誰かに頼まれごとをしたら。
快く引き受けてくれる人もいるだろう。
そんなとき、意識のズレが無いようにしたい。
意識のズレは悪魔
お互いの意識がズレていると、もめ事のキッカケになってしまう。
申し訳なくお願いした人、良い気分で引き受けてくれた人。
双方が嫌な想いになってしまうのは、もったいない。
突然現れた悪魔のように、二人の関係を悪くしてしまう。
育ってきた環境が違うから、意識のズレは否めないけど。
それをお互いに修正して、早いうちに合意して握手ができること、それが大事なのだ。
具体例をあげてみる。
例えば皿洗い
奥さんに頼まれて皿洗いをした。
「皿洗い」って、どこまでが「皿洗い」なのだろうか。
- お皿を洗う
- 上に加えて、まな板、包丁、フライパンなども洗う
- 上に加えて、コップなども洗う
- 上に加えて、三角コーナーのゴミ取りもする
- 上に加えて、シンクもササッと洗う。
- 洗い終わって食器カゴにあるそれを片付ける
などなど、どこまでが皿洗いなのか、決めておかないと認識の違いで揉めてしまう。
例えば洗濯
それが洗濯だとどうだろうか。
- 洗濯機のスイッチを操作するところまで
- 脱水した洗濯物を洗濯機から取り出すまで
- 洗濯物をハンガーにかけて干すまで
- 洗濯物を取り入れるまで
- 洗濯物をたたむまで
- 洗濯物をタンスにしまうまで
こうやって書くと屁理屈のようだが、そういった細かいところの認識にズレがあることは否めない。
仕事においても
言われたことを100%としてやるだけでは、評価されづらい。
3歩先のことを想像しながら、目の前のことをやる。
資料のコピーを頼まれたとき、
- いつ
- 誰が
- どこで
- どうやって
- なんのために
使うのか、そういった明確なモノがないと、言われたままのことしかできなくなる。
これからの会議で使う資料であればスピード重視だろう。
また、重要なプレゼンであれば、見た目のクオリティも重視される。
相手の基準を知っておくこと
相手のことを考えて、相手の基準を知っておくこと。
そうすることで、争いは避けられる。
善意でやったことを責められるのは、本当に気分がよくないことだ。
ただ、相手にしてみれば、中途半端に見えるソレを腹立たしく思うだろう。
だからこそ、相手の基準を知り、ゴールを摺り合わせておく。
そうすることで、お互いが不快な思いをしなくてもよい。
そういった気持ちを自分目線で考え直すことも必要だが、最後に大事なのは相手目線。
相手がどういった気持ちでいるのか、しっかりと考えてみる必要がある。
それがうまくいったときには、争いも嫌みもなくなり、たくさん「ありがとう」がもらえるのだ。