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【プロ野球】

タカ悪夢… 1イニング5失点&内川負傷

2016年8月29日 紙面から

ソフトバンク−ロッテ デスパイネ(右)と激しく交錯する内川=ヤフオクドームで(三笘真理子撮影)

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◇ロッテ7−5ソフトバンク

 ロッテが逆転勝ちし、連敗を5で止めた。2点を追う8回に敵失で1点を返し、鈴木が同点適時打。なおも1死一、三塁から代打井口の犠飛、田村の三塁打などでこの回一挙5点を奪った。ソフトバンクはスアレス、五十嵐ら救援陣が崩れた。

     ◇

 悪い夢を見ているようだった。ソフトバンクが2点リードの8回1死一、二塁。スアレスがデスパイネに許した遊撃内野安打で、今宮が一塁に悪送球。内川とデスパイネが交錯する間に1点差に迫られた。スアレスに代わった森福、五十嵐も踏ん張れず、この回だけで5点を失った。左脚を痛めた内川はそのまま試合を退いた。

 スアレスが角中に与えたストレートの四球。ここから逆転劇が展開された。「2日空いているし、コンディショニングではないと思う。精神的なもんっていうか、不安なところもあるのかもしれない。前のこともあってね」。工藤監督の言葉が重い。

 スアレスは25日の楽天戦でも3点を失って負け投手になり、チームは約4カ月守った首位から転落した。その前回登板に続く今季5敗目だ。「体の調子は全く問題ない。自分が打たれただけ」としか言いようがない。

 3連勝は目の前にあった。先発岩崎が初回に角中に先制2ランを浴びたが、3回に江川の3号ソロから打線がつながり、3点を奪って逆転。5回に長谷川の適時打でリードを広げた。一方、継投では森、スアレス、サファテとつなぐ必勝態勢をイメージできていただけに、ダメージは大きい。

 工藤ホークスになって初の月間負け越しが決定。サファテは復帰したが、左脚を強打して首などを痛めた内川の状態は予断を許さない。日本ハムと厘差のしのぎ合いが続く中、再び重苦しい雰囲気がチームを覆った。 (久保安秀)

 

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