JR東海「財投活用しリニア全線開業前倒し」

JR東海「財投活用しリニア全線開業前倒し」
JR東海の柘植康英社長は記者会見で、政府がリニア中央新幹線の整備に財政投融資を活用して1兆5000億円の融資を決めたことについて、「東京・名古屋間の開業後、速やかに大阪までの工事に着手できるよう、全力で取り組みたい」と述べ、全線開業の前倒しに取り組む考えを示しました。
JR東海が建設を進めるリニア中央新幹線は、2045年に東京・大阪間の全線を開業する計画ですが、政府は最大8年間前倒ししようと、低い金利で資金を供給する「財政投融資」を活用して1兆5000億円を融資することを24日、決めました。

これについて、JR東海の柘植社長は25日の記者会見で、「長期・固定・低利の財政投融資を活用して融資を受けられれば、経営のリスクが大きく低減される」と述べました。そのうえで、柘植社長は「東京・名古屋間の開業後、次の大阪までの工事に連続して速やかに着手できるよう、全力で取り組む」と述べ、全線開業の前倒しに取り組む考えを示しました。