2015.11.17 (Tue)
「蘇生」 五十嵐貴久
蘇生 五十嵐貴久
小学5年生のときに東日本大震災に遭い、離ればなれになった幼馴染の6人。中学3年生となったある日、そのうちの一人が投身自殺をしたという報せが入り、当時の担任とともに現場である北海道の岬に向かうが、その帰りに橋から車ごと落下する事故が起きてしまう。意識不明に陥った先生を救うため、原生林を抜けて40キロ先の街まで助けを呼びに行こうとする子供たち。だが彼らはそれぞれ、ある“秘密”を抱えていてー。スリルと感動の傑作小説誕生!(BOOKデータベースより)
BOOKデータベースはちょっと意味合いが違うような気もするのですが。
設定は「うそーん!?」という感じです。
意識不明の先生を救うべく、森を抜けると直線道路で40キロか遠回りだけど国道を通り150キロか。
そこを中学生が歩いて行くんだけど。
森を選ぶわけですよ。
こ・く・ど・う・を・い・け・!!!
と、ずっと読みながら思っていたわけですが、そんなところにもからくりがあったりします。
この本はそんな冒険小説ではないのです。
それまでは福島で過ごしていたのに、震災のせいで離ればなれになり
新しい生活をしなければいけなかった5人の子供たちのその間の話っていうのが
実は一番のメインなんだろうなと思いました。
それを書きたかったのかなーと思うのですが、
こんなリアリティのない設定にするとは・・・
と、驚いてます。
ただ、こういう気持ちで過ごしている福島にいた子供たちというのは確実にいるんだよね。
子供だからこその苦悩がありました。
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きみやす |
2015年11月17日(火) 08:05 | URL |
【コメント編集】
あーー。なんか分かります。
多才な方ではあると思います。
なのでジャンルがものすごくあるんですよね。
なので好みが分かれるかも。
物凄い好きな作品と「はい?」という作品とあります(^^)
たまに脱力もしますw
多才な方ではあると思います。
なのでジャンルがものすごくあるんですよね。
なので好みが分かれるかも。
物凄い好きな作品と「はい?」という作品とあります(^^)
たまに脱力もしますw
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>こ・く・ど・う・を・い・け・!!!
思わず脳内で「ハライチ」の澤部風に再生されて、朝から爆笑させていただきました。
ありがとうございます。
>そんなところにもからくりがあったりします。
あ、一応意味はあるんですね!!
この方の作品はいくつか読んでいるのですが
いまいちしっくりこないんですよね・・・