大学では金融とは全く異なる分野を学んでいましたが、専攻分野の就職先はほとんどが応募資格に修士課程卒業が必要でした。このまま進学するか、違う分野に就職するかを考えた時に、社会人への憧れが強かった私は就職の道を選択しました。様々な企業を回りましたが、その中でもシティは面接官や社員が親身になって学生の話に耳を傾け、学生一人ひとりをしっかりと見てくれているという印象を受け、社員を大事に育ててくれる会社だと感じました。“外資系企業でありながらも日本の銀行”その言葉通り両者がうまく融合している会社の雰囲気と、お会いした魅力ある社員の方々と一緒に働きたいという思いがシティを選んだ一番の理由です。
入社時の全体研修では、社会人としての常識や金融知識などを様々な部署に配属される同期と一緒に学びました。法人部門研修では各部署で行っている業務内容の説明を受けたり、日本企業の海外拠点のお客様をサポートするジャパンデスク担当者の話を聞いたりしました。このような機会を通して、シティの展開する海外ネットワークの広さや金融商品の奥深さを実感しました。国際業務部に本配属後は、日銀当預決済業務やインターバンク取引業務を担当し、現在は外国為替業務を行っています。
入社から約4年間は、日本銀行当座預金口座の決済業務を行っていました。業務内容は主に、お客様および各部署より依頼された取引が滞りなく実行されているかのモニタリングや、日銀当預口座の入出金処理、その日の最終残高の報告です。また、シティの海外支店や他金融機関との取引が円滑に進むよう、取引内容の確認・決済が正しく行われているかの確認なども行いました。現在は、外国為替を取り扱うチームに異動し、口座の開設や変更があった場合のメンテナンス、海外や日本のお客様へ決済確認書の送付を担当しています。何百億円・何千億円という多額の資金を動かす処理もあるので、処理に間違いがないよう細心の注意を持って業務に取り組んでいます。
入社3年目でシステム移行のプロジェクトに参加しました。通常業務では見えにくいシステムのロジックを知ることができ、また、テスト環境で普段は担当していない作業を行うこともでき、より一層、業務に対する理解が深まりました。新システムであったため最初は理解が難しく疑問点も多々ありました。しかし、プロジェクトが完了する頃には、新システムが自分の知識として身に付いている事に気が付き、大きな達成感を覚えました。その後の業務でも、このプロジェクトでの経験が生かされている事を実感することができています。
短期的な目標は、新しく配属されたチームの業務知識を深めること、また、今まで培ってきた経験や新しい視点を生かして業務を効率化することです。金融業界は常に変化があり、それに伴い銀行もプロセスやシステムを変更するなどの変化が求められます。様々な変化にも柔軟に対応できるよう、自分に足りない知識や経験を補うことを常に心掛けていきたいです。長期的には、様々な金融商品を取り扱って幅広い知識を身につけていきたいと思っています。
企業説明会などその会社で働く人と直接話す機会は、会社の雰囲気や社風を感じることができる貴重な機会です。就職活動を進めるうえで生じる様々な疑問や不安を一つ一つ確実に解決して、自分に合った会社選びをしてください。新卒入社というのは一度しか経験できません。その貴重な瞬間に後悔のないよう、内定をゴールだと思わず、その先を見据えた就職活動を行ってください。また、学生生活での様々な経験が社会に出た時に役立つことが多くありますので、今の学生生活を思い切り楽しんで頂きたいです。
出社してからまずメールをチェックし、変更依頼を受領しているお客様の設定変更、当日発生する外貨取引の連絡を行います。10時頃に当日の為替レートをシステムへ入力し、お客様と翌営業日発生する決済について確認を行います。午後は口座開設の設定や満期確認が必要な取引のレポート作成を行います。夕方にシステムに入力されているデータが正しいかやシステムが当日終了できる状態にあるかの最終チェックをしてから退社します。ただ日々のルーティン業務をこなすだけでなく、日々様々な問い合わせやリクエストに対応することも多く、積極性や柔軟な対応が求められます。
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