リマーケティングでより効果を出す方法
リスティング広告において、リマーケティングの設定、配信はとても重要なものです。
一度、あなたのウェブサイトに訪れたユーザーにサイドアプローチするわけですから、まだ認知されていないユーザーに配信するより、はるかにコンバージョンの可能性が高いと考えられます。
しかし、ただリマーケティングを設定して配信しているだけではもったいない!
一度自社のウェブサイトに訪れたユーザーは、検討段階である場合が多いのです。競合に勝てるかどうか、迷っているユーザーを購入、申込などに誘導できるかの勝負が、リマーケティングです。可能性のあるユーザーをいかに取り込むかは、その運用にかかっています。
では、具体的にどこをポイントとして運用すればいいのでしょうか?
リマーケティング広告の内容
一度、自社のウェブサイトに訪れているので、すでに商品に興味がある可能性が高いと考えられます。社名や商品名を入れたり、値段やオファーなどユーザーに得する情報、購入や申し込みを決断させるような情報を目立たせるような広告が効果的です。バナー広告だけではなく、テキスト広告も配信しましょう。
期間別に広告グループを分ける
扱う商材によりますが、自社のウェブサイトに訪問してからどのくらいの期間でのクリック率やコンバージョン率が高いのかを検証しましょう。
・サイトの訪問から0〜1日
・サイトの訪問から2〜7日
・サイトの訪問から8〜14日
・サイトの訪問から15〜30日
・サイトの訪問から31日以降
このように期間を区切って、広告グループを作成します。長期検討商品やコンバージョンが少ない商品やビジネスなどは、期間を長くしたり、2つか3つくらいに大きく区切るといいでしょう。
基本的には、自社のウェブサイトに訪れてから興味が薄れていない間のほうが、クリック率やコンバージョン率が高くでることが多いです。実際、運用をして効果測定をするとどの期間が一番効果が良いかが見えてきます。その効果の良い広告グループの上限クリック単価を引き上げるなど調整していきます。効果の高い期間に多くの広告を配信することによって、更に効果を高めることができます。それぞれの期間によって、クリック率の高い広告が違うかどうかも確認してみましょう。
CV者を除くリマーケティングリストの作成
デフォルトで設定されているリマーケティングリストは、自社のウェブサイトを訪れたすべてのユーザーが対象となっています。となると、サイトを訪れてからすでにCVしているユーザーにも配信するということになります。CVしたユーザーに広告費を使うのは勿体無いところです。CVユーザーを除くユーザーに配信するように設定をしましょう。
フリークエンシーキャップを設定する
通常の設定では、同じ広告が1日に何度も同じユーザーに表示されることになります。何度も表示されてどう感じるかはユーザー次第なのですが、あまり多いとしつこいと思われたり、せっかくの広告を不快感に感じ、逆効果になる場合もあります。1人あたり何回まで同じ広告を出すかということを制限できる仕組みを「フリークエンシーキャップ」と言います。何回表示させるのがいいかは一概には決められません。実際のフリークエンシーレポートを参考にして、回数を決める必要があります。または、設定しない方がいい場合もあります。
CVに近いページ
同じサイト訪問者の中でも、自社のウェブサイトのTOPページからすぐに離脱してしまうユーザーと、商品詳細ページなど2ページ目以降まで閲覧したユーザーとでは、商品やサービスに対する興味の高さが違うと考えられます。リマーケティングでは、特定のページの選択や除外することが可能です。この機能を使って、サイトのすべての訪問者からTOPページを除く、または商品詳細ページ、登録フォーム1ページ前などコンバージョンに近いページを指定して、配信することはとても効果的です。また、指定したページによって、入札単価を変えるのもいいでしょう。
まとめ
上記は施策の一部にしかすぎません。リマーケティングひとつを取ってもただ配信するだけでなく、いろいろな機能を使い、よりコンバージョンに近いユーザーにターゲットを絞って配信することで、さらに効果を上げられます。チェックするポイントはたくさんありますが、コツコツひとつずつ取り組んでいきましょう。
リスティング広告では、検証した結果から、商品やビジネスによって、いつアプローチするのが効果的か、どんな広告がコンバージョンされややすいのかというところまで数値で表すことできるので、次の施策がしやすいのも特徴です。データを活用して、無駄を省き、費用対効果を上げることが可能です。
効果実証済みの集客テクニックを公開中!
ウエディングプランナーから専業主婦を経て、3年前突然広告業界へ。
全くのゼロから学び、様々な業種のリスティング広告を運用。
多角的視点から考える初心者向け広告運用情報をお届けします。
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