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【北朝鮮情勢】
北で副首相処刑と韓国報道官 姿勢の悪さが「反党分子」と銃殺か
韓国統一省報道官は31日の定例記者会見で、北朝鮮で最近、教育担当の金勇進副首相が処刑されたとの見方を明らかにした。対韓国政策を統括する朝鮮労働党の金英哲統一戦線部長と、党宣伝扇動部の崔輝第1副部長も、何らかの理由で「革命化教育」と呼ばれる思想教育を受けたという。
韓国政府関係者によると、金勇進氏は6月29日の最高人民会議(国会)に出席した際の姿勢の悪さが問題視され調査を受け、「反党反革命分子」などと見なされ7月に銃殺されたとみられる。
金英哲氏は統一戦線部の権限拡大を図ったことが問題視され、地方の農場で約1カ月の思想教育を受け、今月中旬に終えた。24日に平壌で行われた行事を伝える北朝鮮紙の記事で出席者として名前が伝えられており、復帰したとみられる。 同関係者は、金英哲氏が今後、金正恩朝鮮労働党委員長に忠誠を示すため「韓国に強硬姿勢を示す可能性が高い」と警戒している。(共同)
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