Sister city travel guide: Haiphong, Vietnam
日本社会で普通に生活している人達からは定職を捨て無職のような状態になり、海外にこもる「外こもり」を否定的に見られる事も多いだろう。
将来に対して悲観的な部分ばかりが注目され、外こもりによって幸せになれるケースというのはあまり聞かれて来ないのが実情なのでやむを得ない部分もあるかと思う。
しかし、外こもりによって幸せになれる人はいるし、何よりも外こもりはマイナスを0以上のプラスにするための手段になりうる。全ての人におすすめ出来るわけではないが、選択肢の1つとして誰もが持っておくべきだろう。
下記では新旧外こもりについての説明と外こもりを現在行っているブロガー、逃げ道としての外こもりについて更に詳しく述べていきたいと思う。
目次
外こもりとは?
6 obvious signs of being a backpacker
外こもりとはわずかな貯金や収入を元に物価の安い海外の国へ行き、そこへ長期滞在する事を言う。基本的に質素な生活をして支出を抑え、労働を極力避けてながら生活をしている人が多い。
外こもりしている人は昔から存在しているが、最近は新しいタイプの外こもりも登場し、数も増えているように思う。これらの違いはネットを利用しているかどうかによって生じている。
旧型の「外こもり」
昔から良くいる外こもりのタイプとしては
▶ 貯金を切り崩しながら生活し、資金が底を付いたら日本へ帰り短期労働をする
▶ 不動産を所有し、家賃収入等を日本で得ながら海外で暮らす
以上の2パターンが多い。
具体的にこれらを実践しているブロガーを紹介すると
3000万円を貯めて、20代でセミリタイアしたMao氏。現在は無職。
日本では短期バイトをしながら資金を貯め、定期的にタイへと訪問しているYASU氏。
日本で不動産を所有し、家賃収入でのセミリタイアを模索しているしん氏。
知っている限り以上の3人がいるが、他にもこういった形で外こもりを実践している人はいるだろう。
住宅ローンの組める人は十分な資産が無くとも不動産を所有する事が出来、上がった利益で外こもりをするというライフスタイルを取る事が出来る。
貯金や不動産等の資産を持たないだけでなく、ローンを組めない人は短期バイトが生活費を稼ぎ、外こもりをするための手段となっていた。
新型の「外こもり」
▶ 資産を持たない
▶ ローンを組めない
これらの条件を持つ人は短期バイトだけが外こもりを実現する手段であった。しかし最近では短期バイト以外でも収入を得る方法が徐々に確立されており、短期バイトをしなくとも外こもりが可能となっている。それが「新型」の外こもりである。
彼らはネットで収入を得ながら、海外に長期滞在したり、海外で放浪生活をしている。
アフィリエイトやブログ、クラウドソーシングというネットで仕事が受注できるようになった事で、日本で労働しなくとも外こもりが可能になったのだ。自分も過去に半年間東南アジアを放浪した事があったが、この費用はサイトを運営する事によるアフィリエイト収入でまかなっていた。ネットで稼ぐ手段が増えた事で、外こもりが以前よりも容易になったのは間違いない。
こうした新しい形で外こもりを実践しているブロガーを紹介すると
アフィリエイトサイトで収入を得ながら外こもり生活を続けている貧BP氏。
クラウドソーシングでライティング(内容から察するにトレンドブログのライター)の仕事をしながら海外生活をしているうなぎ氏。
外こもりというよりも海外移住に近い形で現地に住んでいるアフィリエイターは自分も含め、貧BP氏以外にも何人かいる。資産が無い、ローンを組めない人達にとって、ネットで稼ぐことが出来るようになった現在は間違いなく良い時代だ。
新型の外こもりが可能になった事で、従来の外こもりと合わせ、外こもりの全体数は増えているように思える。
外こもりに向いている人とは?
とはいえ、外こもりには向いている人、向いていない人というのはいる。特に、支出をコントロール出来るか出来ないかは外こもり生活を継続させる上で重要なポイントである。
支出が増える要素としては生理的な部分が大きい。海外の食事が合わなかったり、夜遊びを我慢出来ない人もいるだろう。我慢の許容できる量というのも人それぞれ異なるはずだ。
いずれにせよ、この支出のコントロールの可否は実際に実践してみないとわからない部分は多い。向き不向きを判断するためにも、日本での拠点はきちんと残したままで、まずは短期間での外こもりから始めてみるのをおすすめしたいと思う。
外こもりは人を幸せにするのか?
https://scontent.cdninstagram.com
ネット収入や短期労働での外こもりはもちろん、十分な資産を持って外こもりをしている人にも日本社会というのは非常に冷たい。確かに、資産を持たない、もしくは減らすだけの外こもりは将来的に不安な要素もあるだろう。現在進行形でギリギリの生活を送らざるをえないケースもある。
上で紹介したうなぎ氏も
先月の出費が7万円程度で、収入は上記の通りで73000円だ。つまり先月は3000円の黒字だった。
全財産20万円で、週4日、8時間ずつクラウドソーシングにいそしむ。時給換算では625円だが、世界中どこでも働ける仕組みを有りがたく思う。
とある。1日8時間で週4日の労働なら、のんびり出来る時間も多いが将来に対する不安は尽きないだろう。
一方で、明るい話があるのも事実だ。
2000万円の貯金を作り、ブログから月10万円程度のネット収入を得ながら資産を減らさずに生活している新旧ハイブリッドの外こもりを実践しているcub氏という方がいる。
cub氏は外こもり先である台湾の台中市で恋人が出来、同棲を始めた事をブログで報告している。
台中の町のパン屋さんの女性店員です。
まぁ、私がよく通うパン屋の子に声をかけただけです。
その後、あれよあれよって感じで一緒に暮らそうかって話になっていきました。
「緊急報告」ニートのおじさんでも可愛い小姐の彼女が出来るところ、それが台湾! | cubの日記 年収100万円の楽しい海外生活術・台湾編より
cub氏は40代で彼女は10歳以上年下。生活費もcub氏が負担するわけではなく、折半だそうだ。
以前Twitterでも述べたが、日本と海外では価値観が大きく異なっている。
「緊急報告」ニートのおじさんでも可愛い小姐の彼女が出来るところ、それが台湾! https://t.co/xBUrULZVbv
— 付利意雷布亜@東南アジア (@freelifer1) 2016年8月21日
タイも無職でふらふらしているヒモみたいな人の方がモテるから、台湾もそうなのかな?ブロガー的にも台湾は環境がいいね。日本はすぐ仕事の事聞きたがるし。
日本は仕事=ステータスみたいな文化が根強いから、弁護士とか医者の方がモテるけど、稼いでくれる額で評価してくれる発展途上国の方が公平なような気がする。
— 付利意雷布亜@東南アジア (@freelifer1) 2016年8月21日
海外に行けば日本という国籍もアイデンティティになるし、無職というポジションでも恋人候補としてマイナス要素にならない国もある。恋人を作るために外こもりを始める人は少ないが、出会いの面では日本にいるよりも間違いなく期待できるかと思う。
海外に滞在する事で将来に対する希望や期待が生じ、幸せになれるケースもあるのは確かなのだ。
正社員というポジションを捨てる事を安易に薦めている人が多くなっているので、こういった外こもりも声に出して推奨する事は自分も避けている。しかし、本当に社会や労働が辛くなった時には、こういった選択肢もあるという事を多くの人が知っておくべきだと思う。
精神的なダメージが蓄積している人はもちろん、自殺にまで自分を追い詰めてしまう前に、全ての人が逃げ道を用意しておくべきなのだ。
仕事を辞めて外こもりをすれば絶対に幸せになれるとは言わないが、仕事の辛さからは逃げる事が出来る。マイナスを0以上のプラスに持ってくるための選択肢として、外こもりを選ぶのは悪く無いだろう。
外こもりに似た生活スタイルとして「セミリタイア」という考えがある。セミリタイアについては下記記事も参考に。
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