2011-08-31 00:00:00

第一回 PRコンサルタント 大上敦史氏(その1)

テーマ:スペシャル対談@カフェ
こんにちは。コンサルタントの池松です。
今回は、ファッション業界のPRコンサルタントとして大活躍中の、
エーバルーンとのお付き合いも長い、大上敦史氏がゲストです。

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場所は、表参道駅から少し歩いたところ、
ゆったりした空間が外国人にも人気の高い「ラスチカス」。
ペリエを使った、ノンアルコール・モヒートとともに。

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* * * * * 

池松 大上くんは、海外留学した後、
ディーゼル、ドルチェ&ガッバーナ、ヴェルサーチを経て独立。
プレスについた経緯は?

大上 もともと、プラダの販売員だったんですよ。オーストラリアで。

池松 そうだったんだ!

大上 ファッションが好きだったのと、雑誌が好きだった。
この2つだけです、理由は。ワーキングホリデーで渡豪したんですけど、
でも英語もできないし、親のスネかじりだし。21歳くらいの頃で。

で、向こうに渡って、初めて貧乏しました。
仕事しなきゃと思って面接に行っても、
ちゃんと就職したことがなかったから、
面接で見抜かれちゃうんですよね、どんなにいいことを言っても。

当時は、まだ日本人観光客が多かったので、
免税店とか、たくさんあったんですけど、
そこでも、ことごとく面接は落ちて。

変な自信があったんです、自分の中に。
なのに、こんなに落ちるってことは、
本当は自分ってダメ人間なの?なんて。

で、本当は1年間の予定でワーホリ行ったんですけど、
3ヶ月でお金がなくなっちゃって、こっそり帰ってきたんですよ。
友だちには、ご祝儀もらったりして、1年後って言ってたのに、
3ヶ月で帰国したなんて恥ずかしいから、実家の逗子の近くにあった
セブンイレブンのお弁当の工場で、アルバイトしてたんです。

池松 えーー、そんなこともしてたの!

大上 深夜働いて。時給もよかったんで。
それでお金貯めて、またオーストラリアに帰るんですけど、
その時はもうオーストラリア自体には興味がなくなっていて。
英語もできないし、仕事も受からないし。
でも家を借りてたから戻ったんですけど。
なので、このお金がなくなったら日本に帰ろうと思ってたんです。

ところが、向こうで出会いがあって、恋に落ちて!
いなきゃいけない理由ができちゃったんですよね。

池松 人生の扉が開いたね。


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大上 その出会った彼というのは、イギリス人のエグゼクティブで、
オーストラリアに赴任したばかりだったから、友達もいなくて。
それで、付き合うようになったんです。

でも、彼のお友だちもみんなエグゼクティブな人たちばかり。
そうすると、英語もできない21歳のアジア人なんて、
ものすごく見下されるんです、どこに行っても。

彼の英語はゆっくりしゃべってくれるからわかっても、
他の人の英語は全然わからない。
キツいなと思って。それで、英語の勉強をしてたんですけど、
仕事もちゃんとしないと、彼と釣り合わないなと思って。
それで就活を始めました。

当時のオーストラリアは、新聞の求人欄が主流だったんですが、
僕は、英語が堪能な日本人の友人に、履歴書を10枚くらい作ってもらって、
それを持ってシドニー中のブランド店に飛び込みで当たっていったんですよ。

池松 聞き流しがちだけど、そんな勇気ある人、意外に少ないよ。

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大上 プラダ、グッチ、エルメス、ヴィトン、フェンディとか、
全~部行ったんですけど、たまたまプラダから電話があって、面接をしたいと。

当時の英語力ってまったくゼロに等しかったので、彼や友だちに、
こういう質問だったらこう返すというシミュレーションをしてもらって、
それを丸暗記して挑んだら、受かっちゃった!

結局、プラダで働くことになって。
やっぱりラグジュアリブランドなんで、
プラダのお洋服着て働けるんですよ。
フィッティングに行って、スーツ2着、そのほか2着、みたいな。
フィッティングでプラダのお洋服をたくさんいただいて、
なんかシンデレラのような気分になっちゃって!(笑)

池松 で、新たなドラマが始まった?

大上 僕は、プラダ・オーストラリアの社長に直接採用してもらったんで、
お店のマネジャーには会ってなかったんですよ。
で、出勤初日が、マネジャーとの初対面で、
英語でワーッと話されて、まったく理解できなくて・・・。

でもとりあえず、イエス、イエスって言ってたら、
ちょっと待てと。あんた本当にわかってんの?と。
それでもイエスって繰り返したら、
じゃあ私が言ったことを全部リピートしなさいと。

当然できないんで、
そしたらあんたみたいな英語力の人間は
フロアに立たせられないから、
あんたは今日からストックルームよ!って。
で、ストックルームに初日から回ったんです。

せっかくプラダで販売できると思ってたのに
ストックルームなんてと思ったんですが、
当時のストックルームはまだ新しくとても綺麗なお部屋だったんです。
でも中に入ったら、ぐっしゃぐしゃ。
バッグは箱から飛び出てるし、靴は脱いだまま散らばってて。
なので、まずは片付けから始めようと思って・・・。

池松 (笑)。さすが、大上くんらしい!

大上 僕はA型なんで、一日かけてすごい綺麗に整頓したんですよ。
でもオージーって、そのストックルームに
みんなサボリにくるんですよね。
で、突然ストックルームがどんどん綺麗になっていくから、
え?何が起こったんだ?ってことになって(笑)。
それで、初日からみんなが一目置いてくれるようになって、
仲良くなっていったんですけど。

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池松 その後、フロア・デビューはできたの?

大上 一週間くらいたってから、やっぱりフロアに出たいなと思って、
それを同僚の子に話したら、じゃあ英語でこういえば?って教えてくれたのが
「僕の英語力はつたないけれども、日本人のお客さんはたくさん来るから、
その人たちに対する接客には自信がある。だから試してほしい」。

当時、今から13年くらい前で、
プラダのリュックが流行っていたころ。
日本人にもとても人気があったのと、
オーストラリアでブランドものを買う人たちは、
地元のお金持ちか、日本人か、ゲイだけ。

で、試しにフロアに出してもらったんですよ。
日本人のお客さんにどんどん積極的に接客していって、
その週の売上が一気に25人中ナンバー3になったんです。

それで、もう出てもいいよってことで
正式にフロアに出してもらったんですけど。
だけどやっぱり日本人のお客様ばかりについてました。
たまにオージーとかにつかなきゃならない時は
やっぱり怖いんですよね。

こういったブランド商品の値段が他と比べて高いのは、
一流のサービス料も含まれているからだと言われるんですが、
そのサービスを、自分は生むことが出来ない。

だから、毎日ポケットにメモ帳を入れて、
こういう時はなんていうの?って、同僚に聞いてはメモして、
それで英語覚えていったんです。

池松 やっぱり好きって気持ちと、情熱だよね。

大上 でも、当時、日本から来たワーホリの人たちは、
日本食レストランで働いている人が大多数。

そんな中、自分はプラダで働いて
時給も他の仕事より高くて、
彼とは、いつも一緒に高級レストラン行ったり、
煌びやかなパーティ行ったり。
気がつくと、結局それに溺れてしまってたんですね。

池松 見えてないものがあったんだ。

大上 22歳の時に、付き合ってる彼から、
「君ってアンビシャス(向上心)がないね」って言われたんです。
え?アンビシャスってどういう意味?って。
その意味さえわからなくって・・・。

でも、その時は、向上心がないっていわれて、ぶち切れちゃったんです。
何言ってるの? こんなに苦労してここまで来たのに!って。
そしたら彼は、たかが店員じゃないかって。
そこがゴールじゃないでしょって言われて。

ああ、確かに。向上心が無くちゃ、ダメかもしれないって。
自分の人生の中で、初めてそれを意識した瞬間だったんです。

* * * * * 



なんて濃い21歳のスタート!

オーストラリアに滞在して(一度はこっそり帰国したりして笑)、
でも、さまざまな人との出会いがあって。
大上くんの「絶対したい!なりたい!」が
未来の出来事を、彼の願い通りに引き寄せているような気がします。

さて、気になる(その2)では、プラダを半分首になった!? 彼との別れ!?
などなど、さらにオーストラリアでの大展開が炸裂します!

(文責:堀田律子)




取材協力店DATA
ラスチカス
天井の高いインターナショナルな雰囲気の店内で。天気がいい日はテラスも気持ちいい。
「ここのナチョスは、東京でも1、2を争う本物のメキシカンテイスト。モヒートとともにぜひ!」(クリス)
住所:東京都渋谷区神宮前5-47-6
TEL:03-3407-6865
最寄り駅:表参道から徒歩7分。
URL:http://www.vision.co.jp/aoyama/index.html


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