08月31日 19時03分
名古屋大学医学部の教員が立ち会った手術や指導する学生の答案などを撮影した写真を登録した同僚向けにインターネット上に掲載していたことが分かり、大学では規程に違反するとして処分を検討しています。
名古屋大学によりますと、医学部の50代の男性教員はインターネットの交流サイト「フェイスブック」にスマートフォンで撮影した手術中の写真や指導する学生の氏名などの個人情報を無断で掲載していました。
この中には大学の附属病院で立ち会った外科手術の様子や患者のMRIの画像、学生の試験の答案や審査中の修士論文などを撮影した写真や医学部の推薦入試で面接官を務めたといった書き込みがあったということです。
ただ、いずれもこの教員が承認した職場の同僚ら500人あまりの登録者のみが閲覧できる設定にしてあったということです。
大学では、ことし2月に寄せられた情報を受け、調査したところ、職務上、知り得た情報を漏らす不適切な掲載があったとして、教員に6月までに問題か所をすべて削除させたということです。
この教員は「日々の出来事を深く考えずに掲載してしまった」と話しているということです。
名古屋大学は、今後、掲載された関係者に謝罪するとともにこの教員に対し処分を検討しています。
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