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絵本を4カ国語で紹介 伊賀で外国人の親子らに読み聞かせ

ポルトガル語と日本語の絵本を交互に読み聞かせるボランティアと職員=伊賀市上野丸之内で

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 外国人の子どもたちにも図書館に親しんでもらおうと「四カ国語の絵本読み聞かせ会」が二十七日、伊賀市の上野図書館であり、児童、園児の親子十組が参加した。地元ロータリークラブが図書館に外国語の絵本を寄贈したのをきっかけに始まり、今年で三回目。市内ではブラジル人ら複数の外国人が一定数暮らしている。絵本は英語、ポルトガル語、スペイン語、日本語の五冊で、伊賀在住の外国人ボランティアと同館職員が読み聞かせた。

 アイルランド出身で元教師のヘイズ・メアリーさんは「こねこ九匹ぐーぐーぐー」の絵本を英語で「何匹の猫が寝ているかな?」と子どもに語りかけるように読み進めた。

 スペイン語を担当した白石デイリさんはペルー出身。十二年前に来日して以来、家でも二人の子どもに「母国語を忘れてほしくない」と読み聞かせる。

 外国語と日本語と交互に読み聞かせる本もあった。祖母と訪れた村田麻陽さん(7つ)は「クラスにもブラジルの子がいる。言葉の意味は分からないけど、外国語の響きはおもしろい」と楽しんだ。

 今回は日本人の参加が目立った。図書館の清水由美館長は「来年はもっと多くの外国人親子にきてもらえるようにしたい」と話した。

 (飯盛結衣)

 

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