裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え、心の奥底に封じ込めた"殺し屋の魂"を解き放ち、復讐のために独り立ち上がる。
非常にシンプルでわかりやすい。
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伝説の殺し屋ジョン・ウィック役のキアヌ・リーヴスのアクションをひたすら見せたい。
ただそれだけの映画。
なのでストーリーに関しての深みだとか過去だとかそういう余分な要素は最低限に抑えられていて、あとはすべてアクションアクションアクション。
これが普通の映画であれば死んでしまった奥さんのエピソードをもう少し挟んだり、あるいはかつての友人との友情エピソードを入れるんだろうけれど、そういうものは大幅に端折って「これだけ見せればわかるだろ?」程度に関係性が提示される。
ほぼ全編が、格闘+ガンアクションなんだけれどもアクションに映画的なタメがなく、格闘の最後を銃で締める辺り面白い。
かのガン=カタ*1は、踊るような動きとバカチョンで撃つ銃撃が目玉だったわけですが、こちらは格闘で相手の頭を固定し超近距離ヘッドショットでとどめを刺すのがメイン。
腕を固め、床に投げ落とし、頭に一撃。
腹に一撃、胸に一撃、最後に頭に一撃。
超ショートレンジの銃撃と最低限の動きが今回のキアヌの目玉。
映画的な見栄シーンは極力抑えられており、淡々と大量に撃ち殺す。
ただ、この映画はリアルを目指しているわけではないので、現実的i考えれば家ごと爆弾で破壊するだのやり方はありそうなものですが。
ジョンウィックの続編も決まっており、その訓練の様子を見てもまた新しいガンアクションが見れそうな予感を感じる。
*1:クリスチャン・ベール主演「リベリオン」に登場する銃と格闘技を合わせた技