北海道 NEWS WEB

ニュース詳細
根室線維持を沿線自治体要請

08月30日 19時46分

根室線維持を沿線自治体要請

7005205131_20160830194834.mp4

JR北海道が赤字路線の抜本的な見直しを進める中、上川や空知の根室線の沿線自治体が30日、JRの本社や道庁を訪れ、路線の維持などを要請しました。
要請したのは、滝川市や赤平市、芦別市、富良野市、それに南富良野町の5つの市や町でつくる「根室本線対策協議会」です。
根室線の滝川と富良野の間は1日の1キロあたりの平均の乗客が500人未満と、道内でも利用の少ない区間となっていますが、30日午前、JR北海道の本社を訪れた一行は、田畑正信常務に対し、「今後、道立高校の閉校などでJRを利用してほかの地域の高校へ通学する生徒が増えることが予想される」などとして、運行の継続を求める要請書を提出しました。
このあと一行は道庁を訪れ、将来の道内の鉄道体系について、道としての考えを示すことなどを幹部に要請しました。
JR北海道は鉄道事業の抜本的な見直しに向け、単独では維持できない赤字路線を秋までに公表する方針を示しています。
JRの方針をきっかけに夕張市が石勝線の夕張と新夕張の間の廃線を受け入れ、廃線が固まった一方、ほかの地域の自治体からは廃線への強い懸念も出ています。

北海道のニュース

新着ニュース

このページの先頭へ