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みかじめ料訴訟 解決金で和解

08月31日 20時08分

みかじめ料訴訟 解決金で和解

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愛知県豊橋市の繁華街で、飲食店を経営していた男性が山口組系の暴力団員に5年間にわたり、不当にみかじめ料を払わされたとして、山口組の組長らに賠償を求めていた裁判で、8月31日、双方の和解が成立しました。
訴えを起こしたのは豊橋市の繁華街で飲食店を経営していた男性です。訴えによりますと、男性は、4年前までの5年間にわたり、山口組系の暴力団員に計2400万円余りのみかじめ料を不当に払わされ、精神的に大きな苦痛を受けたして山口組のトップである司忍こと、篠田建市組長ら3人に対し、慰謝料を含め計3200万円余りの損害賠償を求めていました。
男性の弁護士によりますと、8月31日、名古屋地方裁判所豊橋支部で開かれた裁判で、山口組側が男性や男性の関係者に対して報復や連絡をしないことを条件に解決金を支払うことで和解が成立したということです。
一方、みかじめ料の支払いが不当だったかどうかは認められていないということです。
弁護士は「裁判の早期解決を目指していたため和解が成立した意味は大きい。暴力団排除の機運が高まる中、今後、暴力団の被害に立ち向かう人が増えてほしい」と話しています。
一方、山口組側の代理人はコメントできないとしています。

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