全国の住宅着工数 7月は2か月ぶりプラスに

全国の住宅着工数 7月は2か月ぶりプラスに
7月に全国で着工された住宅の戸数は、相続税対策としての賃貸住宅の建設が増えていることなどから、去年の同じ月を8%余り上回り、2か月ぶりにプラスとなりました。
国土交通省によりますと、7月に全国で着工された住宅は8万5208戸で、去年の同じ月を8.9%上回り、2か月ぶりにプラスとなりました。
住宅の種類別にみますと、賃貸住宅を示す「貸家」が3万7745戸と11.1%増加し、土地を持つ人が相続税を抑えるために賃貸住宅を建てる動きが広がっています。
マンションや建て売り住宅を示す「分譲住宅」は、1万9897戸で90.1%の増加、注文住宅を指す「持ち家」も2万6910戸で6%増加し、超低金利を背景に住宅着工は増加傾向が続いています。
国土交通省は「来年4月に予定されていた消費税率の引き上げが延期され、想定されていた駆け込み需要が無くなるとみられ、状況を注視したい」と話しています。