JR北海道 計280本の列車が運休 影響長期化も

JR北海道 計280本の列車が運休 影響長期化も
台風10号の影響で、JR北海道では6つの路線で橋が流されるなどの被害が出ていて、31日に運行予定だった特急57本を含む合わせて280本の列車が運休となりました。復旧には時間がかかる見通しで、9月1日以降も影響が続く見込みです。
JR北海道によりますと、午後4時20分現在、函館線、石勝線、室蘭線、根室線、日高線、札沼線の6つの路線の20か所で、橋が流されたり線路上に木が倒れたりする被害が出ているということです。
このうち、JR根室線では3か所で橋が流される被害が出ていて、新得町にある新得駅付近では、増水した川の水で橋の土台部分が流され、線路が宙づりの状態になっています。
こうした影響で、道内では午後4時20分現在、特急57本を含む、合わせて280本の列車が運休となりました。
1日以降も運休などの影響が続く見込みで、JR北海道は最新の運行状況を確認するよう呼びかけています。
さらに、橋が流された路線では運転再開のために橋を架け直す必要があり、復旧に時間がかかるということで、利用客が多い札幌と北海道東部の帯広や釧路を結ぶ特急列車も走る路線とあって、影響が広がりそうです。