ジカ熱で小頭症の赤ちゃん 約6%に聴力の障害
ジカ熱は、妊娠中の女性が感染すると、頭部が先天的に小さい「小頭症」の赤ちゃんが生まれるおそれが指摘されていますが、ブラジルの研究グループが調べたところ、去年からことしにかけて小頭症で生まれた赤ちゃんのおよそ6%に耳が聞こえない障害があることがわかりました。
ブラジルの研究グループは、ブラジル北東部の病院で妊娠中の女性がジカ熱に感染したあと、小頭症で生まれてきた赤ちゃんの聴力について調べた結果を、アメリカのCDC=疾病対策センターの報告書で発表しました。
それによりますと、研究グループが小頭症の赤ちゃんにさまざまな波長の音を聞かせて、しぐさなどの反応を見るテストを数回にわたり行ったところ、69人のうち5.8%に当たる4人が耳が聞こえないと診断されたということです。
ジカ熱のウイルスへの感染によって聴力に障害が出る可能性があることは知られていましたが、実際にどの程度の割合で赤ちゃんの聴力に影響が出るのかを調べた研究はほとんどなかったということです。
研究グループは、ジカ熱の感染による聴力の障害については知られていないことが多く、生後しばらくしてから聞こえなくなるケースも起こりうるとして、感染の影響を慎重に見極めていく必要があるとしています。
それによりますと、研究グループが小頭症の赤ちゃんにさまざまな波長の音を聞かせて、しぐさなどの反応を見るテストを数回にわたり行ったところ、69人のうち5.8%に当たる4人が耳が聞こえないと診断されたということです。
ジカ熱のウイルスへの感染によって聴力に障害が出る可能性があることは知られていましたが、実際にどの程度の割合で赤ちゃんの聴力に影響が出るのかを調べた研究はほとんどなかったということです。
研究グループは、ジカ熱の感染による聴力の障害については知られていないことが多く、生後しばらくしてから聞こえなくなるケースも起こりうるとして、感染の影響を慎重に見極めていく必要があるとしています。