発砲で手配の男 立てこもり 時折銃口を自分に向ける

発砲で手配の男 立てこもり 時折銃口を自分に向ける
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29日、和歌山市の建設会社で従業員4人が拳銃で撃たれ、1人が死亡、1人が意識不明の重体になっている事件で、殺人などの疑いで指名手配されている男が、30日夜、和歌山市内で見つかり、パトカーに向けて拳銃を発砲して逃走しました。男はその後、拳銃を持って近くのアパートなどに1人で立てこもり、捜査員が説得を続けています。
29日、和歌山市塩屋の建設会社で男性従業員4人が拳銃で撃たれ、石山純副さん(45)が死亡し、1人が意識不明の重体、2人が大けがをしました。
警察は、経営者の次男で、以前この会社で働いていた溝畑泰秀容疑者(45)の逮捕状を取り、殺人などの疑いで全国に指名手配していました。
警察によりますと、30日午後9時すぎ、建設会社の元従業員から「和歌山市内で自転車に乗った溝畑容疑者を見た」と通報があり、駆けつけた捜査員が溝畑容疑者を見つけて職務質問しようとしたところ、パトカーに向けて拳銃を4発発砲し、自転車を乗り捨てて逃走しました。パトカーは窓ガラスが割れましたが、けがをした人はいませんでした。
その後、31日午前1時すぎに溝畑容疑者が近くのアパートの2階の廊下に1人でいるのが見つかり、さらに隣の建物に移動して、拳銃2丁を持って立てこもりました。時折、銃口を自分に向けているということで、捜査員が近くで説得を続けています。