トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

広島連勝ストップも粘り見せた 巨人敗れマジックは13

2016年8月29日 紙面から

9回表、2ランを放った丸(左)とグータッチを交わす菊池=ナゴヤドームで(高部洋祐撮影)

写真

◇中日7−5広島

 中日が連敗を4で止めた。0−1の6回に森野の2点適時打、堂上の満塁本塁打などで7点を奪った。7イニング1/3を2失点の大野が7勝目。広島はヘーゲンズが6回につかまり、ピンチで救援した薮田が一発を許した。連勝は4でストップ。

     ◇

 敵地スタンドに詰めかけた鯉党を、ただでは帰らせない。73勝のうち39勝が逆転勝利。粘りの広島はこの日もらしさ全開だった。5点を追う9回、丸の17号2ランなどで3点を奪い、一発出れば同点の場面まで攻め立てた。

 9回は菊池が2ストライクと追い込まれながら四球で出塁。続く丸は田島の失投を見逃さず右翼席に突き刺した。「しっかりと振り切ることができた」。流れに乗った堂林が左前打。鈴木とエルドレッドは連続三振に倒れたが、梵の代打・西川が右前打でつないだ。田島の暴投で1点を加え、2点差に。最後は会沢が空振り三振に倒れ、連勝が4でストップ。それでも、負けてなお強し−。石井打撃コーチは「精神的、肉体的にも疲れがたまってくる時期だけど、野手陣は頑張っている。継続していってほしい」と、しぶとく攻めた攻撃陣をたたえた。

 23日から始まった敵地での6連戦。2位・巨人に初戦こそサヨナラ負けを喫したが、翌日の24日は逆転勝利で優勝マジック「20」を点灯させた。巨人、中日を相手にビジター6連戦は4勝2敗。そのうち3勝が逆転勝利だ。試合が終わるまで集中力を持続させ、決して諦めない。その積み重ねが、悲願の優勝を現実のものにしようとしている。

 30日からはマツダスタジアムでDeNA戦。緒方監督は「また地元に帰って、しっかりと戦いたい」と前を見据えた。ナイターで2位巨人がDeNAに敗れたため、マジックは1つ減って「13」に。粘ったご褒美か、ゴールテープはまた少し近づいた。

 

この記事を印刷する

PR情報

閉じる
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日スポーツ購読案内 東京中日スポーツ購読案内 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ