性犯罪多発のインドで女性専用タクシーが広がる
女性に対する性犯罪が社会問題となっているインドでは、性犯罪に対する厳罰化などの対策にもかかわらず、発生件数はことしに入っても増加していて、安全を売り物にした女性専用のタクシーのサービスが広がっています。
インドでは、2012年に首都ニューデリーで22歳の女性が複数の男から暴行を受け、殺害された事件をきっかけに女性に対する性犯罪が大きな社会問題となりました。事件を受けて、性犯罪に対する厳罰化などの対策がとられましたが、ニューデリーではことし、今月中旬までに去年の同じ時期を上回るおよそ1400件の事件が起きるなど、発生件数は増加しています。
こうした中、ニューデリーを中心に女性のドライバーによる、女性客専用のサービスを提供するタクシー会社が増えていて人気を集めています。このうち、NGOが運営するニューデリーのタクシー会社は、職場から夜帰宅したり、夜間に買い物に出かけたりする女性客からの需要が増え、売り上げはこの5年で6倍に増えたということです。会社の責任者は「普通のタクシーに比べて2割ほど割高になるが、女性ドライバーだと安心して乗ることができるため利用客が増えている」と話しています。
こうしたタクシー会社は最大の商業都市、西部ムンバイや南部のベンガルールにもあり、サービスが広がっています。
こうした中、ニューデリーを中心に女性のドライバーによる、女性客専用のサービスを提供するタクシー会社が増えていて人気を集めています。このうち、NGOが運営するニューデリーのタクシー会社は、職場から夜帰宅したり、夜間に買い物に出かけたりする女性客からの需要が増え、売り上げはこの5年で6倍に増えたということです。会社の責任者は「普通のタクシーに比べて2割ほど割高になるが、女性ドライバーだと安心して乗ることができるため利用客が増えている」と話しています。
こうしたタクシー会社は最大の商業都市、西部ムンバイや南部のベンガルールにもあり、サービスが広がっています。