9月7日のイベント開催を告知したアップルはiPhone 7(仮)で3.5mmのイヤホンジャックをなくすと言われており、現時点ではそのかわりにLightning-3.5mm変換アダプターが付属する、もしくは付属イヤホンEarPodsをワイヤレス化したAirPodsに変更するとうわさされ、いずれの可能性も否定できない状況となっています。
今年は左右ユニットが独立したワイヤレスイヤホンが次々と製品化され一種のトレンドとなりつつあります。このタイミングでアップルが完全ワイヤレスイヤホンの道を切り開いたとも言えるBragiとの関係を築くのは自然な流れとも言えそうです。実際、春にはアップルの特許申請情報からケーブルが外れてワイヤレスになるEarPods(?)が見つかっており、アップルがイヤホンの無線化を模索していることが伺えます。
またBrag DashはEarinなど他社のワイヤレスイヤホンに比べても洗練されたデザインを纏っており、ホワイトのモデルならアップルの製品とよく馴染みそうです。
ただ、もし9月5日にBragiがアップルとの協力や提携(買収?)を発表するにしても、いきなりiPhone 7にBragi Dashが添付されるとは考えにくいかもしれません。Bragi Dashは完全ワイヤレスのBluetoothイヤホンながら防水性能を備え、心拍計などのセンサーを備える高機能な製品。付属品にするには高すぎるはずです。
一方リスニングに特化した、Dashの機能省略版をiPhoneに付属するというのなら可能性もまだあるように思えます。ただその程度の製品はBeatsを抱えるアップルなら簡単に内製できるとも考えられます。
となると、今回の発表は「アップルストアでBragi Dashの取り扱いを開始し、強力ににプッシュしていくことになりました」程度の、Bragi目線でのビッグニュースという可能性も否定できません。ちなみに、9月5日は米国ではレイバーデイ(労働者の日)と呼ばれる祝日にあたります。祝日に発表をするというのもどことなく違和感があるものです。
とはいえ、アップルとBragiが関係を深めていけば、将来DashのようなワイヤレスイヤホンがiPhoneに付属することも期待はできそうです。