自分の目や耳で確認出来ない出来事を叩くのってどうなのかな?
ネット上では常に個人や団体が叩かれ続けている。
叩く理由があるかどうかは分からないし、とりあえず叩いてるみたいな人もいるだろうが、それもひとつの楽しみ方かもしれない。
叩く対象は、ブロガーだったり、SNS上の個人だったり、芸能人だったり様々だ。
叩く行為を止めろというつもりなんて毛頭ないんだけど、そんな叩く行為の中で「自分の目や耳で確認出来ない出来事を叩く」っていうのはどうなのかな?とは思う。
匿名だから出来る事なんだろうなとは思う
例えば、ブロガーに記事に対して思う所があり、批判コメントを書き込むって行為は分からないでもない。
僕は人の数だけ意見や考え方があるはずなので、基本的にはどんな記事を読んでも、「こういう考え方もあるんだな」と思うようにしているが、そうでもない人だっている。
だから、ブロガーやSNS上の個人に対して、批判を投げつけるっていうのは別に理解出来ない事も無い。
しかし、本人が発信していない、ネットや週刊誌の情報だけを頼りに叩いている人はどうなのだろう。
ここ最近で気になったのは、「SMAP解散」についてである。
正直あんまり興味が無いので、僕が知らないだけなのかもしれないけど、本人達は詳細を語っていない。
週刊誌やネットなどで様々な憶測が書かれていて、それを読んでいると、どうやら木村拓哉さんが悪いという印象を受ける。
しかし、本人達が語っていないんだから、実際どうなのかっていうのは周りの人間は分からないはずだ。
それなのに、ネット上では木村拓哉さんの暴言がめちゃくちゃに書かれている。
これって正直どうなんだろうって思ってしまう。
事実であれば叩かれても仕方がない事もあるだろう
例えばだけど、全都知事の舛添氏なんかは、自分の行いを認めている部分もあるし、そういった場合は叩かれても仕方がないなって思う時はある。
政治に関わる問題ですから。
僕は政治以外の、例えば芸能人の不倫騒動に対して、みんなが叩きまくってるっていうのは正直良く分からない時もある。
だって叩いている人に直接的な被害は全く無いし、不倫している人がテレビに出ているからといって、そんなに気分を害するものなんか?とは思う。
もちろん、不倫を重大な問題と考えている人もいるだろうし、推測で言うのも良くないとは思うが。
だから、本人が認めている事実や本人が書いたブログ記事なんかを叩くのは理解出来るとして、事実かどうか分からない事柄を叩くのはどうなんだろう。
名誉毀損とかになる可能性もあるよね?
ネット上でのつぶやきや書き込みなんて莫大な量になるので、いちいちひとつずつ訴えるなんて事はないかもしれない。
しかし、事実無根の内容についてネットユーザーが叩きまくった場合、名誉毀損として訴える可能性は0とは言えないだろう。
少し前の事件だが、「スマイリーキクチ中傷被害事件」という事件があった。
参考:スマイリーキクチ中傷被害事件 -Wikipedia
お笑いタレントのスマイリーキクチさんが、事実無根の内容をネット上に書き込まれ続け、結果的に中傷犯19人が検挙されたのだ。
気になる人は、上記のWikipediaのリンクから詳細を読んで頂きたい。
かなり気分が悪くなる内容だが、ネット上で特定個人に対して中傷を行っているユーザーは一読しておいて損はないだろう。
自衛の為にネット上で誰かを叩くのはやめたほうが良いという訳ではないが、せめて事実確認が取れたものに限定して叩くべきではないだろうか。