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【社会】

警視庁、ポケモンGOで計553人補導 深夜徘徊など続出

 スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO(ゴー)」をしながら深夜に出歩いたなどとして、警視庁が国内配信開始から一カ月余りの間に、東京都内で計五百五十三人の少年を補導していたことが、同庁への取材で分かった。

 警視庁によると、配信直後の七月二十二日から、都青少年育成条例で深夜と定められた午後十一時〜午前四時にポケモンGOをしながら出歩く少年が続出。七月末までの十日間に、深夜徘徊(はいかい)などの理由で四百四十九人を補導した。

 その後はブームが一段落したとみられ、八月一〜二十八日の補導は百四人にとどまった。

 五百五十三人のうち約八割は高校生。十二歳以下も六人いた。「珍しいポケモンが出現する」とインターネットで紹介された公園や繁華街に集中する傾向があり、「子どもが集まってゲームをしている」などの一一〇番も相次いだ。

 補導のほか、ゲーム中にスマホの充電が切れた中学二年の男子生徒(14)が充電器用の乾電池を万引したり、ポケモンを探しに行こうとした中学三年生(15)が自転車を盗んだりするなどの窃盗行為が五件あった。

 

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