われましたが、国連の外交筋によりますと、10人の候補者のうち過去2回の投票で最多の支持を得たポルトガルの元首相のグテーレス前国連難民高等弁務官が、今回も最も多い支持を獲得したということです。
10年前にパン事務総長が選出された際は、安保理の投票でパン氏が3回連続して首位を保ったあと、4回目から常任理事国が拒否権を行使できる投票となり、唯一拒否権を行使されなかったパン氏が選ばれた経緯があります。
安保理の議長国を務めるマレーシアのイブラヒム国連大使は、来月以降も次の議長国のニュージーランドのもとで投票が続けられることを明らかにし、次回からは常任理事国が拒否権を行使できる投票に切り替わるとの見方も出ています。
これまでのところグテーレス氏が優位を保っていますが、ロシアなどが過去に事務総長が選ばれていない東ヨーロッパ地域の出身の候補者を支持する可能性も指摘されていて、今後の常任理事国の出方が注目されます。
投票は非公開で行われましたが、国連の外交筋によりますと、10人の候補者のうち過去2回の投票で最多の支持を得たポルトガルの元首相のグテーレス前国連難民高等弁務官が、今回も最も多い支持を獲得したということです。
10年前にパン事務総長が選出された際は、安保理の投票でパン氏が3回連続して首位を保ったあと、4回目から常任理事国が拒否権を行使できる投票となり、唯一拒否権を行使されなかったパン氏が選ばれた経緯があります。
安保理の議長国を務めるマレーシアのイブラヒム国連大使は、来月以降も次の議長国のニュージーランドのもとで投票が続けられることを明らかにし、次回からは常任理事国が拒否権を行使できる投票に切り替わるとの見方も出ています。
これまでのところグテーレス氏が優位を保っていますが、ロシアなどが過去に事務総長が選ばれていない東ヨーロッパ地域の出身の候補者を支持する可能性も指摘されていて、今後の常任理事国の出方が注目されます。